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ありがとう、って言えてる?

この間、ランニング中に
突然、自転車で追いかけてきた男の子が
「落ちましたよ」と
手袋を落としたことを教えてくれた。

突然背後から声をかけられたので
びっくりして「すみません!!」
と思わず声に出した私。

んんん??なんか違う…
ここは「すみません」じゃなく、
「ありがとう」だ!
私はなんで謝ってしまったのか、、

私は何も悪くないし、
その人に対しても迷惑はかけていない。

けど、こんなふうに
相手にしてもらったことに対して
つい、「すみません」って
言いがちじゃないだろうか。

素直に御礼を言えばいいのに、
なんでだろう。

子どもと電車に乗っていて
席を譲ってもらったとき。
エレベーターでお先にどうぞと
扉を押さえてもらったとき。
そういえば、この前Suicaを落としたときも
いろんな人に謝りまくってた私。
(電話対応してくれたカード会社の人、
途中で寄ったお店の人、警察署の人、
拾って届けてくれたどなたか)

この人たちみんなに言うべき言葉は
「ありがとう」なのに。

心ではそう思っていても
咄嗟にでてくるのはなぜか
「すみません」という言葉。

ありがとう、と思っていても
言葉で言わないと相手には伝わらない。

すぐに感謝の言葉が出てこないのは
普段から言い慣れてないからなのかもしれない。

たとえば、身近にいる家族、友だち、
職場の人、仕事関係の人たち、、
感謝してることはたくさんあるのに
それを当たり前と思っているから?

いや、感謝の気持ちはあるけど
それを言葉にして
相手に伝えることを
していないだけじゃないだろうか。

どっちにしても、
感謝の気持ちをちゃんと
相手に伝えるのは大事。

そんなふうに思っていたら
今月末、退職するにあたって
退職のご挨拶メールを
一斉送信すればいいやと思ってたけど、
いやいや、ちゃんとお世話になった
お取引先の方々には言葉で伝えようと
ここ最近できる限り電話でご挨拶をしている。
(本来ならば伺いたい!)

そんなことしてたら
毎回感慨深くなって泣きそうになったり、
思い出話で盛り上がって、
引き継ぎの電話だけで半日終わってたり。

もうメールでいいかなって
思うことももちろんあるけれど、
もしかしたら仕事でしか関わらない方々と
話をするのは最後になるかもしれない。

こんなにたくさんお世話になったのに
一方的なメールだけじゃ
私の感謝の気持ちは伝わらない!と
なかなか引き継ぎが終わらないのでした。。
(あと少し!!)

ところで、
冒頭の手袋拾ってくれた話を息子にしたら、
「え?!なんで謝るの?
そこはありがとうでしょ!」
と見事に訂正されてしまいましたとさ!笑

息子を見習おう!!


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