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ニートの夏

夏らしい写真がない。

春までは海のすぐ近くに住んでいたので、移住してすぐは、カメラロールが真っ青になるほど、海に興奮して写真を撮りまくっていたのだ。でも、人間は慣れる生き物で、次第に青い写真は減っていった。それでも、毎日コロコロと表情を変える太平洋には、何度も心を晴れやかにしてもらった。

今年の夏は、海が見えない。
夜、布団の中でびゅーびゅー吹く潮風を聴くこともない。


人生で3度目の離職期間。
次の道筋を全く考えずに辞めるのはお決まりだ。(えっへん
そして、露頭に迷うのもお決まり。(えっ

この期間にインプットしてアウトプットして整理してきれいにして磨き上げて日記も書いて
そんな日々を送りたいのはやまやまなのだが、いかんせん身体が動かない。動いてくれない。お医者さんからは「焦ってはダメ」と言われた。違うの先生、焦ってなさすぎて焦っているの、と言えば伝わるのだろうか?



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