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もしかしたら、その弱音や愚痴は誰かの心を救うかもしれない。と思った話。

どうも、リキッドです。
僕の妻ってね、弱音や愚痴を口に出して言うことが多いんです。
例えば、「頭が痛い」のは日常茶飯事で
毎年の弱音流行語大賞にノミネートされています。
その他のノミネート作品が
肩がこった」「目の奥が重い」「しんどい」などです。

本当に口癖のように弱音や愚痴をこぼすんですね。

そして、僕は、あまり弱音や愚痴は言葉にしない方です。
昔、野球部だったからですかね。
辛かったり、苦しかったりしても
それを口に出さないのが美徳だ。
というふうに教育されてきましたから。
だからかもしれませんが、弱音や愚痴を人を見ると
あまりいい気はしないし
特に妻の場合は、日常的に同じ空間にいますから
イラっとすることも多くありました。
ですが、もしかすると

それって僕の心を救ってくれているのかもしれない。

と思ったんです。

今日、たまたまテレビを見たんです。
しかも、途中からみたのですが
「しあわせ食堂」っていう番組名だったと思います。
これはドキュメントで、高齢者のための介護施設の中にある
食堂が舞台のようでした。
その食堂は60代ぐらいのご夫婦が中心になって経営されていて
他にも若いスタッフが3~4人いるようでした。
ご主人が料理を担当し
奥様が従業員の教育や経理など
その他全般業務を請け負っている感じでした。

それでね、その奥様が俗にいう肝っ玉母ちゃんで
ズバズバ、キビキビ、ビシビシ、
自分の思ったことを伝える人だったようです。
ただ、そのストイックな姿勢についていけない従業員もいたようです。

一方で、その奥様はご自身にもストイックだったようで
まったく弱音や愚痴をこぼさなかったみたいですね。
それは、自分が大きな病気を患っているにもかかわらず
それを従業員にも夫にも話すことなく

その奥様はお亡くなりになられました。

本当に病気のことは誰にも、一言も伝えていなかったようです。
旦那さんも周りの従業員も、本当に何が起こったか分からない。
という感じでした。

それで、もし僕がこの旦那さんの立場だったらどう思うか?

これを想像したときにある言葉が浮かんできたんです。

それは

「言ってほしかった。」

っていう言葉です。
もっともっと、いろんなことを言ってほしかったと思います。
自分が辛いとか、不安だとか、そういう、
弱い部分をもっと見せてほしかった!
そんな風に思うと感じたんです。

それを見てから僕のものの見方は少し変わりました。

今までは妻の弱音や愚痴対して
イラっとして、話を聞かないようにいていました。
あからさまに態度に出てしまうこともありました。
話を遮り、違う部屋に行くとか。。。

しかし、これからはちゃんと聴いてあげようと思います。
妻が口にする弱音や愚痴を
やさしさを持って聴いてあげたい
そう思いました。
それは、もしかすると、僕自身の心を救うのかもしれません。
そして、僕もまた、僕自身の弱音や愚痴もちゃんと伝えたいと思いました。

このことってね、

もちろん、他でもない、あなた自身の弱音や愚痴だってそうですよ?

その弱音や愚痴はいつか、きっと、救うはずですよ!

あなたの大切な、あの人の"心"をね。。。

最後までお付き合頂きありがとうございました。

(トップ画像はラベンダーにしました。
 番組の中で亡くなられた奥様がお好きな花だったようです。)

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