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心の中の内需拡大                  

庭先の水仙が自生し、年を追うごとに増えています。それに呼応して、有難いことにフォロワーさんが増えていることを連想して、ひっそりと驚きと感動を享受しています。                              

水仙の花たちとフォロワーさんを混同して申し訳ないですが、おそらく、水仙の白い花に見るキリリとした姿に、きっと皆さまの記事から立ち上る佇まいとを重ね合わせてしまったのだと思います。なので、悪くとらないでくださいませ。            

最近、記事にコメントを送らせていただく機会が増えました。自分で記事を書く以上に皆さんの文章に触発され思い付いた概念を文字化することが楽しかったりします。これまでは言葉を心の内にしまっていたのですが、脳内の内圧がいい加減高まり、「思いより行動」多少のご無礼も承知の上でコメントを押し売りさせていただいております。謹んでお礼申し上げます。                            

さて、いざ、このような楽しみを知ってしまうと、無駄遣いもしないし、暴飲暴食もしないし(いや、食べ過ぎは変わらない)省エネでそれはそれで良いけれど、あまり日本経済に貢献することが出来ていないのではなかろうか、と思い立ちました。                                 

朝の情報テレビ番組をつければインバウンドの連呼。一昔前は、国内需要の喚起、それこそ内需拡大が声高に叫ばれておりましたのに。                  

物質的な内需拡大には私はちっとも貢献出来ておりませんが、ひっそり自分の内的世界においては、第5期内需拡大期にあたり、多くの方々の記事を拝読し、様々な考えやイメージを拡げています。もの凄い内需効果です。              

所謂、思想、考え、イメージ、アイデア、ひらめき、洞察、内省といった心の中の産物たちは、物質的内需の反対、心の中の内需と言えます。心の中で生まれるものを精神的内需と言うならば、他方、恐れ、不安、悲しみ、憎しみ、嫉妬といった種類もまた内需に含まれます。もっとも、こちらは非常に伝搬性の高い種類の内需であり、かつてはテレビ、新聞、現在はSNSを中心に相変わらず世間を席捲しています。                             

そのような世の中のごくごく片隅では有りますが、皆さんからいただいた着想を元に記事を挙げたり、コメントを差し上げ、読まれる方にそれぞれに何かを感じ取っていただけることが有るとするならば、それは、私にとり、このうえなく大変に喜ばしい出来事です。                   

また、そうして皆さんの心の中の内需が軽やかなイメージや深い洞察で拡大されていったらどんなにか素敵なことかしら、とつい想像してしまいます。                  

最後に、これは私の仮説ですが、心の中の内需が拡大すれば、心は豊かになり、気持ちは自然と外に向かい、散歩や旅行、グルメにショッピング、スポーツ、芸術、思索と幅広く興味はひろがり、人生そのものへの探索、探求の欲求がぐんと高まります。そうなれば、真の国内需要の喚起による内需拡大、労働生産性の向上にも必ずや寄与できるのではないかと考え至った次第です。

いつか、こうして、私たちが穏やかにつくりあげる心豊かな社会がすぐ隣りにそっと訪れている日がくることを切に願っています。                    

心の中の内需拡大をひろげ続けてゆけるような私で在りたいと思います。


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