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INTJ 私のSe劣等あるある

水仙→梅→沈丁花→雪柳→木蓮→桜…順番とおりに花が咲き春のリレーは今年も予定とおりに進んでいます。自然の摂理とは不思議なものですね。

唐突ですが、今回は、INTJ自認の私的「Se劣等あるある」を紹介します。あれこれ書いているうちに考えが展開してゆく性分なのでつらつら書いてみたらあらぬ方向に行ってしまいました。悪しからずご了承ください。                     


■NiをTeで駆動する私

さて、私はMBTIや16タイプ性格診断でいうところのINTJを自認しています。自認する理由は、ひとつは、ネットの診断結果です。加えて、幼い頃からNiを用いて周囲の環境を捉えてきたこと。しかしそのNiによって良きも悪しきも翻弄され続けてきたこと。そして、そのNiのコントロールにTe(客観的視座や具体行動への推進)を意識的に使用するようになってから劇的に私の社会適応が増したこと。これらより、Ni主機能、Te補助機能の機能パターンを有していると捉え、INTJであると自認している次第です。

■Se劣等を自覚する私

更にもう少しMBTI理論に沿って話を進めます。MBTIでは、誰もが「心の利き手」と称される心理機能(主機能)を有しており、同時にその逆とする心理機能(劣等機能)を持つとされています。例えば、Ni(内向的直観)が主機能の場合、Se(外向的感覚)は劣等機能にあたります。SeはNiと正反対の働きにあたるため、Ni持ちにとっては、Seの象徴とされる「今、ここ、コトモノ」という極めてリアルで具体的な事柄にフォーカスする働きが最も苦手だということになります。   

Ni主機能・Se劣等のINTJさんやINFJさんの記事に、しばしば、手や足を物にぶつけてしまう、人ごみや雑踏が苦手といったエピソードが見受けられます。Seの低さというかアンコントロールぶりがどのような形で日常生活に表れるかは人それぞれのようです。

私の場合は、目の前のことをしていても、気を抜くと、頭の中に目の前と異なる映像(白昼夢だったりシュミレーションとか洞察といった類)が展開し、意識が「いまここ」から離れ、そこに没入してしまうことがあります。これを他人様がご覧になったとき、いわゆる「殺意の目」というものに映るのでは、と私は捉えています。往々に私はこのようなとき一点凝視していると思われるため。

また、細かい処理やイレギュラーな事象に見舞われたときは情報に圧倒される感覚に陥ります。「わー、頭がとっ散らかるわー。」と仕事場で優先順位が瞬時につけられず独語を吐いているときは何から手を付けて良いかわからず頭がフリーズを起こしている状態です。

でも、面白いことに似たようなコトに遭遇しても、人によってその反応は様々です。心理機能によるタイプ、特徴が表れているとしたらとてもユニークです。例えば、職場のISTJさんらしきスタッフは「それ以上やりませんからオーラ」を出したり、ESTPさんと思しきスタッフは「できないことはできない」とスッパリ割り切り目の前のことからサクサク片付け始めます。私はというと、すでに脳内がとっ散らかっているにもかかわらず更に全てをこなそうとして脳内がオーバーヒートを起こし自滅するパターンに陥りがちです。                      

というわけで、他のINTJ、INFJの方に該当するかわかりませんが、以下に個人的「Se劣等あるある」エピソードをいくつか挙げてみたいと思います。

■あるあるその① 思い込み、勘違いが多い

公的書類や取り扱い説明書など、細々書いてある文書を読み込むことが苦手です。文章を一字一句ちゃんと追わず「要はこうゆうことが書いてあるんでしょ。」と1を読んで10を知った気になります。ちなみに、私の印象では、Si主機能さんは書類の読み込みが得意なイメージです。

例えば、何かの案内、通知をしっかり読まず「こうゆう催しでの持ち物は〇〇と✕✕だ。」と決め込み、結果、持ち物を忘れたり、集合場所を間違えます。「決め込む」を具体的に説明すると、通知にざっと目を通した途端、勝手にその催しに参加している映像が脳内で流れ出します。その映像に当の持ち物が無く、会場も誤った場所(前回参加した会場とか)であったりすると、もうその時点ですでに間違えが始まっています。というか、私の体感としては、すでに脳内で先行して催しに参加してしまっているため私の中では何も間違えていない、という変な現象が発生しています。

