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俺ら似たもん同士

横浜アリーナで開催されたCreepy Nuts ONE MAN TOUR「Case」のツアーファイナルのラスト、湘南乃風とWANIMAそれぞれとのTWO MANが発表されました。
僕はまだCreepyNutsのライブにしか行ったことがなかったので、行ってみたいなぁと何となく思いました。

これ以降も複数の対バンが発表されましたが、その中で一際目を引いたのがライブナタリー主催のウルフルズとの対バンでした。

昔、というか今でもなのですが、父親が車でよくかけているCDが主にBon Jovi、THE BRUE HEARTS、嘉門タツオ、ウルフルズでした。
そんなこんなで幼少期から刷り込まれていたというのもあり、YouTubeやSpotifyなどで自分から曲にアクセスできるようになってからは自発的に聴くようになりました。
そうしてようやく歌詞と曲名がリンク付けされていきました。

(全く関係ないですが、高校の部活の友達と金銭トラブルで絶交した後、LINEのBGMを「借金大王」にしていた時期があります。)


マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0を聴き終わり、布団に入り、12時にアラームをセットし、「手頃な定食屋でも探して会場周りを散歩しよう」と思い描きながら眠りにつきました。
黄金の定食でやっていた「野方食堂」が会場最寄りの中野駅から徒歩30分程度にあったので、行けたら良いな〜と思っていました。

起きたら14:30でした。
もはや急いでも意味ないな、ということで雑にシャワーを浴び、ドライヤーをし、食器を洗い、昨日の晩に炊いていたお米をタッパーに入れて冷凍し家を出ました。

会場に着くと16:30でした。
ちゃちゃっと会場の写真を撮り、物販へ行き、タオルとパーカーを購入しました。

白色のパーカーに対して変な偏見を持っていて、着てるとイキってるみたいに思われそうだったので買えずにいました。
少し前に発売されていた星野源さんのUTに「くだらないのなかに」デザインのスウェットパーカーがありました。
仄かなクリーム色で限りなく白に近かったので、とりあえず買ってみました。
「コスメティック田中」さんが動画で結構白パーカーを着ていて、それを見ていて全く違和感がないというのも後押しになり、「Creepyの白の刺繍パーカー買おう」と思っていました。

購入した後、すぐ着替えました。
パーカー買うのを決めていたので、くそ薄着で外出してしまっていたので着ないわけには行きませんでした。
靴以外全身真っ黒だったので、まあ、可も無く不可もなくといったところで。

最近、父親がクラウドで写真を大量に共有してきました。
その写真を懐かしいな〜なんて思いながら見ていたら、急に一人暮らしを始めた頃の写真になりました。
僕が実家を出る時だったのでたくさん写真を撮ってたんだと思うのですが、色味のある服を着てる自分がキモかったです。
からし色とか、濃いめの緑とか、濃いめのネイビーだったんですけど、明らかに変でした。
その中に一枚だけ全身黒の写真があって「これが一番いいじゃん」ってなったので黒の服ばっかり買ってます。

関係ないですね。
グッズを買った後、中野駅前の商店街を徘徊していました。
お惣菜を売ってたり、蕎麦屋や寿司屋があったり、ただ歩いているだけですごく楽しかったです。
コロナがなかったらこういうところに一人旅しに来て、買い食いして、夜に居酒屋行ってみたりして、帰りにコンビニで大量買いして、くつろぎながらラジオ聴いて、深夜の静まった街を散歩してみたり、その土地のスーパーに行ってみたりしてみたかったです。
そんなことを考えながら商店街を徘徊した後、とある寿司屋さんに入りました。
僕が見た限りでは5店舗ほど寿司屋があり、立ち食い寿司が2店舗ほどとカウンターがあるタイプ、格安が売りなタイプ、回らない回転寿司タイプがありました。
大将に直接注文するタイプは僕にはハードルが高かったので、回らない回転寿司に入りました。
決めてはタッチパネル注文です。
100円寿司じゃないお店に一人で行ったのは初めてでした。
「ここで赤身1皿食べるのと、100円寿司で赤身4皿食うのはどっちが幸福度高いんだろう」とか思いながらタッチパネルをぽちぽちしました。
4皿しか食べてないのに余裕で1000円を超える世界に僕はついに足を踏み入れました。
パーカーを買った後だったので安く感じました。

お店を出て会場に向かったのが18:00前ほど。
異様な心配性なのと、自分の席に行くまでに「すいません、通らせてください」って言うのが申し訳なくていつも結構早くに会場に入場してしまいます。
会場に入って席を確認したら、端っこでした。だったらもっと外で散歩していれば良かったです。

