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私にとっての「イドラ ファンタシースターサーガ」

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『イドラ ファンタシースターサーガ』プレイヤーズサイト

 ドーモ、lirukです。イドラがサービス終了寸前ということで、少し語りたい気分になりました。
 プレイヤーとしては、サービス初期からゆるゆる最後まで来ちゃった層です。戦力に関しては、旅団バトルにおいてシーズン青盾(11-50位)安定団の中堅下位程度……を自称しています。アリーナは真面目に組まずに2000位行くか行かないか、といったところでした。

 ジャブ代わりに、サービス開始当初こんな記事を書いたことを思い出しておきます。

 サービス開始当初は土属性の全体攻撃エレメンタルブラスト(EB)持ちがおらず、シェンクはとにかく入手性が良かったので暫定で鍛える方がいらっしゃいましたね。
 ……実際の所、メッサーラという上位のキャラクターが来てからは、パーティから抜けてしまいましたけども。

 別の話をしてみましょう。イドラの魅力は、確かにキャラクターやストーリーが主ではあります。ただ、一定以上やり込んだプレイヤーの関心事は、主に旅団バトルにあったと考えます。

 旅団バトルのシステムは団対団バトル。そして、プレイヤー対AI戦。
 これだけ見ると何ということはないですが、このシステムのえげつなさは、AI側の編成をプレイヤーが直接組めることにありました。

 旅団バトル実装当初猛威を奮った編成に、「サイサーシャ」というテンプレートがありました。これは、入手の容易かったバルナバス(サイ人間)を盾役、サーシャを攻撃デバフ兼支援消去役とした編成であり、今となっては超最速タイミングの行動で出掛かりを潰すことで問題なく対処できますが、当時は相当に「面倒な」編成でした。
 このゲームの支援消去は、回数制の保護バフや特記がなければ支援を全部消します。さらに言えば、攻撃に掛かる支援が合計でマイナス(デバフ)であれば、与ダメージにそれはもうえげつない下方が入る計算式でした。

 そういう構成を相手団の多くが採用しますし、当然我々も採用しました。サイサーシャが時代遅れになれば、今度は例えばウィンディスEXやヴァネッサなどのスキル遅延(事実上の封印)構成、最遅で支援消去を迂回してのイヘルマ全体痺れ構成、果ては相手に何もさせずにリバースラッシュでぴょんぴょん飛び回る構成など、とにかくいやらしい編成の目白押しでした。超最速早押し強要構成も最後までメジャーでしたかね。
 私の編成は、最終的に皇帝ローザの支援に支援保護の蓋を3枚重ね、全体カウンターに支援消去を乗せて削る物となっていたはずです。ハマったときは1回の対戦で20キャラクターくらい倒せて脳汁出ました。ただ、初手で超最速以上の支援付与無効が入ると止まります。
 つまるところ、地獄のような対人戦だったということです。

 そのような旅団バトルの中で、順位において二位以下の団を突き放す独走団が現れました。「名を冠する者たち」団です。彼らが旅団バトルの最高ランクであるアルゴノーツに達し、活動を終えた後は「ねるねるねるね」団がその座を得ました。
 恐らく我々の団が相対することはなかったでしょうが、少なくとも客観的に見る分には、彼らはスターでした。たとえ気づかれなくとも、賛辞というか、そのへんのなにかを送りたいところです。

 さて。

 血なまぐさい話はこのあたりにしましょう。キャラクターの話に移ります。

 実際のところ、このSSが生まれたのは旅団バトルが経緯だったりしますが、まあそれは置いておきましょう。

 イドラは、とてもキャラクターが魅力的です。私が書いたように二次創作をできるだけの設定量もあります。
 ところで、キャラクターを掘り下げる手段として、イドラは「列伝」というものを用意しています。そして、列伝の最後では「運命分岐」という、キャラクターの行く先、あるいはそのifを描いたストーリーを閲覧できます。

 ということで、私のおすすめの列伝を置いておきます。
 ネタバレは考慮しません。メインストーリーが終わっていない読者の方は今すぐ公式のYoutubeで追うか、覚悟してください。

皇帝ローザリンデ(カオス)】
 覇王と化したローザリンデの前に、とある男が現れる。
 その男の名は、ジャスパー。
 彼は単身ローザリンデと相対し、刺し違えるべく武器を構える。
 一閃。命は奪われる。
 最後に彼女が想ったもの。それは、最期まで己を正そうとした、ジャスパーへの感謝だった。

 理想のローザ×ジャスパー。誓いが重い。感情も重い。この後メンタルがやられたまま仕事に行った。


【ハロウィンクルーラ(全編)】
 トリック・オア・トリート! なんてこった! お菓子がもうないぞ! そういうことなら相わかった。マジカル☆クルーラはいたずらしちゃおう!  解き放たれるゾンビガスで、クソバカ兵士どもはゾンビに変身! イベントと同じ質量で書かれた、狂言スペクタクルハロウィン列伝!

 冒頭にタイトルがドンと出た時点で何かを察しました。この列伝、本当にイベントのつもりで作ったものなのでは……?
 クルーラちゃん性能もキャラクター性もつよつよなのですき。クソバカくんとのやり取りもすき。

 以上です。

 総合するに、色々あったにせよ、楽しいゲームでした。
 SEGA様、アプシィ様。ゆるイドラも毎週見てました。そして所属旅団である居酒屋「まるもす」の皆様。イドラという「シーン」は心に残るものであり、今後何年経とうが、忘れることはないでしょう。
 ありがとうございました。この記事では、そう締めさせていただきます。

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