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保護猫に感情移入

保護猫活動をされている方の
YouTube動画にハマっています。

常時20頭程のねこちゃんを保護し、
お世話をされている方で、
里親を募集し、
保護猫を迎えたい家族と
家族を探す保護猫の御縁を繋いでいます。

今回わたしが心を打たれたのは、
数年前のクリスマスに墓地で保護された
3匹の仔猫ちゃんのおはなしです。

3匹共、幸い大きな怪我や病気なく
育ち、里親との縁を待っていて、
3匹のうち2匹が募集してスグに譲渡になりました。

たまたま残ってしまった仔は
とても穏やかで、人にも猫にも優しい。
甘え上手で、ごはんを食べている途中でも
人間のお膝にスリスリしに来るような
とっても人懐っこい仔でした。

ねこを飼ったことがない人でも
飼いやすそうな、
家族にするには申し分のない
ねこちゃんのように見えました。

なのに、なかなか里親さんが見つかりません。

保護施設の子達が、
みんないい子だから、
難しいところもあると思います。
実際に触れ合って感じる相性もあるし。

兄弟と別れて、数ヶ月後に
その子にも里親さんが決まりました。

初日こそ、緊張していたものの、
トライアル期間を経て
新しい家族の一員になれたのです。

しかし。
8ヶ月後に、里親さんがやむを得ない事情で
ねこちゃんを手放したいと言い出したのです(;_:)

…捨てられなくて良かった。
保健所に持ち込まれなくて良かった。

ねこちゃんは、8ヶ月ぶりに
保護施設に戻りました。

さすがに8ヶ月もの月日が経ち、
仲間たちのことは忘れてしまい、
しばらくの間、唸ったり、
飲まず食わず…トイレもせず…な状態に。

保護施設の仲間たちは
忘れていなかったのか、?
友好的に、迎え入れていましたが
本人はまた慣れない環境に落ち着かない様子で
とても見ていて苦しかったです。

保護施設を出る前に1番仲良くしていた
ねこちゃんが寄ってきても怯えていました。

ねこからしたら、
何がなんだか分からないまま
コロコロと環境を変えられて
とっても大変だと思います。

慣れた!と思ったら
またいきなり違う場所へ、、、
言葉が分かる人間同士で
事情がわかっていたとしても容易ではありません。

また数ヶ月して、
保護施設での生活に慣れていきました。
思い出したか、ただ、適応したのか、
それは分からないけれど…(/_;)

そして更に数ヶ月が経ち、
新しい里親さんが見つかりました。
無事にその家族と今は安心した
暮らしをしているそうです。

…。゚(゚´Д`゚)゚。

人間でもねこでも。
その人やその子は、何にも
悪いことをしていないのに、
なにも、非はないのに、
むしろ、とても素晴らしいのに、
何故か苦労を強いられる人やねこが居ることを
改めて突き付けられて、凄く胸が痛かったです。

このねこちゃんも、
大寒波の日に、墓地に放り投げられて
彷徨っているところを保護されました。

意味もわからずいきなり墓地に
置いて行かれたと思われます。
水もない、食べ物もない、寒い。

保護されて、保護施設で仲間と出会い
その環境に慣れるまで
怖い思いもしたし、
何度も勇気を出したと思います。

やっと、仲間達と暮らす日常が
当たり前になって、
穏やかで安定した日々を手にしたのに、
兄弟と引き離されたり、
仲間と引き離されたり、
新しい家族と新しい環境に
また馴染むために、沢山苦労をしました。

なのに、里親さんの事情で
また環境を変えることに。
※一概に里親さんを責めている訳ではありません。

また保護施設に戻って
"戻った"という感覚が本人にあるのか、
ないのか、、、分からないけれど、
あの唸ったり、怯える様子からは
"戻った"と言う感じはしませんでしたので
きっと、また適応するために
日々、努力をしたんだと思います…

もうね、そう思ったら
涙、涙です。゚(゚´Д`゚)゚。

この子が何をしたと言うの!?
この子ばっかり、こんなに大変な目にあって…
他の子達と何が違ってこんな苦労を強いられるの?
って、神様に聞きたい気持ちになりました。

世の中には、そういう人や物事って
結構あります。
理不尽でたまらない、って思うことは
日々あるし、実は、自分自身にも
そう思う部分があります(._.)

何故?わたしだけ?
と、悲観することは少なくないです。

今は必死に
わたしはそういう星の下に生まれてしまったから
仕方ないわ、
と思うようにしていますw

じゃなきゃ、気持ちの持って行く場所がないし、
受け止めきれないから。

この保護ねこちゃんに
自分を重ねてしまい、
大号泣(´;ω;`)

やっぱり、世の中には
本人の行いに関係なく
生まれつき苦労を強いられる星の下に
生まれた人や物事…があるのは
事実なんだろうなって思いました(/_;)

わたしは捨てられたことはないし、
ごはんが食べられなかった事もないから
この保護ねこちゃんに自分を重ねるなんて
厚かましいし、一緒にするにはレベルが違うけど
それでも、何故か上手くいかない、
なんか人より試練多い…
みたいなことがあるので
打ちひしがれていましたが
この保護ねこちゃんを見て
なんか勇気付けられました(;_:)

保護主さんが
何度でも幸せになれるチャンスがあるから
大丈夫だよ

ここは実家だからね。
いつでも帰る場所はあるからね、
心配しなくていいんだよ

って言っていて
とにかく涙が止まりませんでした。

どうか、あのねこちゃんが
もう一生苦労しなくていい毎日を
送れていますように…★

人間の人生よりも猫生は短いから
もう苦労は十分だよ、
幸せだけがそこにあればいい。


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