僕の左にはウルフルズのファンと思しき母親世代の女性3人組。
その左前には親の一回り上くらいの年齢の夫婦。
そして、僕の前にはCreepyNutsのファンと思しき若いカップル。
ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0の番組イベントに匹敵するくらいの客層の広さでした。

完全に合法的にトんでいた前のカップルの彼女さん。
途中で畳んだ椅子の上に座った左前の夫婦。
手を挙げないまでもノリノリな左の女性3人組。
Creepy Nutsパートの終盤、Bad Orangezの高速手拍子の時、左前の座っていた夫婦も立ち上がって手を叩き、左の女性三人組もついに手を挙げトビ始めました。

全てが素敵でした。

Rさんの「紙様」と「阿婆擦れ」のMCが個人的にすごく好きです。
「いい女」も生で聴いてみたかったです。笑。
ウルフルズの楽曲の中で一番好きな曲なので。

ウルフルズさんパート。
一曲目の「バンザイ〜好きでよかった〜」の最初の会場の盛り上がりは、正直今日イチだったと思います。
これこれ〜。
父親が鬼のようにかけてた曲。
まじで全曲知ってました。
タタカエブリバディも最高でした。

ウルフルズのセットリストを父親に見せたところ、「おぉー良いねぇ。お疲れ様。」とのことでした。

とある日、父親から電話がかかってきました。
「お米は食べきったか?」「ゴミ袋の予備はあるか?」「飯食ってるか?」「コロナ気をつけてね」みたいな電話をしました。
父親の電波朝が悪かったのと車の音がすごかったので、会社帰りだったんだと思います。
バイトがないので、木曜に電話がかかってくることが多いです。
帰り道の話し相手です。正直、実家に住んでた頃よりも父親と喋ってる気もします。
話の流れで「ライブとか見に行く予定あんの?」と聞かれ「CreepyNutsの横アリに行く」という話をした時、「昔、会社終わってから車で横アリまで行ってウルフルズのライブ見に行ったことあるなぁ」みたいなことを言っていました。
なんか、いいですね。
僕にも息子ができたら、こういう話したりするんですかね….。

左のウルフルズファンの女性3人組も、左前のウルフルズファンの夫婦も、ウルフルズパートは一回も座っていませんでした。
これなんですよ、音楽の力って。
早めに会場に入ってスマホをいじっていたのですが、左の女性3人組が過去に行ったライブの話に話を咲かせていました。
当時からお知り合いなのかどうかはわかりませんが、ライブを語れる人がいるのいいですよね。
こういった素敵な関係性に、素直に憧れてしまいます。

ライブが終わり、興奮冷めやらぬ体を無理やり引き連れて野中の街を徘徊しました。
40分くらいでしたけど、楽しかったです。

電車に長時間揺られ、コンビニへ。
結構たくさん買ってお会計が1000円と少し。
これがライブ前に食った寿司4皿と同じ値段なんだと思うとゾッとしました。
もう流石にシラフなので金銭感覚は戻っています。馬鹿じゃないので。

家につき、「23:30からの星野源のおんがくこうろんリアタイするぞ〜」なんて思いながら呑気にテレビをつけると、テレビに源さんとパペットが映っていました。
なぜ俺は23:30からだと勘違いしていたのだろうか。
Twitterで源さんのアカウントを開き告知ツイートを見るとそこには「23:00からは、Eテレ『#星野源のおんがくこうろん』」の文字が。
やらかした。最悪だ。
「はじめしゃちょーのサブチャンネルに上がってる進撃の巨人でも見よ。」
ミカサかわいい〜。

やばい、あと1分で霜降り明星のラジオが始まってしまう。



#245  俺ら似たもん同士

#日記 #エッセイ #CreepyNuts #ウルフルズ

ps.半袖を着ている女性より、腕まくりしてる女性の方が好きだなって思いました。"七部丈"くらいの長さがすごくいいですよね。

ライブナタリー
"Creepy Nuts×ウルフルズ"

【Creepy Nuts】
板の上の魔物
助演男優賞
よふかしのうた
合法的トビ方ノススメ
紙様
犬も食わない
阿婆擦れ
かつて天才だった俺たちへ
Bad Orangez
のびしろ
【ウルフルズ】
バンザイ〜好きでよかった〜
バカサバイバー
借金大王
チークタイム
サムライソウル
笑えれば
タタカエブリバディ
ガッツだぜ!!
ええねん
【アンコール】
大阪ストラット



中野の溜まり場でお二組のサムライソウルを全身で浴びました。

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