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モテる者、持たざる者

 ご無沙汰です、乙訓野添です。すっかり春めいた、というか、暑い時は暑い季節に入りました。

 XのSM界隈(あえて界隈と言います)では、昨今、クズ主論や搾取従者擁護の論議が盛んです。緊縛事故とそれに対する防止策、というか、事故が起こった時の保障制度(保険)を作ろうなんて画策している人もいて、なんだか凄いなぁ、と思ったり。
 しかし、そう思う反面、どうしても違和感といいますか、抵抗感といいますか、相容れない何かを感じていました。最近になって、その正体が分かってきたので、久々のnoteとなった訳です。

 その違和感とは、ズバリ、クズ主に搾取されてエライ目に遭ってる従者とか、緊縛事故で負傷して事故起こした縛り手は逃げたとか、それらって、全部、お付き合いしてる人たちの間で起こった事件だ、という事です。
 今、自分はお相手を探してる最中ですが、そうした人らにとって、こうした問題や事故の話しは、自戒する材料になっても、それを改善する運動にコミットする意識は乏しいです。人助けの前にまずは自分が満足できる状態にするのが先決だからです。

 クズ主に酷い目に遭わされた、という話し自体は、気の毒には思います。でも、じゃぁ、どうしてそんな人選んだんですか、という問いかけには、大抵の従者さんは口にチャックをします。まぁ、惹かれるものがあったからでしょう。クズはモテますからね。出会いにおいて、選択権は女性にある事を考えると、搾取される側にも問題があった、と言わざるを得ません。
 実際、ぐちぐちと主の不平不満不安を述べる従者さんがいますが、いくら諌めても別れません。むしろ、「大丈夫、きっと大丈夫」と言って貰いたがります。そういう人は、とことんまで搾取されて、バーストして、泣き言ポストを書き連ねるまで目が覚めません。つまり、救済のしようがないのです。
 だったら、非モテの真面目なS男を付き合えば良いのに、なんて思うのですが、そういった従者さんは、自分が三軍女子でも非モテ男は目に入らないのです。

 さて、色々論じる所はあるのですが、自分もそうした事をXで論じていましたが、ふと気がついた事がありました。というのは、先にも述べた様に、自分はお相手を見つけるのが先決で、界隈の問題点をどうにかしてる暇などありません。
 しかも、Xを出会いのツールとして考えるならば、ポストは撒き餌です。餌は美味くなければ、誰も食いつきません。苦く、渋い餌ばっかり撒いていたのでは、女は寄ってこないのです。そうした問題は、現時点で持てる人にお願いしておけば良いのです。
 持たざる者は、徹底的にクズ論を研究して、女を落としていかねばなりません。ポストには甘い理想を説き、腹の中では現実の刃を磨く。それが持たざる者のあるべき姿なのです。

 今回のポストはここまで。あれ、緊縛保険の話しを書くの忘れました。それは次回に!


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