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映画「君たちはどう生きるか」は青詐欺体験の新しいアトラクションである


最初に言っておくべきことは、「君たちはどう生きるか」は吉野源三郎の同名小説とはほとんど関連性を持っていないということだ。この事実を知って映画館を出た時、私たちは騙されたような気持ちになった。小説の原作を尊重することを期待していた人々にとって、これはまさに青詐欺の体験とも言えるだろう。

そして、この映画のポスターに描かれている青鷺。これはまるで映画の詐欺的な性質を暗示しているかのようにも見える。それはまるで、「ここには予想外のものが待っているよ」と映画自身が宣言しているかのようだ。

映画を見た感想として、私は宮崎駿が何を伝えたかったのかを理解しようと試みた。それは私たち自身がどう生きるべきか、そして何が本当に大切なのかというメッセージのように思えた。これは映画のクライマックスで描かれたスタジオジブリと宮崎駿の象徴的なイメージにも繋がっている。

そして、視聴者それぞれがこの映画を通じて体験する感情は、彼らが映画の中でどのキャラクターになるかを決定するのではないだろうか。それはまるで、我々自身が映画の一部であるかのような錯覚を覚えさせる。

今後は、DVDが発売されてからしばらく経った時点で、この映画のメッセージについて答え合わせをしてみてはどうだろうか。それがスタジオジブリの今後の方向性を決定する一助になるかもしれない。

この映画は多くの問題を提起している。それは我々視聴者に対する挑戦状であり、あえて違和感を残すことで我々の心を揺さぶる。これは宮崎駿の終活作品であると同時に、視聴者に対する最後の問いかけではないだろううか?

また、TBSドラマ「クロサギ」では
白詐欺、黒詐欺、赤詐欺がいると言っていたが青詐欺は言ってなかったと思う、宮崎駿は青詐欺の存在を伝え
バトンを渡す相手を探してるのではと思いました。

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