見出し画像

早期退職 第13話 退職後の生活-⑧(友人からよく聞かれる質問)

 退職後、よく友人たちから生活は大丈夫か?とかあるいは、いつから働くのかとか?金銭面はどうするのか?という質問をよく受けた。
私は、辞める前に十分計算をして辞めているので、楽ではないがこのまま何とかやっていけるといつも答えている。しかし、何度も何度も同じ質問をしてくる人がいる。
 
 そして、ある時気がついたのは何度も質問をしてくる人たちの多くが二人以上の子供がいる人たちということだった。子供を一人大学まで卒業させるのには、3千万から4千万かかると言われている。彼らはそこにあまり気がついてないのかもしれない。そこでうちは子供が一人なので二人以上いる人たちに比べればそれだけ余力があるので何とかなっていると答えるようにもした。
 
 現に、子供が一人あるいは、いない人たちからはこのような質問はほとんど受けないし、受けたとしても一度説明すれば二度と聞いてこない人が多い。念のため断っておくが、子供が多いのがいいとか悪いとかいう話をしているのではない。もし、子供が二人いたら、金銭的にも会社を辞められなかったと思う。
 
 あと、退職後、これからどうするの?と聞かれることがある。その時に言うのは、「特に今のところ考えていない 少なくとも自分がやりたくないことはやらない このまま何もしないというのも選択肢のひとつ」と答えている。
人より早くリタイアして、好きに生きる。これが自分の描いた人生のゴールの中のひとつでもある。
 
 時間が余るのでは?暇だろう?と聞く人もいる。世の中、自分の好きなこと、嫌なことがあると思う。恐らく半分以上は嫌なことなのではないかと思う。その嫌なことをやらないのだから時間が余るのは当然だと思う。暇が嫌ならばまた働けばいい。嫌な事は周りに山ほどある。

 今のところ、何もしないというのは自分の考えの中では最適解のひとつであると思っている。将来、自分の考えが変われば、その時に検討しようと思っている。人生、人それぞれである。最後くらいは好き勝手に生きたいものだ。ただし、当たり前だが、周りに迷惑はかけない。
 
 最近、自分の周りで早期退職する人が増えてきた。そういう年齢なのかもしれないが、退職後の私の姿を見て早期退職しても、何とかなりそうと思った人もいるのかもしれない。
自分もそうだったように、友人の動向には影響を受けるのだろう。私は、別に友人たちを誘導しているつもりはなく、今の自分の生活をそのまま話しているだけである。
あくまで、最終判断は、個人の責任だと思うのだが責任を感じる時がある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?