【BGP入門】Next Hop Tracking(NHT)

 こんにちは。ネットワークエンジニアとして働いている「だいまる」です。
 今回の投稿では、BGPの機能の1つである「Next Hop Tracking(NHT)」について投稿します。
今回は、説明する内容も少ないので、文字だけでお許しを!

Next Hop Tracking(NHT)とは

  Next Hop Trackingとは、BGP上でnext-hopへの経路に更新があった場合、動的にScanして切り替える機能のことである。
IOS-XRでは、デフォルトでenableされている機能であり、RIB上でUPDATEがあった場合、BGPルーティングプロセスが働きます。また、定期的に60secごとにRIBの情報を取得し確認しております。

Selective Next Hop Trackingとは

 Selective Next Hop Tracking(SNHT)とは、BGP NHTの一部の機能として実装され、ルートマップごとにプレフィックスを定義し、そのプレフィックスに対し、NHTを有効化する機能のことです。
では、なぜSNHTを利用するかという話ですが、BGP上で交換している経路数が膨大になると、更新時のルータなどの負荷があがるため、優先度をネットワーク設計側(ISP、通信業者)で定義し、高速コンバージェンスさせるプレフィックスのみ、ルートマップで定義し、NHTを実行させます。
そうすることで、余計な動作をせずに必要な動作だけを実行することが可能となります。

最後に

 ここの機能については、CMLで細かい部分を確認できたら再度説明いたします。

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