この思い込みはNi偏重すぎるゆえに端を発するものなので、早合点をしないよう意識して気を付けますが、主機能Niの優勢さが勝る故の現象なので、結局、同じ間違いを威勢よく繰り返します。  

■あるあるその② 誤字脱字、間違い電話が多い

かれこれ1年以上「note」に記事を挙げていますが、とにかく誤字脱字が多いです。こんな私でも、記事を公開する前には皆様へ失礼の無いよう5回は読み直し、誤字脱字は無いと思って記事を公開します。本当に。それでも必ず出てくる誤字脱字たち。チェックは目で追って黙読をします。このとき、私の目にはミスなく文字はちゃんと並んで映っています。しかし、公開されたものには必ず誤字脱字があります。こうなると誤りの無い文章を幻覚として見させられているのでは?と自分を疑いたくなります。そのうえ、過ぎたこと(確定事項)への興味は失せるため、一度公開した記事を訂正する気があまり有りません。

また、仕事で電話をかけるときもプッシュホンの番号を誤って押してしまい、間違い電話をかけることがしょっちゅうです。これも私の目と指は正しく捉え、正しく押している…なのに実際は間違えています。

これらの原因はよくわからず、仕方が無いのでSe<NiによりNiが勝手に数秒先の未来を捏造して脳の視覚野で映像化させているのだと思い込むようにしています。もしくは、タスク処理に走るあまり気持ちが急いてしまい、目と手の協調運動が上手く働いていないのかもしれません。

このようなプチ幻覚っぽいことは子供の頃から結構あり、信号が青に変わったので反射的に横断歩道を走り出して渡ったところ、ダンプが突っ込んできて(正しくは私が突っ込んだ)危うく車に轢かれることが有りました。母親から「赤信号なのに何で渡るの。」とこっぴどく叱られましたが、私は内心「だって青だもん。」と思いつつジッと黙っていました。でも、今でもあれは「青信号」であったと確信しています。  

■あるあるその③ お金や物をスラスラと数えられない

買い物の支払い時、会計が¥987など細かい額のときは、情報を一目でパッと認識できず硬貨を出すのも時間を要します。後ろに人が並んでいれば更に焦り、無駄に一万円札を出して後で後悔します。

また、プリントなど何かたくさんの物を数える際、どうしても「いまここ」に焦点が合わずつい気が逸れてしまいます。「二、四、六、八…」と数えている途中、不意に自身が正確に数えられているか不安になり最初から数え直してしまいます。すると数は決まって合いません。強迫的に何度も数える羽目となり何が正しいかわからなくなり疲弊します。そもそも私は昔っから数字の概念と最高に相性が悪い。理系じゃないポンコツなINTJもいるということをここにお示ししたい。

■日常上手く行かない理由をSe劣等に全て押し付けてよいのか           

あえて文章にまとめてみると、これらの苦手な事柄が、果たして心理機能云々のせいなのか何だか疑わしく思えてきました。睡眠不足による注意力の低下とかPC作業による視力低下とか、はたまた頭の使い方が何か違うのでは…という気もしてきました。上手くいかない原因を安易に心理機能だけに押し付けるのも考えものです。とりあえず難しいことは置いといて、ここは可能性のひとつとして、日常の困りごとを「INTJのSe劣等」という心理機能の観点でざっくり考察してみた、ということで着地したいと思います。

心理機能を提唱したユングは、得意な機能だけではなく、苦手な機能にも着目しバランス良く使えるよう心がけることを「個性化」という概念を用いて著書「心理学的タイプ論」で説いています。とかく私は内向的な傾向ばかりに気がとられ自分の世界に囚われてしまいがちなので、なるべく外に注意を向けてゆこうと思った次第です。                                     

以上、まとまりを欠いた内容ですが、最後までお読みいただき有難うございました。                          

                          


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