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第96回アカデミー賞受賞予想第5弾!(最終)

第96回アカデミー賞受賞予想第5弾!(最終)

現地時間3月10日に迫った第96回アカデミー賞の受賞予想の第5弾。今回は作品賞と監督賞、国際長編作品賞、長編ドキュメンタリー賞です。

作品賞
・オッペンハイマー

【ひとこと】今年のオスカーは「オッペンハイマー」の年となりそうだ。重要な前哨戦を全て押さえて、今年の賞レースのゴールテープを切る。昨年夏の公開からメガヒットを記録し、話題を振りまきまくった「バービー」やアカデミーの老会員に刺さりそうな「ホールドオーバーズ」といった対抗作の受賞の目が消えるほどの圧倒的な強さ。強いていうなら「関心領域」の存在が不気味だが、久しぶりにオスカー総なめの雰囲気を持つ「オッペンハイマー」から作品賞の座を奪えるとは思えない。そう言えば2009年の授賞式から作品賞の候補作が、5枠から10枠まで拡大されたのも、2008年のノーラン作品「ダークナイト」の作品賞候補落選が発端で起きた動きだった。あれから15年が経ち、興行的にも批評的にもハズすことのないシネマの寵児ノーランが頂点に立つときが来たのだ。素晴らしい。

監督賞
・クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」

【ひとこと】「フォロウィング」や「メメント」といったインディーズ映画から羽ばたき、「ダークナイト」シリーズや「インセプション」「インターステラー」といったハリウッド大作で充実の娯楽作を手掛け、唯一無二の存在となったノーランが、伝統的な伝記映画を己の個性で染め上げて批評、興行共に大成功を収めた。アカデミーはノーランわっしょい態勢に入っている。

国際長編作品賞
・関心領域

【ひとこと】フランスは作品選択を間違えました。「関心領域」を本命予想にしているが、心は平山と共にあり。

長編ドキュメンタリー賞
・実録 マリウポリの20日間

【ひとこと】圧倒的本命。

これで予想はおしまい。あとは結果を待つのみ。

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