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水産業トップ3

2024年3月期の予想純利益を5年前と比べたところ、電機や食品など半数の16業種で首位が交代する見通しとのこと。

そもそも知らない企業もあったので、少し調べてみることにした。

要約文

この記事では、2024年3月期の予想純利益に基づいて、業種別のトップ企業が過去5年間で大きく変動したことが報告されています。特に、電機、食品を含む16の業種で利益トップの企業が変わる見込みです。この変化は、インフレに対応して価格を上げたり、事業構造の改革を進めた企業が上位に躍り出た結果とされています。たとえば、味の素は値上げに成功し、3期連続で最高益を更新する見込みです。一方、明治ホールディングスは原材料コストの上昇や円安の影響を値上げでカバーできず、利益が減少する見通しです。ソニーグループや日立製作所など、事業構造の改革を進めた企業も利益向上を遂げています。記事は、経営環境の変化に迅速に対応できる企業が成功を収める可能性が高いと指摘しています。

日経記事の図引用

水産業1位、ニッスイ

ニッスイは、健康志向の高まりと水産加工食品の需要増加に応えるため、欧米での生産拡大に約170億円を投資します。2024年度に米国のインディアナ州とフランスのモルビアン県にある工場を新設・増強し、2025年に稼働予定です。これにより、両国での生産能力が約20%向上する見込みです。ニッスイは、この戦略を通じて、水産加工食品を成長事業と位置づけ、将来の需要に対応しています。

水産業2位、マルハニチロ

マルハニチロは、トラックドライバーの残業規制強化による「2024年問題」と新型コロナウイルス禍による冷凍食品の需要増に直面しています。これに対応し、物流費と人件費の高騰を理由に冷凍食品の価格を2024年2月から4回目の値上げを行います。さらに、物流効率化のために冷凍食品の共同配送を検討中です。人手不足と効率的な生産のバランス、食糧安全保障の観点からサプライチェーンの再考も進めており、外食や内食向け加工食品の需要増加に応える方針です。

日経記事の図引用


水産業3位、極洋

極洋は、欧州市場でのビジネス展開を強化するため、トルコの水産物と冷凍食品製造企業を買収し、51%の出資比率で子会社化します。この企業は欧州向けに水産物を原料とする冷凍食品を輸出しており、極洋の海外事業拡大戦略の一環です。買収により、極洋は東南アジアや北米に続き、欧州における事業基盤を強化することになります。

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