シルクホースクラブ募集馬検討会その①(2020年版)

まずは各馬の意見を書き記す前に、今年の募集馬について感じたこと。


カタログが届いてからサッと目を通したときの感想としてこういう事をツイートした。

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そしてそこからがっつり精査した後は手の平くるくる、ガラッと印象が変わってこう。

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一口7万以上は個人ルールで出資は見送るようにしている。当初、価格から選べる馬が多いと思っていたが、実際本気で選ぶとなると写真から良さそうに見える馬は2,3頭。他馬は分かりやすく気にかかるものがあって、そのひっかかりと金額があってないんじゃないか?という疑問がずっと頭にあった。

それらを踏まえ今から関東所属の馬達の感想を書いていきたい。

【関東】

『9.ピラミマの19』

いきなり個人ルールの7万以上を破っているが・・・、まぁラウダシオンの賞金のおかげで少し余裕が出たので許していただきたいw

今回の募集馬の中で1,2を争う好馬体で、深い前胸にボリュームのあるトモ。ゆったりした腹袋に上質そうな筋肉の付き方と申し分なし。身体のバランスや蹄も問題なさそうで、出資するに十分に感じた。

今度は動画を見てみる。

う~ん、少し動きが硬いね。

馬体を見たときの期待が大きすぎたか、あまり推進力を感じない。右後ろ脚の可動域が狭く、ぎこちなさがある。ただし写真で感じた通りの馬体はしており、これからの調教次第で身体が上手く使えるようになれば当然のように勝ち進んでいくであろう一頭である。

あとは一口9万を回収できるほどなのかどうかはゆっくり検討していく。


『11.ツルマルワンピースの19』

ピラミマと同じく個人ルールを破って出資してもいいかな?と思う一頭。

誰もが注目するは素晴らしく発達した前駆のボリュームだろう。ピカピカに光る馬体がそれを際立たせている。このボリューム感は間違いないく全馬の中で一番で、これを見たら一勝上げれるか?なんてことを心配する必要はなくずっと先まで見据えることのできるポテンシャルの持ち主なのは間違いない。

ただしそれと同時にこれも皆さん思っているだろうが、トモが明らかに弱弱しい。

最高の前駆と見比べて非常にアンバランス。

これがどういう結果につながっていくかは分からないが、一口馬主を始めた当初から調教師コメントで「トモが良くなっていけば走る」だの「トモにもうちょっと力が入れば」だのと散々指摘された自分からしたら、トモの弱さというのは致命的でトラウマものなのであるw

そこで動画を見てみた。

トモは鍛えれば何とかなる、というよりは容量そのものが少ないように感じた。後姿の歩く映像を見ても力強さは感じず、脚の軸がブレる様子もみてとれる。

ピラミマ同様に出資に値するか悩ましいところなので、慎重に吟味していきたい。


『18.ルールブリタニアの19』

ネットを見てみると、やっぱり人気だよねwっていう納得の一頭。

この馬も募集馬の中でも屈指の好馬体をしており、それが一口7万ってだけで魅力的です!青鹿毛の毛並みとエピファネイア産駒らしい筋肉質な身体がより一層走りそうに見せる要因で、これと言った欠点も見当たらないように思う。

動画からは覇気が足りない印象があり。スッスッっと歩いていくというよりはのっそのっそという動作で、性格的に穏やかなのだろう。これが競走馬として向いているのか分からないが、どれだけピリッとしていくかが重要だろう。

とはいえ、さすがに性格がどうとか、これから闘争心が芽生えるか?とか考えても仕方がないので素直に評価する。


『13.ルシルクの19』

写真からは分かりやすい良さはなく一見凡庸さを感じた。

上記の3頭のような筋骨隆々な部分はなく、強そうとか走りそうといった感想は持たなかったが良く見てみると非常に馬体のバランスが良いことに気づいた。

ゆったりとした胴のフォルムに、長い脚、首も詰まり過ぎず長すぎずで自然体という表現がぴったりなんじゃないかな?

個人的には筋骨隆々のスプリントからマイルを活躍しそうな馬が好きなのでタイプとは外れてしまうが、価格的にはチャレンジしても良さそうな一頭。

動画を見たイメージとしてはタフなレースよりゆったり走って最後ビュッと切れる脚を使うレースで活躍しそう。東京や新潟といった長い直線があるコースが得意で、2勝クラスまでならいけそうかな。

スケール感は乏しく、わかりやすい武器があるわけではないので大きい舞台を狙う方には向かないかもしれないが、価格に見合った活躍はしてくれそうで、置きに行くチョイスならアリだと思う。

個人的には回収率100%を超えてなお一生懸命走ってくれるような堅実な馬こそ最高だと思っているので、候補になりうる一頭として紹介した。


『39.ジャポニカーラの19』

こちらはお買い得感がありそうな馬で、出資しやすい価格帯の中で選ぶならと比較していった結果ジャポニカーラが一番よく見えた。

写真からは細目に写るが、前駆はしっかりと筋肉が付いてるし後躯は半膜様筋が浮かんでいて、いい意味でキュッとコンパクトに締まった馬体をしている。

動画を見ても脚気が良く、小気味よいリズムで歩いており運動神経も良さそう。これからの成長次第で十二分に活躍できる馬になると思う。

他馬は明らかに馬体のバランスが悪かったり筋量が少なかったりで、そこが及第点でも歩く姿から安くても見送ったほうがいいかなー?といった内容。



と、精査した結果関東馬からは計5頭の候補馬が見つかった。

ツイート内容の通り、高額馬に関しては投資する金額に対して(個人的に思う)マイナス面が大きすぎるように感じていて中々躊躇してしまうし、比較的安い価格の馬はそもそも走るイメージが湧く馬が少なく選択肢がない、といった感じで割高なのかも?といった印象に変わったのがその理由となりました。

明日は関西編を書きたいと思います。

お暇な方は是非ご覧ください。

またこの馬はどう思いますか?といった意見交換もありましたら気軽にコメントしてくださればと思いますm(__)m


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