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『コヴェナント/約束の救出』

戦争が起こったとき、
敵地の言葉が理解できる自国の兵士って
そもそもいるの?
という、素朴な疑問。

自国に有利な形で戦闘を進めるには
敵国の言葉を理解することは必須。


通訳は現地調達で。


タリバンへの報復のため
アフガニスタンで活動していた米軍を支えたのは
アフガン人通訳。
彼らはアメリカのビザ取得を条件に
米軍とともに危険な任務を請け負う。

タリバンからの攻撃で生死の境をさまよう
主人公のジョン・キンリー
(ジェイク・ギレンホール)と、
彼を救うため、
敵の目を逃れて道なき道を孤独に進む
現地人通訳アーメッド。

アーメッドのおかげで
ジョンは米軍基地までたどり着くが、
米軍を擁護したことで
タリバンに懸賞金をかけられたアーメッドは
妻子とともに逃亡生活へと追いやられる。

アーメッドの危機を知ったジョンは、
再びアフガンの地へ....。


予告編観ただけで、
大体のあらすじがわかってしまうのだけれど。
戦争と友情の話は、
結局「ベタ」なのかもしれないけれど。
それでも、観る価値は十分ある。

主演はジェイク・ギレンホール。
監督は
『ロック、ストック&
トゥー・スモーキング・バレルズ』←おすすめ
のガイ・リッチー。

映画館で観ようと思ったのは、
ただジェイク・ギレンホールが好きだから。
彼が出ていなかったら
わざわざ映画館で観ようとは思わなかった
…が。

いやいや…
これは映画館で観るべき映画だった。
最初から最後まで気を抜くことなく観賞。

母国にいながら
タリバンから身を隠して生活する現地人通訳が
今も大勢いるという事実に、
何とも言えない苦い感情がわいてくる。


本筋とは全く関係ないが、
逃亡の途中で
ジョンとアーメッドを助けてくれた人たち
(痛み止めとしてアヘンをくれた家族)。
彼らが飼っていると思しき数頭の犬が
アフガンハウンドだったので、
思わず「おぉっ」と注目。
まあ、アフガンにアフガン犬がいても、
何も驚くことはないんだけど。

ジェイク・ギレンホールの
ニンマリした口元が好き。
でも、この映画では髭を生やしているので
口元はよく見えなかった。





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