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残念ながらほとんど人間は自分は賢いと思っている、漲る鈍感力、らでつき行進曲、愛はかつ海舟、虫魔ゆきお、ブルーギルの刺身、えっち麻薬、

四月十二日

この羊、山羊の家畜小屋や夜の寝ぐらとなる家の周囲には、家畜の糞と小便、泥、砂等の固まった層ができるのであるが、これはフルチンと呼ばれて、非常に火もちがよく、寝がけにいろりにくべておくとなかなか燃えつかず、一晩中けむっていて、朝方まで火種を保たせるため、遊牧民間では火種用としても用いられている。

西川一三『秘境西域八年の潜行(上)』(芙蓉書房)

午後十二時七分。緑茶、柿の種(チョコアーモンド)。午前三時四〇分頃、太もも裏の筋肉(ハムストリング)がつる。crane。激痛なの。ひさしぶりに歩き過ぎたからかも。「つる」とは「筋肉収縮の不具合」のことらしい。名犬ラッシー。こういう痛みを経験しないといけないから生きるのはイヤなんだ。「痛みOK,俺そういうの大好きだから」なんて言ったことはないはずである。なのにしばしば痛みに襲われる。なんでよ。このことに俺はまいかい怒っている。この怒りは真正のもの。またいずれこういう痛みを経験しなければならないと思うと発狂しそうになります。これから息絶えるまでに経験するだろう全ての苦痛を俺は全力で否定する。「苦しいこともあるのが人生」みたいな歌謡曲的美辞麗句に俺はごまかされない。ほかの愚物どもつまり奴隷根性の全身に染みついた鈍感生物であれば「これも人生」とかほざいて「前向き」に歩き出すのだろうけど、俺だけは最後まで執拗にこの世の「苦痛」や「不快」を睥睨・糾弾し続ける。俺はしつこいんだ。この残酷宇宙を起訴し裁判にかけられるのは俺しかいない。眠っている凡俗どもに何が出来る。ああビールが飲みたい。でも夜までは我慢する。俺はどこまでも常識人だから。昼から公園でビール飲んだから「世界観」ががらっと変わるよ、と失業したばかりの友人に言われたことがある。それはてめえの思想スケールが小さいからだ、いつもこの残酷宇宙と血みどろになって格闘している俺からすればそんなのは反逆でさえない、と応答したら怒ったけどね。まんまみーあ。股間のケチャップ。シカゴホワイトセックス。
きのうセリアで買ったスケッチブックにセリアで買ったカラー水性ペンで絵を描いた。「孤独な山」。いま絵本を作ろうとしているんだ。
きのうの読売新聞で、日本各地における「外来種」の駆除活動を紹介している記事があった。1960年~1970年代に琵琶湖でオオクチバスやブルーギルなどの北米原産魚が見つかり、「生態系」への影響が心配されたという話はよく知られている。都立浮間公園(板橋区、北区)での試みは以下のようなもの。

同園では、2020年度から「ブルーギルバイバイプロジェクト」を始め、来園者の協力で駆除を進めている。釣った外来魚は園内の回収ボックスに入れるよう呼びかけており、累計で1㌧以上になった。集まった外来魚は堆肥にして花壇に使っている。

読売新聞(日刊)2024年4月11日「18歳成人 成美、成彦のなるほど!」

「ブルーギル皆殺しプロジェクト」でいいんじゃないの。外来魚の回収量を示す可愛らしいボードの写真もある。なんでも合理的過ぎるとちょっと怖いね。アウシュヴィッツでは虐殺死体から義歯や金歯を取り出して、とかいう話を思い出した。あれファクトなのかな。パレスチナでの死者数がどんどん増えていく。なんかしらんけどいまホルクハイマー&アドルノの『啓蒙の弁証法』を再読しようと思った。夏ごろかな。もう飯食うわ。よっぽど古書店へ行きたい。けど被曝したくない。やはり図書館か。永井均の『独在性の矛は超越論的構成の盾を貫きうるか』があれば読みたいのだけど。買えよ。これだから貧乏人は。ったく。

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