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SP皆伝に合格するために[beatmaniaⅡDX]

2024年2月22日にbeatmaniaのSP皆伝に合格しました。

今回は皆伝に合格するために行った様々なことをまとめていきます。


皆伝合格時のデータ

カスタマイズ、運指

プレーサイド:1P
緑数字:260
白数字:LIFT100, SUD+235
判定:±0.0
ノーツ:細
キービーム:ショート
運指:1048式+3:5半固定、難しい譜面は手首皿

各曲のリザルト

クリアランプ

灼熱のみ皆伝合格後にクリアしました。

ノマゲ難易度表 (A+以上)

また、家庭用では嘆きの樹 (A)もイージークリアしました。

ハード地力表 (A以上)

この他に、家庭用では以下の譜面をハードクリアしました。

  • B4U(BEMANI FOR YOU MIX) (黒)

  • Secrets (黒)

  • ALL MY TURN -このターンに、オレの全てを賭ける- (黒)

  • CaptivAte2~覚醒~ (黒)

  • Bad Maniacs (A)


皆伝合格の目安

皆伝は個人差譜面ばかりなので人によると思いますが、大まかに

  • ノマゲ地力Sにアシストイージークリアが半分ある

  • ハード地力Aにハードクリアできそうな曲が半分ある

これらを満たしていれば皆伝対策を始めても良いと思います。

私はアシストイージーを使用しなかったので、地力Sにあまりクリアランプは点いていませんが、曲終了時点で60%以上残っていた譜面を考慮すると、半分くらいアシストイージーでクリアできていたことになります。

また、卑弥呼と冥のミスカウントがそれぞれ150,120くらいまで減れば、段位でも抜けられる可能性が高いと思います。


練習内容

地力を上げるだけでなく、皆伝対策に繋がる練習方法を説明します。

BPM約200の高速乱打

卑弥呼がBPM185、冥がBPM200なので、それらと同程度以上の速度の乱打を練習し、指を脱力させる感覚を身に着けましょう。

練習曲はBPM200付近でソフランのない16分主体の譜面全部ですが、その中でも特におすすめの譜面は以下のとおりです。

  • TOXIC VIBRATION (A) (BPM197)

  • The Limbo (A) (BPM200)

  • HAERETICUS (A) (BPM208)

  • GuNGNiR (A) (BPM222)

  • 共鳴遊戯の華 (A) (BPM190)

  • Everlasting Message (A) (BPM230)

  • Ⅸ (A) (BPM196)

  • Chrono Diver -PENDULUMs- (A) (BPM196)

  • Elemental Creation (A) (BPM212)

また、家庭用のトレーニングモードを用いて、AA (A)をspeed+4にしBP100未満になるまで練習していました。BPM194.04になるので丁度良い速さになります。

地力S+への特攻

皆伝の後半二曲はハード地力S+なので、地力S+の物量に慣れていないまま皆伝を受けると全く認識できない可能性があります。そうならないためにも、たまには地力S+の譜面も選曲してどの程度密度が高いのか体験しましょう。

クリアする必要はありません。地力S+の物量を知るだけで十分です。

正規譜面

段位は正規かミラーでしかプレーできないので、たまに正規やミラーで練習することも大切です。

特に階段や二重階段などの綺麗な配置は、ランダム常備だとめったに見られない配置なので、例えば初見のときだけ正規にするなどして練習しましょう。

ただし、卑弥呼と冥は正規ミラーでプレーすると癖がつく可能性があるので、それら以外の譜面で練習しましょう。

低速ソフラン

EMERALDASと卑弥呼はギアチェンすれば低速力がなくても耐えられますが、冥でギアチェンするのは高度な技術が必要なので、低速での認識力を上げた方が得策です。
低速譜面が苦手な方はレベルを下げて練習しましょう。

低速ソフランは判定文字の下側を見ることで認識しやすくなると思います。
以下の譜面をギアチェンなしでハードできれば十分です。

  • POSSESSION (A)

