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僕は育メンから卒業します。(BGMは”春なのに”)

どうも、リキッドです。
僕はよく自分自身のことを「育メン」という言葉で表現するのですが、これについて思ったことを書いてみようと思います。
育メンとは「育児を積極的に行う男性(メンズ)」のことを略して育メンと呼びます。僕は積極的に育児にかかわる方だと自分でも思っておりますし、子供にかかわることが自分自身とても好きなんですね。ただ、この育メンという言葉ですが、これを名乗るには有る条件が必要なんです。それが育児休暇ですね。僕の中で育児休暇を取った男性って本当の育メンだと思うんです。真の育メンですね。
その頂点にいらっしゃるのがつるの剛士様です。すごいですね!なかなかできないことですし、つるの剛士さんのように有名な方がどんどん育児休暇を取っていただくと、日本でも男性が育児休暇を取りやすくなるかもしれないですよね。

ただ、反対に育児休暇を取ろうとして失敗した例もありますが、、、最近記者会見をお開きになられた、某国会議員のアノ方です。どいうわけか、育児休暇を取ろうとして不倫がばれたようですね。国会議員という立場から育児休暇をとり、生まれてくる長男の面倒を見てやりたい!すごく立派なことです。これが本当に成功していれば、もしかしたら、男性の育児休暇取得が広まっていたかもしれません。
ただ、不倫はダメだ。。。。
生まれてくる長男よりも

あなたの自身の次男の面倒

を先に見たほうがよさそうですね。。。でも、まぁこれで、よかったんじゃないでしょうか?だって、これからは思う存分、長男の面倒を見れるんですから。無期限でね。心置きなく育児を楽しんでくださいませ。

それでですね、僕の会社って育児休暇が取れないんです。就業規則には育児休暇取得に対する要項が入っています。ですが、会社の風潮として前例がないですしとることは難しいと思っています。もちろん、強引にとることはできるのですが、すごく力が必要ですね。なので、僕の気持としてはそこまでしてとらなくてもいいか。という感じなのです。もしも、もう少しだけ気楽にとることができれば、僕は本当に育児休暇を取りたいと思っていました。まぁ、僕が育児休暇を取らなくてもよかったのは、その分妻ががんばってくれたおかげです。ありがとね~。
話がそれましたが、僕は育児休暇をとっていません。なのに、僕は今まで自分のことを育メンだと思っていたんです。これはいかがなものか?と。僕はこれからも自分のことを育メンと呼んでもいいのか?と疑問に思ったんです。

あれは、去年の11月ぐらいのことだったと思います。その日は、妻のパートが休みでした。それで、仕事から帰ると、妻が入れ違いで子供たちを遊ばせに行ったんです。僕が住んでいるコーポの敷地内には子供たちを遊ばせることができるちょっとしたスペースがあります。その日僕が帰宅すると、すでに同じコーポに住む奥様方が子供たちを遊ばせていました。
僕は「ははぁ~ん。嫁のヤツ、子供を遊ばせる名目でママ友たちと俺の愚痴かな?」なんて思っていました。
それで、妻が玄関を出るときにこう言い残して出ていきました「ごめん、まだなにもできてないんや~。今日は鍋やから~。行ってくるね~」
僕は「行ってらっしゃい~」と妻と子供たちを送り出して、さっそく家事に取り掛かりました。
その日僕が行った家事のTODOリストです。
・部屋を片付ける、掃除機をあてる、洗濯物をたたむ、鍋を作る、洗い物をする、風呂を洗う、風呂のお湯を少し熱めの温度で入れておく、妻と子供たちの帰りを待つ。
鍋といっても、スーパーで売られている鍋のもとを使い、そこに野菜やお肉、キノコなどを入れるだけなので簡単なんです。だから、そんなに時間がかからずに家事を終えることができました。そうしていると、お風呂を入れ終わったぐらいでちょうど、妻と子供たちが帰ってきました。
そして、先にご飯を食べることにしたんです。
ご飯を食べながら、妻と話していると、先ほど近所の奥様方とどんな話をしたかを話してくれました。どうやら、話題は"主人"だったようで、それぞれのご主人様についてしゃべくりが続けられていたようです。そんな中、妻がこんなことを言ったんです
「近所の奥さんが(僕に)5,000円払ってもええからウチにも来てほしいって言いよったよ。」
おほめの言葉を頂戴し、有りがたき幸せ!どうやら、ご近所の奥様方は普段から僕がベランダから洗濯物を取り込む姿とか、家の掃除機を充てる音とか、台所にたつ姿のシルエットなどをチェックされており、総合的に評価して5,000円ぐらい出してもいいという評価を頂けたようです。自分で言うのもなんですが、そのご近所の奥様達からべた褒めだったようで、僕としてはそこまで大した事をしていると思っていないので、なんだか照れました。本当にできることをできる範囲でやっているだけです。なにも夕食にビーフストロガノフを作るわけではありませんからね。っていうかそんなもの作れません。
本当に日々、自分にできることをやっているだけなんです。
それで思ったことがありました。それは5,000円もらえるなら僕も行きたい!ってことなんです。これで需要と供給が一致しましたね。言い方を変えると自他ともに認められたってことだと思います。

例えばこれが100円払うから来てほしい!って言われたら「ガキの使いか?」って思うわけです。それが5,000円というある程度しっかりした金額、つまりは価値を僕に見出してくれている!そして、5,000円分のサービスは提供できる自信はあるってことなんです。だって、自分が無理をして家事をやっているわけではなく、できることをできる範囲でやっていて、それの価値を認めてくださっている。当たり前のことを、当たり前にこなす。これって大事ですよね?今のご時世、当たり前がなかなかできない時代ですから。

長々と書いてきましたが、何の話か?というと
僕は「育メン」じゃなくて「兼業主夫」じゃないか?って思った話なんです。
僕は育児休暇は取れないですが、育児を含めた家事全般を、自分ができる範囲でやって、その価値を自他ともに認められているからです。
それは、自分自身でも積極的に家事、育児に参加すると思っていますし、妻からも、ご近所の奥様達からも5,000円分ぐらいの価値評価は頂けています。
だから、これからは僕は「育メン」という育児の枠をはずし
もう少し広いニュアンスの「家メン(家族に関する様々な業務を責任もってこなす男)」と名乗りたいと思います。

なんのこっちゃ。

抹茶に紅茶。

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