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補助金活用事例!長野県岡谷市ワーケーション補助金 vol2

※この記事は約4分で読めます。約3000字

xG(クロスジー)メディアは自治体とスタートアップの共創に関する有益な情報をお届けするメディアです。
コンテンツ第2弾として、FromToが補助金を使用して行った経営合宿の内容を紹介します。コンテンツ第1弾では、全国の自治体施策の報告会をnoteにまとめていますので、ぜひご覧ください。

  

読んで欲しい方

・補助金の活用方法を知りたい方
・ワーケーション補助金を使ってみたい方
・補助金活用の成果を知りたい方

コロナによりリモートワークが普及したことで、「ワーク」×「バケーション」を組み合わせた「ワーケーション」が注目されるようになりました。
地方自治体でも関係人口創出のためにワーケーションを積極的に促進するべく、補助金制度を設けています。

本コンテンツでは、自治体と企業のパートナーシップをつくるプラットフォーム47pass(https://lp.47pass.jp/)を展開する株式会社FromToの、補助金活用事例をご紹介します。

本記事は「岡谷市ワーケーション補助金」の申請内容や申請する上での注意点などを紹介します。

vol1では、実際に補助金を使用して行った合宿の内容を紹介しています。
是非ご確認ください。

長野県岡谷市ワーケーション補助金の内容

※2泊3日以上のワーケーションのみ

宿泊費の一部補助
・交通費:補助率1/2(上限1人1回1万円)
・宿泊費:補助率1/2(上限1人1回5千円)
・レンタカー借上:補助率1/2(上限1企業1日)

グッズ特典
・うなぎ券(2,000円/人)
・ポケットWi-Fi無料貸出(台数制限あり)
・eバイク無料貸出(台数制限あり)
・シルキーバス(市内バス)1日フリーパス券
・岡谷市文化施設5館共通入場券

制度案内
岡谷市ワーケーション補助制度案内(PDFファイル:673.3KB)
https://www.city.okaya.lg.jp/material/files/group/22/hojoseido4pdf.pdf
要項
岡谷市ワーケーション等実施支援補助金交付要綱(PDFファイル:141KB)
https://www.city.okaya.lg.jp/material/files/group/22/wa-youkou.pdf

※自治体や、年度ごとに補助内容は異なります。ご自身で確認をお願いします。

補助金活用の手続の手順

申請前・事前準備

以下4点を合宿期限の7日前までに提出。
・岡谷市ワーケーション等実施支援補助金交付申請書
・ワーケーション実施計画書
・交通費の内訳
・社員の在籍証明書

抜粋:「岡谷市ワーケーション等実施支援補助金交付申請書」の記入に必要な情報

・申請者の事業内容
・交通費補助金(利用する公共交通機関と利用区間)
・宿泊費補助金(宿泊する施設名と宿泊期間)
・レンタカー借上げ料補助金(借上げ期間)
・交付を受けようとする助成金の額(交通費補助金、宿泊費補助金レンタカー借上げ料補助金の合計)
・参加者個人情報
・添付書類(所属する事業所等が証明できるもの(社員証の写し)及びワーケーション実施計画書、必要であれば事業所における出張命)
※個人事業主の場合は、事業を営んでいることが証明できるものを添付
して下さい(個人事業開始届、確定申告書の写し等)など

抜粋:「ワーケーション実施計画書」の記入に必要な情報

・主な行き先(施設名)と活動内容
・移動の方法
・宿泊先
など

コメント
補助金申請の手続きでは、市役所との細かいやり取りが必要になることもあります。基本はメールベースですが、不明な点は遠慮せずに電話で問い合わせることができます。

地元の飲食店の営業時間やおすすめの観光場所など、電話で気さくに教えていただきました。申請にかかった合計時間は約3時間ほどです。メールは5往復、電話でのやりとりも5回ほど行いました。

交通費の申請は、メンバーに各自の交通費を算出してもらう必要があるので、早めに情報展開することが必要です。

コテージ予約の手続き

コテージ予約にあたり以下の3点を宿泊予定の「やまびこスケートの森ログコテージ」に提出。

・宿泊者一覧表
・ワクチン接種の有無の一覧表
・身分証明一覧

コメント
信州割SPECIALという観光クーポン活用したため、ワクチン接種者何人いるのか、誰がどのコテージに宿泊するかなどのやり取りが多く発生しました。
また会議室や機材の予約もしたかったため、合宿のスケジュールが決まるまで仮予約や追加予約など、随時電話で対応をしていただきました。
コテージということで、調理器具が備わっていることを前提としていましたが、実際は調理器具が足りないものもあるので、コテージの備品も確認することをおすすめします。

合宿終了後の手続き

領収書
合宿にかかった経費で、補助金に形状するものは領収書の添付が必須です。必ず以下の領収書をもらうようにしてください。

・宿泊費(合宿期間中の宿泊に関する領収書)
・交通費(合宿への移動に関する交通費の領収書、航空券、鉄道券、タクシー領収書など)

コメント
バスや飛行機を使用する場合は、早く予約する方が金額が安くなることもあるので、早め早めにスケジュールを組むと費用を抑えられます。

報告書
ワーケーション等が完了した日から起算して2週間以内に、以下の2点を提出する必要があります。
・岡谷市ワーケーション等実施支援補助金実績報告書
・岡谷市ワーケーション等実施支援補助金請求書

「岡谷市ワーケーション等実施支援補助金実績報告書」の記入に必要な情報。

・補助金対象経費の請求書
・期間、参加者、行程等
・感想・要望・今後の予定等

「岡谷市ワーケーション等実施支援補助金交付申請書」の記入に必要な情報。

・請求金額
・請求者情報(金融機関や、講座種別など)

コメント
事前に提出した「交通費」より報告書の交通費が高くなってしまった場合、差額分は補助対象外となってしまいます。
交通手段のスケジュールは前もって決めておくようにしてください。
報告書の所要時間は約2時間でした。

最終的な補助金額

今回の合宿では概ね20万円ほど費用がかかり、内88,470円が補助金として入金いただきました!
スタートアップの経営合宿にとってはかなり大きい金額感だと思います。

ワーケーション補助金の注意点まとめ

最後に下記のような注意点は事前に把握しておくとよいでしょう。

・補助金の額や申請期限などは事前に確認しましょう。
・支給条件には、仕事の内容や期間、宿泊施設の制限などがあるため要チェック。
・領収書をしっかりもらうなど、メンバーにしてほしいことをしっかりとリストアップしよう。
・わからないことは電話して聴こう。
・費用対効果を活用後に検証しよう。
・必要な書類の提出や審査、申請期間なども設けられているので余裕をもって申請しよう。

まとめ

今回は実際に活用した岡谷市のワーケーション補助金の申請内容・報告内容をご紹介しました。
FromToは今後も、自治体施策を取り扱う会社として、ワーケーション補助金の活用を通して経営合宿を行っていく予定です。スタートアップ企業や中小企業がこれらの補助金を活用して、チームビルディングや人材育成などを行い、成長につなげていくことができればと考えています。

補助金を活用したワーケーション合宿は、企業にとって大きなメリットがあるだけでなく、地域活性化にもつながることから、今後も注目が集まることでしょう。ぜひワーケーション補助金を活用してみてください!

実際にワーケーションで使用できる補助金をまとめたnoteはこちら


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