  • 聖人の塔 (A)

  • Lethal Weapon (A)

低速力をさらにつけたい方は3!dolon forc3 (A)をプレーしてみましょう。ハードクリアできれば冥の低速で回復できるでしょう。

皿譜面

灼熱で落ちないために皿力もつけましょう。
皿譜面が苦手な方はレベルを下げて練習しましょう。

皿を回しすぎないように注意し、押しと引きをしっかり反応させることができれば、段位で落ちなくなると思います。

灼熱は規則的な皿と不規則な皿の両方が降ってくるので、両方対策する必要があります。

以下の譜面で規則的な皿に対する耐性をつけましょう。

  • Papilio ulysses (A)

  • Red. by Full Metal Jacket (A)

  • Level 3 (A)

また、以下の譜面で16分と24分が入り混じる皿に対する耐性をつけましょう。

  • 焱影 (A)

  • Snake Stick (A)

  • 199024club -Re:BounceKiller- (A)

これらをイージークリアできれば十分です。Level 3に関してはクリアが難しいので、クリアできなくても構いません。そのあとに灼熱の対策をすれば段位ゲージで耐えられるでしょう。

皿力をさらにつけたい方はThe Chase (A)をプレーしてみましょう。
ハードクリア後に灼熱の練習をすれば、灼熱で回復できるかもしれません。

皆伝曲

特徴的な譜面を初めてプレーするとき大抵上手くできません。皆伝曲にある程度慣れておいてから皆伝を受けるべきです。特に、冥は冥にしかない特徴があるのでたまに練習しましょう。

ランダムをかければ基本的に癖がつくことはないので、ランダムで卑弥呼や冥をプレーしましょう。

灼熱はランダムでも正規でもどちらでも良いと思いますが、癖が怖い方はランダムで練習しましょう。私は正規でしかプレーしたことがありませんが、癖はつきませんでした。

手首皿の習得

手首皿が使えるようになると運指を適宜考える必要がなくなるので、認識力の成長速度が上がります。ただし手首皿に頼りすぎると、運指を状況に応じて考える力は衰えます。レベル12の中でも難しい譜面でのみ手首皿を使うなどして、バランス良く使い分けましょう。

最初はレベル10以下の皿複合譜面で練習してみましょう。1P側でいう皿と3鍵の同時押しが難しいですが、空打ちなどをして慣れていきましょう。

個人的に役立った練習

人によってはあまり意味のないことかもしれませんが、私にとっては良い効果をもたらした練習内容について説明します。

高速乱打での横認識

卑弥呼や冥で癖をつけないために、BPM185~200の16分乱打をある程度横認識できるようにしました。

"BPM約200の高速乱打"に書いた譜面の他に以下の譜面でも練習しました。

  • Colorful Cookie (A) (BPM180)

  • B4U(BEMANI FOR YOU MIX) (L) (BPM170)

  • Confiserie (A) (BPM185)

  • EMERALDAS (A) (BPM176)

  • Phoenix (L) (BPM176)

  • 卑弥呼 (A) (BPM185)

また、家庭用EMPRESSでは以下の譜面で練習していました。

  • ALL MY TURN -このターンに、オレの全てを賭ける- (黒) (BPM170)

  • CaptivAte~覚醒~ (黒) (BPM175)

上手いプレー動画の視聴

私は動画で手元と譜面をよく見ていました。上手い方の手元と自分の手元を見比べ、例えば皿側の手の角度など、気になる点があれば修正しました。

また、譜面を見て認識力を上げていました。認識して打鍵するよりも譜面を見ることに集中できるので、認識力が上がりやすくなります。ただし、指を正しく動かす力は成長しないので適度にプレーするべきです。


意識していたこと

皆伝のために意識していたことを説明します。

上手い人からアドバイスがあればまず試してみる

自分より上手い人は上手くなる方法を自分より知っています。そのような方から上手くなる方法を聞いたら、まず実践してみましょう。だいたいの場合は上手くなるはずです。実際に私も、緑数字と判定を下げると地力が上がりやすいと聞いてやってみると、本当に地力が上がった経験があります。

