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INTJ 私の口ぐせ その②

■口ぐせには「ヒトとナリ」が表れる

人が無意識に発してしまう口ぐせや言い回しには、個人の物事の捉え方、考え方が如実に表れます。そして、それを繰り返し発するほどに、その価値観は益々強化され、ついには、個人のヒトとナリ、独特なニュアンスとか佇まいといったものを形成し身に纏ってゆくようになります。

ということで、前回、「私の口ぐせ その①」という記事をあげました。今回はその続編ということで、「口ぐせ その②」を述べてゆきます。

■(続)INTJの私の口ぐせ3選                          

その④ △△は大抵〇〇である                              

「それって大抵〇〇てことだよね。」を用いるときは、INTJの主機能である内向的直観(Ni)によるパターン思考でモノを言っているときです。ある事象に対し、過去の似つかわしい出来事からエッセンスを抜き出し、「このような時は、大体こうゆうものだ」と仮定します。ただ、仮定といっても、Niが発するものなので、実際は仮定よりもっと強い、ある種の思い込みや確信に近い部類です。これを、もっともらしく述べると、「ひらめき」とか「仮説思考」と言い換えられます。「具体⇆抽象」の著者である細谷功氏は、著書「思考力の地図」で仮説思考を「まず結論から考える発想」と述べています。また、Niによるビジョンの妥当性を検証するためにあえて発する側面もあります。自身が引き当てたNiの精度、確かさを確認するために、客観的な情報、物差しで理屈が通るのか検証をします。当初の仮定と異なる情報が出てくれば、随時、修正をかけてゆきます。私の場合、Niの結果は当たりでも外れでも正直どっちでもいいのです。というのも、外れなら何故外れたのかを考察、推察することで、パターン認識のためのデータとして脳内に蓄積され次に活かせるからです。                          

その⑤ 要は~                                                           

要は~、つまりは~。物事をラベリングし脳内でカテゴリ分けし保管するために、物事の本質を押さえ、端的なパターン概念へと変換させます。これらはしばしば、別の概念と組み合わされて、複数の事柄と関連付けたり、新たな意味、可能性を作りだしてゆきます。なんとなくですが、要は~、とか大抵〇〇、というワードを用いるとシンプルかつ効率的に問いの解を導き出すことが出来るようになります。何故、導き出せるかというと、これも細谷功さんの著書「具体⇆抽象」で述べられている「具体化から抽象化への変換」であり、個別の問題を最大公約数的に次元を上げて考えるからかもしれません。ただ、③と④は自分の認知バイアス傾向を押さえておかないと突飛な発言で周囲を引かせてしまうことがあります。なので、仕事では無駄な労力を削ぐため言葉選びや自身の認知バイアス傾向には注意を払っています。(でもボロが出るのでいつも周囲と自分との空回り感に苛まれます)

その⑥ ざっくりでいいから

細かいことは後でいいからまずは全体を捉えましょうよ、という意図で、やや押し付け気味に発しています。私は、仕事において、Teの影響から、俄然タスク処理を好み、物事が完了させることに意識が向いてしまいます。作業が滞留したり、曖昧な状況で問題が先延ばしされることを好みません。何かをやるとき、100点を求めると細部にこだわり過ぎてしまうため、ざっくりとゴールのイメージを掴んだら、20点→40点→60点と粗削りな全体像を手を加え修正を加えてゆきます。この点は、未来から現在へ辿るような時間概念であり、ざっくりと言いながらも、私自身は業務進行の詳細をかなり想像(映像化)しているので、この言葉を発するときはNiによってすでに脳内で物事が先行しているときです。           

■時間変化と論理/直観(仮説思考)で組まれた思考構造                 

再度まとめると、INTJ((私の場合)は、物事を考えるにあたり、時間的推移を常に念頭に置いていることが大きな特徴であるといえます。また、筋が通っているかどうかの順序立てた思考(論理)と、全体、ゴール、結果から展開する、ひらめき的な仮説思考(直観)の2つの方法を、カメラのズームで焦点を変えるかの如く、繰り返し往復させ物事の輪郭を捉えています。     

■感覚と感情が機能して奥深く複雑な思考構造が立ち上がる  

INTJは、時間と思考の概念を横軸と縦軸に構成した思考構造だと言い表すことができます。これらの思考構造により、多角的に物事を考えたり、物事の予測や背景を見通すINTJ特有の思考パターンが成り立つものと思われます。そこに、感情や感覚が奥行きを示す軸として前後に位置し、機能することで、平面から更に立体的な思考世界へと立ち上がり、展開させてゆくことが出来るのだと確信しています。そのためには、多くの知識や経験を咀嚼し、自身の糧として蓄えてゆく心持ちを持つことに尽きます。
                                   ちなみに、冒頭で、日常で使う言葉が自身を形成すると書きました。このような言葉ばかりを長年使っているからかわかりませんが、私は学校や職場の集合写真にたまに写り込むと、風貌が大抵「シベリアンハスキー」になってます。悲しいかな、女性らしからぬ眉毛と目尻がキッと上がった眼力のある勇ましい風貌。動物に例えるならシベリアンハスキー、一度も聞かれたことはないけど聞かれたらそう答えるつもりです。                           

以上、お目通しをいただきどうも有難うございました。                    




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