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✨✨名探偵コナン映画シリーズ✨✨

❤💛21作目🧡❤️
名探偵コナン から紅の恋歌

❤️💚ストーリー🧡❤️

ある日の早朝、京都・東山のある屋敷で、百人一首の団体「皐月会(さつきかい)」の会員である矢島俊弥が昨年の皐月杯の映像を見ながら百人一首の札を並べていた。
彼は何かに気付いてほくそ笑むが、直後に屋敷に侵入してきた何者かに日本刀で撲殺されてしまい、部屋に散らばった無数の百人一首の札に、彼の血が大量に飛び散った。
同日の午後、コナンと蘭、少年探偵団一行は、皐月会の会長である阿知波研介との対談を行う小五郎に同行し、皐月会が主催する大会「高校生皐月杯」が行われる日売テレビを訪れた。
そこでコナンたちは、服部平次や遠山和葉と合流し、彼らと同じ改方学園の大会出場者である枚本未来子に出会う。
大会のリハーサル収録を見学し終えて控え室に向かう途中で、百人一首の高校生チャンピオンの大岡紅葉と対面したコナンたちは、彼女が平次を見るなり「会えるんやないかと思てました。
ウチの未来の旦那さんに…」と涙を浮かべながら呟いたことに驚く。
そのころ、大阪府警に「日売テレビを爆破する」との爆破予告のメールが届き、服部平蔵・遠山銀司郎・大滝悟郎らが対応を協議していた。
爆破予告のメールには百人一首の札の画像が添付されており、「悪質なイタズラ」ではないかとも考えられていたが、「イタズラやなかったら大事やぞ」と危惧する平蔵の意向により、日売テレビに避難要請を出す。
要請を受けた日売テレビは、爆破予告の件を周囲に知られないようにしつつ、ビル内にいる全員に避難を呼び掛ける。
突然の避難勧告発令に疑問を抱きながらも、コナンと少年探偵団、蘭と小五郎は外へ避難する。
平次と和葉も避難を開始するが、未来子がスタジオに残されていた決勝戦用の百人一首の札を取りに戻ったため、彼女を追って引き返す。
しかし、平次らがまだビル内にいる間に突如大規模な爆発が起こる。
平次らを見失った未来子は警備員とともに無事外に避難したが、その直後に2回目の大爆発が起こり、平次と和葉は崩壊するビル内に取り残されてしまう。
それに気付いたコナンは、万が一の時のために用意していたスケートボードで2人の元へ向かい、コナンの手助けの下、平次は和葉を抱きかかえながらビルから降りて間一髪助かる。
爆破予告が実行された場合に備えていた警察と消防の迅速な対応もあり、テレビ局爆破による死者は1人も出ず、百人一首の札も無傷で済んだ。
しかし、その札を守ろうとした未来子は腕を骨折してしまい、大会を辞退せざるを得なくなる。
未来子は和葉に自分の代わりに皐月杯に出場するよう説得するが、直後に和葉は紅葉から皐月杯で勝ったほうが平次に告白する権利を得るという挑戦状を叩きつけられ、平次を取られたくない和葉は、紅葉の挑戦を受けて立つと宣言する。
和葉はその夜からかるたの猛特訓を行い、平次の依頼で駆け付けた平次の母で元クイーンの服部静華に師事し、徹底的にかるたの腕を磨いていく。
ほどなくして「矢島俊弥が何者かに殺害された」という知らせが阿知波の元に届き、小五郎は彼と共にパトカーで京都の現場に駆けつける。
コナンも平次と共にバイクで現場へ向かい、小五郎達よりも前に現場へ到着していた京都府警の綾小路文麿の案内で、遺体が発見された部屋へ通される。
そこでコナンたちは、矢島の血痕が付着した大量のかるた札が散乱している様子を目撃する。
平次とコナンは、綾小路の許可を得て簡単な現場検証を始め、矢島の手の血痕から彼が散乱しているかるた札の一枚を持っていたことを突き止め、コナンは現場の写真を灰原に送り矢島がどの札を持っていたのかの解析を依頼する。
次に、2人はテレビのリモコンに付着した血痕から、矢島が殺される直前にテレビで何かを見ていたと踏み、テレビの電源を入れるとそこには紅葉の姿が映し出されていた。
この後、小五郎によって強制的に外へ出された2人は、現場に到着したばかりの関根康史を見つけ、関根と阿知波らの会話を聞いていた平次とコナンは、ある違和感に気付く。
テレビ局の爆破事件も矢島の殺害も「皐月会」を狙っていることから、コナンは阿知波を、平次は後から来た綾小路警部と共に紅葉を見張る。
翌日、矢島邸での言動に疑問を抱いた平次とコナンは、関根が矢島の殺害犯ではないかと睨み問い詰めるが、関根はそれを否定し皐月杯のリハーサルのために阿知波や紅葉とともに3人それぞれ別々の車で阿知波会館に向かうことになる。
