放射線治療①治療前いろいろ
■CTシミュレーターと型取りとマーク付け
初回治療のおよそ1週間前。放射線治療に入る前に、色々と準備があります。
CTシミュレーターという機械で、放射線をあてる位置決めのための撮影をしてもらいました。撮影した画像をもとに、どのように放射線を当てるのかを考えてくださるとのこと。ちなみにこのCTは造影剤なしです。
検査着に着替えて治療台の上に寝そべります。検査着は手術のときのような前開き浴衣タイプ。弾性ストッキングも毎回脱ぐそうです。着脱が大変…!
数人の技師の方々が、私の腰回りから背中に合わせて、なにかシート状のものをペタペタ整形してくれている感覚。身動きできないので見えなかった〜。割とお医者さんは「今から○○しますからね」と声をかけてくれることが多いのですが、今回はあまり説明なく進んでいき、何が何だかあまり分からず(笑)。
そしてシート状のものが固まり、私のでっかい型ができました。ほんとでっかい(笑)。これに毎回はまって照射してもらうことで、位置がズレないようにする感じですね。これどこ置いとくんでしょう、でっかくてホント申し訳ない〜!
また、その型と自分の体が正しく合うように、マジックで体にマークをつけてもらいます。今までペンで体に書かれる経験は無かったので、体側面は特にくすぐったかったです。
さらにマークの上から補強で黒い細いテープを貼ってもらいました。お風呂でゴシゴシ洗うと取れちゃうらしいので気をつけるようにしないといけません。取れたらまた病院に行かねばなりませぬ。とはいえ、お腹や腰、足など数箇所にマークがあるので、1週間死守するの無理じゃないか…?
その後、CT撮影しておしまい!
■速効でシールとれちゃった…
弾性ストッキングのウエストゴム部分が腰のマークにクリティカルヒットする位置で。かつ、弾性ストッキング引き上げる時にかなりの圧で擦れるわけで。
やはり帰宅後に見てみたら、すでにシールが数箇所無くなってました。なんてこった〜。翌日またシール付けてもらいに行きました。とほほ。
■ちなみに起こりうる副作用は
放射線治療自体に痛みや熱さは無いそうですが、副作用はありうるそうで。
◇早期に起こるもの
・倦怠感、食欲不振
・白血球減少
・下痢、腹痛 など
◇数ヶ月〜数年後に起こるもの
・肝機能、腎機能障害(えぇ〜…)
・胃や十二指腸潰瘍(こっわ…)
・浮腫(すでにひどいんですけど)
・腸閉塞(すでになったんですけど) など
抗がん剤治療のとき、ありとあらゆる副作用が出たので、今回も相打ち覚悟という気持ちでいた方が良さそうです。
■食べたいものを食べた
白血球数が減ってると感染症になりやすい、重症化しやすい、ということで抗がん剤治療中は控えていた生魚。放射線治療が始まる前の今しかない!ということで、主治医の先生の了承のもと、8ヶ月ぶりにお寿司やお刺身を1週間だけ解禁しました。焼き魚、煮魚より生魚が好き。美味しく頂きました。
放射線治療は連続して行うことで効果が期待できる、ということで、なんとか感染症にならずにやり通せるよう、気をつけて参りたいと思います。
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