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季節がすぎた桜の木は切りますか?

どうも、リキッドです。
毎日、テレビからはいろんなニュースが流れてきますね。僕の感覚ですが、80%ぐらいは悪いニュースのように感じます。やはり、悪いニュースのほうが、視聴率を考えると、高くなるからでしょうか?それとも、啓発のためでしょうか。。。

今年の夏はオリンピックの年です。そう言われるとびっくりしますね?もう、リオデジャネイロオリンピックなんですね。。。まだまだ先だと思っていました。
オリンピックイヤーということは、その代表選考会が、各種目で繰り広げられています。今、行われているリオデジャネイロオリンピックの出場権をかけた、熱い戦いの一つが水泳だと感じます。
今日、夜のニュースで見たのですが、北島康介選手、残念でした。そしてお疲れさまでした。僕も、小学校1年生から6年生まで、家の近くのスイミングスクールに水泳を習いに行っていました。小学6年生の時には平泳ぎで、市の大会で3位入賞。県大会に出場したこともあります。僕は水泳の種目の中で平泳ぎが一番好きですね。

スポーツの世界は勝負の世界です。それは、勝ちがあれば、負けもあるというシビアな世界です。負けたものは去らなければなりません。それを現実というのでしょうか。スポーツの世界は現実を正面から突き付けられる厳しい世界ですね。
これまで、どんなスポーツを見ても、一人の選手がずっと勝ち続けるということはあり得ませんでした。必ずどこかで終わる時が来るんです。もっと言うと、そのスポーツを始めてから一度も負けたことがないということはあり得ないでしょう。スポーツは「始まりがあれば、必ず終わりが来る」そういう世界なのかもしれません。

北島康介選手は、水泳界のレジェンドです。当時、他の水泳選手はもちろんのこと、日本中の人々に感動と、力を与えてくれたと思っています。外国の強豪を突き放して、優勝する姿は日本中に勇気を与えてくれたと信じています。そんな水泳界のレジェンドが、リオデジャネイロオリンピックの出場権をかけた今大会で、惜しくも出場枠を逃しました。これは、「水泳」という競技のなかで、一つの歴史が幕を閉じたんだと、僕は感じました。
現に、北島選手がレースを終えたあと、自分が戦ってきたプールに一礼して去っていく姿は、何とも言えない"せつなさ"がありました。
レース後のインタビューを見ても、引退という二文字を意識した内容だったと感じます。北島選手がスター選手だっただけに、去り際というのは余計に心打つものがあります。

プロのスポーツ選手にとって、結果がすべてです。すべては「他の誰よりも強くあること」を目標に日々練習をしています。そして、それを見ている観客たちも、よりいい結果を求めて見ているんです。プロスポーツの世界は特に結果が求められるし、求める世界ですね。だから、"結果"が出せないとわかったときは、自らの意思で去るしかありません。
自らの意志で戦い、自らの意志で去っていく。この姿に、それを見る人は感動するのではないでしょうか。

ところで、皆さんにとってヒーロっていますか?そう、北島選手のようなヒーローです。ヒーローというのは、結果を通り越して、その人が積み上げたきた歴史の偉大さとか、人間性が問われるのではないかと考えます。

僕は、桜庭和志選手です。(まだ、引退はされていません!)
ここでは、知らない方のほうが多いかもしれませんね。桜庭選手は現在も現役でプロ格闘技の世界で戦っています。一昔前には、フジテレビで「プライド」という総合格闘技イベントが放送されていました。今はもうありませんけどね。桜庭選手はプライドの常連選手であり、なみいる強豪を、テクニックで封じ込め勝っていく姿に、当時の僕は勇気をもらいました。
もし、ご興味がある方は「桜庭vsホイラー・グレイシー」あたりをご覧くださいませ。

そんな桜庭選手ですが、去年の年末に行われた、総合格闘技の試合で、青木真也という、現在の総合格闘技を引っ張っているエースとの試合に敗れました。それも、はっきり実力差がわかる結果でした。
僕はそれを見て、「あぁ、時代が一つ終わったなぁ」と感じたのでした。
それは、悪い意味ではなく、桜庭選手が今まで積み上げたきた歴史の偉大さをを物語ることでもあります。つまり、桜庭選手は時代を作った人なんです。

時代は流れていきます。どんなに止めようとしても逆らえません。
しかし考えてみると「時代が終わったな感」は時代を作った人にだけが与えられる称号ではないでしょうか?

その人が、一線から退いたときにある「時代が終わった感
これは時代を築いた人にだけ与えられる勲章ではないでしょうか。
僕は桜庭和志選手を今でも尊敬しております。そして、また、リングの上で戦ってほしいと願っています。

それと、もう一人、僕のヒーローっているんですね。

それは、僕の父親です。

僕は父親のことを誰よりも尊敬しております。自分に子供ができてから特にそう思うようになりました。
毎日をシビアに戦っているのは、何もオリンピック選手だけではありません。僕の父親も、僕たち家族を守るために必死に社会というリングで戦ってくれたんだと思います。
そりゃ、下げたくない頭を下げたこともあるでしょう。
笑いたくないのに笑わなければならないこともあったでしょう。

すべては、家族の幸せのために。

これまで、どんな思いで、毎日を戦ってきたのか。
それが、自分も父親になってからわかる気がしてきました。

しかし、僕はまだまだこれから、予想もしない出来事に遭遇するでしょう。
すごくピンチになるかもしれません。

しかし、僕は、大丈夫、乗り越えられる!
そう信じています。

僕の父親だって、いろんなピンチを乗り越えてきたはずだから。

父は僕に道筋を示してくれました。だから、今度は僕がそれを受け継いでいく番です。与えられたものを、ちゃんと受け継いで伝えていく。
そうやって、時代って流れていくんですよね?

ところでみなさん、今年は花見は行きましたか?
早いもので、桜は春の訪れを告げてすぐ散っていきます。

桜はきれいですが、散った桜には、もう価値がないのでしょうか?
そんなことはないはずです。
だって、季節は過ぎ去っても、あなたの心の中にはまだあるはずでしょ?

あなたの大切な人が示してくれた
大切な桜の花の蕾(つぼみ)がね。。。

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