見出し画像

建物の強さを 地震(慣性力)だけで 判断してはいませんか?

軽量建築物は地震(慣性力)には 有利 だが強風や津波・土砂災害には 不利 という事実

ここでは 基本的に住宅規模の建物について書いています。

特に 木造住宅は軽い ので地震には有利 ですが、強風に関しては不利なのだというイメージはできますでしょうか?

事実、木造住宅の構造安定性は 地震 と 強風 それぞれに関して確認しますが、鉄筋コンクリート造(RC造)では強風に関するチェックをする必要すらありません。

つまり 法的に『 RC造はチェックするまでもなく 強風に関しては十分強い。 』という お墨付き をいただいているという事でもあります。

このカテゴリーでは単発的に、まさかの災害時における 各構造 での被害の状況をイメージしていただこうと思います。

誤解していただきたくないのは、【 軽量構造物 】を非難しているわけではありません。

それぞれの構造にはそれぞれ メリット・デメリットがありますから、結論は あなた の【 優先順位の付け方次第 】ということになります。

ただ紛れもない事実として、【 巨大地震 】の発生が目前に迫っているという事実だけは認識して内容確認していただきたいのです。

取りあえず私が このカテゴリー で対象にしてお話しているのは、地震に関しては【 東海地震 】【 東南海地震 】【 南海地震 】です。

これらの【プレート境界型】といわれるタイプの地震は私が学生で建築を学んでいた30年近く前には既に『 いつ発生してもおかしくはない。 』といわれていました。

それからさらに現在までの間に、これらの地域にはその【 発生の瞬間 】のための エネルギーが蓄えられて きたのです。

この地震の発生メカニズムまでをここで書くつもりはありませんし、十分な知識を持ち合わせているわけでもありません。

また皆さんをその恐怖に向けて煽り立てるつもりでもないのですが、現在あなたの住まれている地域の、【 地震の危険度状況 】は御承知おきいただきたいのです。
 ※地域ごとにハザードマップがあると思います

またネットで【 南海地震 】等と入力して検索してみれば、その説明等は直ぐに出てくると思います。

しかしながら、【 地震(慣性力)に対する強さ 】 と 【 その後発生する津波に対する強さ 】とは 別問題 だということは十分に理解して下さいね。

この事は拙著
【 !な家選び ~ デリケートで重要なその選択基準(文芸社) 】の中では、判りやすいように【 フラミンゴの足 と 象さんの足 】に置き換えて 面白おかしく 夫婦の会話 として解説しています。

>>>>=★=<<<<

私自身は、これまでにもお話した諸々の条件において 木造に限界 を感じて 木造と同等価格のRC住宅 を開発したのです。

このカテゴリーで書いている事は、それらの条件(地震・台風・津波・堤防決壊等)において、私が私のイメージの中で、木造や軽量鉄骨造ではどうしても解決できなかったことなのです。

『 ここで書いているようなことには決してならない。 』と言いきれる技術者さんがいらっしゃれば、私にも教えて下さい。

改めて私も勉強してみたいと思います。

もしいらっしゃらなければ、やはりイメージの世界としては真実に近いものがあるのでしょう。

あまり書きすぎると軽量建築物の悪口を言っているようにとらわれそうなのでこれ以上はやめておきます。

建築技術者として【 警鐘を鳴らしている 】と思っていただけるとありがたいです。

付け加えておきます。

どのような 地震波 が発生するかはわかりませんが、現在において【建築基準法的には】地震に 弱いと思われる建物 は建設されてはいません。

どの構造においても【建築基準法的には】、手抜きや 偽装がなければ です・・・・・。

>>>>=★=<<<<

あなたが現在、頑強 なお住まいに安住しているとすれば、心配しすぎることはないかもしれません。

でも【 頑丈 】であることはどうやって確認できるのでしょうね?

建築基準法的にも 慣性力(地震)に耐える 強風に耐える ことは求められていますが、頑丈であるという縛り はないようです。

でも報道ではアナウンサーが叫びます。

『 早く頑丈な建物に避難してください。 』 と。

あなたは 客観的に頑丈(だといえるような)な家造りを目指しませんか?

建築設計者としての私の使命は【より高度な安全】に守られた上での安心や、癒しを今後さらに具現化していくように勤めなければならないという事です。

【 癒し 】だけ・・、【 天然素材 】だけが前面に押し出されるのは・・・・ いかがなものでしょうか? と。

次回以降の内容に 興味 をお持ちいただければありがたいです。
あなたの大切な 家族の命を守る ために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?