なんとか台

いつものように赤羽橋から散歩を始める。ロードバイクはもう帰ってこない。いつもいつも平坦なので十番の方に向かってしまうが、今日は登ろうと誓って東京タワーに近付いていくことにした。いわゆる飯倉の交差点へと。意外と徒歩だとそれほどキツくないんだなと登りきり、全国に無数にある定食屋で朝ごはん。たまに食べたくなるソーセージエッグ定食。新卒で働き出したとき毎日のように食べていたので、なんだか懐かしくなる。私の流儀はソーセージを味噌汁にダイブさせてから、サラダを一口で食べること。まぁどうでもいい。
さて、再び歩き出しすぐに裏道に入った。すると、とんでもなく立派な建物が目に入った。どうやら御本山のようだ。私は無宗教というか雑宗教の人間で、自分を見失いそうなとき、拠り所がほしいときに宗教は支えてくれるものだと信じているが、一方で自分以外を信用していないという天の邪鬼な性格なのであれこれ言うつもりは全くない。ただ言えるのは威風堂々たる佇まいに圧倒され、そういえばコンビニでコーヒー買おうと思ってたんだったと思い出したのだった。そこから坂を登る。雁木坂というそうだ。急な階段になっている。港区はいちいち坂に標識を立て、解説してくれる有り難いところだ。住所は麻布台となっていた。続きは明日の朝書くことにしよう。少しだけセンチメンタルになる展開だから。

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