ただし、その方法が自分に合わない場合もあります。しばらく試してみて合わないと感じた部分は元に戻して良いと思います。

クリアランプを気にしない

クリアランプは地力をつけた後ならすぐに更新できるので、今粘着をするよりも地力を上げた方が時間と金銭的に効率が良いです。また、粘着しても地力は伸びにくい上、ストレスが溜まる可能性があるのであまりおすすめできません。特に、ハード以上のゲージで粘着すると、落ちた後の譜面を練習できなくなるのでもったいないです。

クリアできなくても前よりゲージを残せたなら喜びましょう。前より残せていなくても、譜面の当たり外れや調子によって上手くできない場合もあるので、あまり気にしないようにしましょう。

練習した翌日は休む

私はbeatmaniaを10クレほどプレーすると疲れてしまうので、その次の日はしっかり休みました。疲れている中で練習をしても、あまり上手くプレーできないので地力を伸ばしにくいです。しっかり休んで良い記録を出しながら地力を上げましょう。

皆伝に合格した方の書いたブログ等の閲覧

人によって皆伝のための練習方法は違います。私の挙げたもののみでなく様々な練習法を知れば、自分に合う練習法が見つかりやすくなるはずです。
また、多くの人が同じ方法や意識したことを挙げていた場合、とても重要である可能性が高いので普段のプレーに取り入れてみましょう。




皆伝曲別攻略

皆伝曲についてそれぞれ解説します。特に、後半二曲についてはより詳しく説明します。

1曲目 EMERALDAS

皆伝を受ける段階だとこの曲で落ちることは基本的にないと思います。
途中ソフランしますが、よほど苦手でない限りギアチェンしなくても良いと思います。

曲終了時点で50%ほど残せる地力があると良いですが、苦手なら30%でも大丈夫です。

2曲目 灼熱Beach Side Bunny

皿を回しすぎないように注意し、BADはまりしたときは一旦皿を止めましょう。
灼熱の皿をハンドクラップ音で覚えて練習していれば、段位で落ちなくなると思います。

24分皿が多すぎてよく分からない場合は、BADはまりしないように16分で回しましょう。

皿が苦手だと曲終了時点で数%しか残らないことがあるかもしれませんが、卑弥呼の最初の乱打で回復できるので、あまり気にしなくても良いです。

3曲目 卑弥呼

最初の乱打は癖をつけないように横認識で見るのをおすすめします。落ち着いてゲージを回復させましょう。

縦連については、31小節目の前半でBADはまりしやすかったので対策しました。

元の譜面
捨てノーツ、餡蜜した譜面

それ以外は見たまま押しました。

第一低速はギアチェンせず低速のまま認識しました。
苦手な方はギアチェンしましょう。

低速が終わって軸が始まるまでは回復しましょう。

軸地帯はなるべく横認識をして同時押しに注目しつつ、1軸は一定のリズムをキープさせることを意識しましょう。
ここはかなり難しいところなので補正まで入っても気にせず耐えましょう。

軸が終わった直後の57トリルは餡蜜し、その後二重階段が始まるまではゲージを回復させましょう。

二重階段が始まってからは非常に難しいですが、ギアチェンするために低速前で20%くらいは残しておきたいです。ギアチェンが得意な方は10%でも耐えられるかもしれません。
また、普段から正規譜面などで二重階段に慣れていれば比較的楽になります。ここで落ちる場合は二重階段の練習もしてみましょう。

第二低速は、ソフランした瞬間に全押しして皿チョンすれば、少しゲージが減りますがその後は確実に回復できます。落ち着いて打鍵しましょう。

全押し→皿チョン→23鍵同時押しから打鍵し始めると
案外ゲージが残ります

全押しが想像以上に有効で、この部分で約10%しか減りませんでした。

4曲目 冥 (低速まで)

