リテピ写真:花 光に舞う芍薬(シャクヤク) しとやかな美を輝かせ

画像1 「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」。 この都都逸(どどいつ:江戸時代の定型詩)は、 シャクヤクのように風情があり、ボタンのように華麗で、ユリのように清楚だという女性の美しさを表現するものとして知られています。
画像2 でも、本当は元々は婦人の生薬の使い方を示す言葉で、イラ立つ女性にはシャクヤクの根を、座りぎみの女性にはボタンの根の皮を、フラフラ歩きの女性にはユリの根をが効くという説もあります。
画像3 いずれにしても、シャクヤクは花の宰相、「花相」と呼ばれ、ボタンは「花王」と呼ばれる豪華でエレガントな花は、その高貴な美しさが昔から人々を魅了してきました。ユリの優雅な魅力は言うまでもないでしょう。
画像4 逆光で花びらが太陽の光に透けて、ほのかに光輝くようなシャクヤクは、 スポットライトを浴びて、優雅に踊る高貴な女性の化身のようです。
画像5 花言葉は、ネガティブな要素がなく、シャクヤク全体では「はじらい」「慎ましさ」。ピンクのシャクヤクの花言葉は「はにかみ」。白のシャクヤクの花言葉は「幸せな結婚」。赤のシャクヤクの花言葉は「誠実」。
画像6 シャクヤクは、種類が多く、その形や色など見ていても見飽きません。中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、薬用植物として日本に伝わり、江戸時代から茶の花として観賞用になりました。
画像7 シャクヤクとボタンは、英語では、どちらもピオニー(peony)と呼ばれ、香料として使われています。ピオニーの香りといわれるとシャクヤクかボタンか分からないですね。ひょっとして香りも同じような香りなのでしょうか? すみません、撮影の時、花の香りをかいでいませんでした。
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