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【上京日記】引っ越して1週間、私の変化

東京に引っ越してきて、昨日で1週間が経った。昨日までは両親がいて、一人暮らしとはいえ実家に近い雰囲気だったけれど、今日からはほんとうに一人、正真正銘の一人暮らしである。
引っ越して1週間経って感じたこと、一人で過ごした1日のことを書いていく。

2/29 3日目

日付を打ち込んで、今日が4年に1回しかない日だと気付く。昨日母から「貰ったけど使う?」とくれたお店のポイントカードに「2/29」と小さな2つのハートが書いてあるのを見てうれしくなる。福岡に旅行に行くので、そこに住む友達と大阪にいる友達へのお土産を買ったお店。次は自分へのご褒美として買いに行けたら。

最寄り駅の周辺にあるお店で大概のものが揃うということに新鮮さを感じる。買い物に行くには車や電車が必須の地元が、やはり田舎であることを間接的に実感した。

本屋さんで雑誌を2冊買った。実家から持ってきた本で読みたいものがあるけど、今は自分の生活で若干いっぱいいっぱいなのもあって、がっつり文芸書というよりもさらっと文字を追いたい気持ち。文字は追いたい。

自分で洗濯をするようになって、以前にも増して天気予報を気にするようになった。勿論これまでも、次の日に着ていく服を考えるために天気を気にすることはしていたけれど、「服装のための天気」よりも「洗濯物のための天気」のほうが事の重大さ度合いは大きい感覚がある。今日みたいに、日中に雨は降らないけど18時から降るという場合、昼過ぎに買い物をしに外に出たら雨が気になり、そわそわした。

これまで住んだことのない場所に住み、洗濯や食器洗いを毎日やるようになって、私の身体に変化が出てきた。
風が強い日はくしゃみが一度出だすとなかなか止まらなくなり、鼻水が出るようになった。今まで吸ったことのない場所の空気に、身体が反応しているのだろう。もしくは花粉だろうか。昨日や一昨日は風が強く、歩いているとショートの髪がぶわっと揺れた。
水や、食器洗いの洗剤で手が荒れ始めた。もともと荒れやすい体質で、最近はそこまでひどくはなかったが、ここへきて指の腹がかさかさである。ハンドクリームの恩恵にあずかる生活になりそうだ。

やること、やりたいことを紙に書き出すことの大切さを痛感している。チェックを入れて1つずつ終わらせていくのが楽しい、良い。

外で歩いているときや電車に乗っているときはヘッドフォンやワイヤレスイヤホンで常に音楽やポッドキャストを聴いていたけれど、引っ越してきてからはしなくなっている。知らない土地の知らない生活音を聴きたいと思うから。どんな音が鳴っていて、どんな声が聞こえて、を耳が拾って喜んでいる。電車に乗っていると知らない駅名と知っている駅名が2:3くらいの割合で混ざっていて、それを聴くのも楽しい。

ぜんぶ知らなくて新しいのは今のうちだけだから、慣れたらこんなことも思わなくなるのだろう。だけど、だからこそ、今の気持ちは今の私しか持てない一点もの。

自分の歩幅で、できるだけ長く、日記を続けられたらと思う。

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