最初の乱打から縦連がありますが無視しても構いません。段位ゲージなのでほとんど減りません。
1小節の休憩がくるまで10%くらい回復したいところです。

次に16分乱打が流れる箇所ですが、しっかり横認識しましょう。あまり密度は高くないのでしっかり認識できれば回復できるはずです。

ここで回復できない場合、原因は苦手なだけか癖がついたかのどちらかだと考えられます。
苦手ならば冥のランダムをたまにプレーしましょう。連続でプレーする必要はありませんが、慣れてから皆伝を受けると回復地帯になっているはずです。
癖がついたのならばしばらく放置し、その間に地力を上げましょう。数か月は譜面を見ない方が良いです。

この16分乱打の最後の二拍は突然密度が上がります。あまりゲージが減らないようにしっかり押しましょう。

二拍の休憩の後、また16分乱打が降ってきます。ここはあまり難しくないところなのでしっかり回復させましょう。100%まで回復できたら完璧です。
私は苦手だった上に緊張していたので50%までしか回復できませんでした。

4曲目 冥 (低速から)

低速になってからしばらくは回復したいですが、苦手なら最低限ゲージが減らないように耐えましょう。
BPM140までは判定文字の下を見ると認識しやすいです。

BPM130までは横認識してガチ押ししましょう。ゲージが減らなければ上出来です。

BPM140~160の部分はガチ押しするには速すぎたので2,3鍵を餡蜜しました。
冥の加速地帯では2,3鍵が16分のリズムで下のように降っています。

元の譜面

前半二拍は12分、後半二拍は8分のリズムで下のように打鍵すればコンボを繋げられます。

餡蜜譜面
BPM150,160についても同様に

また、BPM150になったら判定文字の上を見ましょう。ここから二小節毎に目線を上げると認識しやすいです。

BPM170~180の部分はさらに簡略化した餡蜜及び捨てノーツを行いました。

元の譜面

2鍵は常に8分のリズムで、3鍵は皿と同じリズムで打鍵しました。

簡略化したもの

このように打鍵すればPOORは何個か出ますが、段位ゲージならあまり減りません。

BPM190の部分も餡蜜と捨てノーツをしました。

元の譜面

2鍵は捨て、8分のリズムで1,3鍵は餡蜜し、4~7鍵は下のように打鍵しました。

簡略化したもの

このように打鍵すれば多少ゲージは減りますが、補正ありで10%ほどしか減りませんでした。恐らく上手くはまればもっと減少量を減らせると思います。

この次の一小節は8分のリズムで餡蜜しました。

元の譜面

皿は捨て、1,3鍵は8分のリズムで7回打鍵し8回目のみ1,2鍵を押し、4~7鍵は下のように餡蜜しました。
(45)を4,5鍵同時押しとして
(45) (67) (67) (56) (56) (67) (67) (456)
このように打鍵すれば段位ゲージならほとんど減りません。

その次の32分階段については、前半二拍はゴミを無視し、後半二拍はゴミもちゃんと打鍵しました。

元の譜面

前半は6鍵を一個捨て、後半は1~7鍵の階段を速めに打鍵した後6,7鍵を押しましょう。きちんと6,7鍵を押せていれば、ゲージがギリギリであっても見逃しPOORが出ないので耐えられます。

これを超えたらウイニングランです。おめでとうございます。
喜びを噛みしめるなり、思い出に浸るなりしましょう。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの皆伝合格の助けになれば幸いです。

皆伝は個人差要素が強く、地力のみでは解決できない場合もありますが、ある程度の地力がある上でしっかり対策をすれば、きっと皆伝に合格することができるでしょう。

最後に、私に助言をくださった方々や、モチベーションをくれた友人たちがいなければ、私はまだ皆伝に受かることができなかったでしょう。
本当にありがとうございました。


譜面画像はTexTageさんからお借りしました。ありがとうございました。

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