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カミングアウト

 こんにちは、乙訓野添です。人が減って休日出勤です。勤務中に何書いてるんだって話しですけどね。

 このnoteでは、非モテだった自分が如何に彼女を作る努力をしたか、がテーマなのですが、もう一つには、非モテの癖にSとしてSMがしたい、という欲求を如何に叶えたか、がテーマとなっています。結構、難易度が高いです。

 ところで、自分がSMを知った事は、サドだのマゾだのといった嗜好は、大っぴらに口にするのは憚りがありました。ドSだのドMだの言われ出して、ハードルが大分下がった感がありますが、それでも同好の士以外には、言いにくいところがあります。
 イケメンのモテ男なら、女の方から寄ってくるんでしょうから、その中からMな子を選んで遊ぶという事も出来るでしょうし、生来の天才的サディストなら、マゾの気のある女性を選んで覚醒させるなんて事も出来るのでしょう。
 しかし、こちとら、魔法使いになるほど、女性と接する機会のなかった生粋の非モテです。SMがしたいという以前に、彼女作る事の方が先決です。なので、Mの気質のある子なんて選り好みは出来なかったのです。
 それはともかくとして、彼女が出来ました、そしておずおずと自分の嗜好をカミングアウトします、その時の相手のリアクションは、相手さんの許容範囲によって左右されます。

  • 受け入れてくれる人

  • 拒絶する人

 どちらの場合でも、ノーマルの人なのですが、前者の場合は、痛くなければお相手しますよ、後者の場合は生理的に絶対無理、こういう感じでした。特に後者の場合は、汚物でも見る様な目で拒否されて、それは結構傷つきました。

 しかし、こういう体験は、おそらく自分と同世代の人なら、体験してる人は多いと思います。というのは、今みたいにSMが大っぴらに語られる事もなく、情報も少なく、当然のことながら、お相手がそうした嗜好や気質を持っているかどうかも分かりません。つまり、受け入れてくれるかどうかは、博打みたいな要素だったのです。
 受け入れて貰えた人は、そこから発展があったでしょう。もしかしたら、お相手が目覚めるかもしれないし、そうならなくて飽きてしまうかもしれない。受け入れて貰えなかった人は、自分の嗜好を封殺してノーマルに徹するか、諦めきれなくて別れを選んだ人もいると思います。

 自分の場合は、ノーマルの人とはSMはしませんでした。したくても出来ないし、別れたら次の人といつ出会えるか分からないし。この辺りが、非モテの悲しいところだと思います。いくらでも替えがあるなら、合わなければチェンジすれば良いのですから。
 SMに軸を置いた人生を送る、と想定するならば、自分の嗜好を押し殺すよりも、嗜好にあった女性を探し求めて、その道を進んだ方が良かったのかもしれません。しかし、多くの人がそうである様に、自分の趣味は他にもあって、そちらの方にこそ資金も時間も投資する事が多かったため、そこまで性行為中心の生活を送っていなかった事が、中途半端なSMしか出来なかった要因だと思っています。

 今は、マチアプでも性的嗜好にSMが入っていたり、SM専門のマッチングサイトもあったりしますから、比較的お相手を見つけやすそうな感じですが、それは女性に限った話しで、男性はSだろうがMだろうが、自由恋愛市場の地獄に揉まれて、なかなかお相手が見つからない。結局のところは、非モテは非モテなんですよね。

 今回のnoteはここまで。だから、お相手が見つかるというのは、奇跡的な事ですし、それは「運命の人」ではなく「努力の結果の人」なのです。スキやコメントいただけると励みになります。最後まで読んでいただき、有り難うございました。


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