しかし、車列が走り出した直後に何者かに爆破され、阿知波と紅葉は無事だったが、爆弾が仕掛けられていた車に乗っていた関根が重傷を負い、意識不明の状態となる。
大阪府警では阿知波に対する聴取が行われ、そこで皐月会に恨みを持つ人物として、かつて存在した百人一首の団体・名頃会のリーダーであった名頃鹿雄が浮上する。
名頃は5年前に皐月会に挑戦状を叩きつけたが、その試合を放棄して以降は消息不明となっていた。
日売テレビを含めて、これまでの被害者には名頃の得意札が添付されたメールが送られていることから、捜査本部は名頃を容疑者として捜査を進める。
そして、この場で平次は紅葉にも名頃の得意札の添付されたメールが送られていることを電話で聞いて忠告するが、聞き入れられず大阪府警は紅葉の警備体制を強化する。
捜査会議が終わり、大阪府警から出てきたコナンと平次は阿知波に5年前、一体何があったのかを問い詰める。
意を決した阿知波は、コナンと平次に自分の部屋に来るように告げる。
大阪観光を終えた蘭は、紅葉がいる病院にパスケースを届けに行き、待合室にいた紅葉を見つけて声をかける。
この時、蘭に平次と指切りをしている写真について問われた紅葉は、『瀬を早み』の句を詠み、幼いころに平次と結婚の約束を交わしたことを告白し、蘭は答えに詰まってしまう。
一方、阿知波はホテルに戻ったコナンと平次に、名頃が5年前の試合前日に皐月の家を訪ね、皐月にかるた勝負を挑み皐月が勝利したことを話す。
しかしコナンは、皐月の試合がある日は必ず洗車をするという阿知波の車が、5年前の試合当日には汚いままだったことに違和感を覚える。
その夜、平次は和葉を手伝おうと部屋に行った時、蘭から小学生の時のかるた大会で負かした女の子の事を聞かれ、ようやくそれが紅葉だと思い出し、和葉に伝える。
その後、阿知波会館では大阪府警と京都府警による厳重な警備体制の下で皐月杯が開催されるが、関根が意識を取り戻したとの連絡が入り大阪府警が警備を離脱する。
和葉と紅葉が順調にトーナメントを勝ち進み決勝の行われる皐月堂へ阿知波と共に向かうが、ほぼ時を同じくして敷地内の倉庫が爆発する。
コナンと平次は現場へ向かい、綾小路から名頃が誤爆した可能性を伝えられるが、コナンは海江田藤伍の着けていた大きな指輪が付近の木に刺さっているのを発見する。
このことからコナンと平次は、海江田がこれまでの事件の実行犯であり、真犯人によって名頃が死んだように見せかけて殺害されたと推理する。そして、阿知波にも名頃の得意札の添付されたメールが送られていることと、和葉の携帯電話にも名頃の得意札の添付されたメールが送られていたことを綾小路から聞いた途端、平次は血相を変えてコナンをバイクに乗せ皐月堂に向かう。
平次とコナンは、皐月堂が最後の爆破の標的であることに気付くが、既に爆発し炎上していた。
皐月堂では、阿知波を読手(どくしゅ)として和葉と紅葉による決勝戦が行われていた。
2人の試合は熾烈を極め、運命戦にまでもつれ込む。
読み札が読まれ2人が札を取ろうとした瞬間、バイクに乗った平次とコナンが皐月堂に飛び込んで来て、和葉と紅葉はここで初めて皐月堂が炎上していることを知る。
皐月堂の火はボール射出ベルトのボールを使ったコナンの機転により鎮火するが、この状況に疑念を抱いた紅葉が平次を問い質し、海江田が会場に入れるようにシステムを変更できるのは阿知波しかいないため、平次は阿知波に話を促す。
コナンは決勝戦用の百人一首の札を調べられると困るのではないかと阿知波に問い、札の側面に付いた黒ずみは名頃の血液で名頃を殺害した犯人の指紋ではないかと指摘する。
これに観念した阿知波は、5年前の試合前日の阿知波邸での前哨戦に皐月が負け、恥を晒さないように自身の手で名頃を殺したことを自白する。
これを聞いて平次とコナンは札を証拠に自首するよう勧めるが、阿知波は札を証拠にすることだけは拒否する。
この様子を見たコナンは、札に付着した指紋は阿知波の物ではなく皐月の物ではないかと気付く。
実は5年前の試合前日の阿知波邸での前哨戦には、阿知波の持っていたテープが読手代わりに使用されており、札の詠まれる順番をある程度覚えていた皐月にとって圧倒的に有利な条件での試合であったにも拘らず、皐月は名頃に負けてしまい、動揺して衝動的に名頃を殺害してしまったのである。
その直後に帰宅した阿知波は偽装工作を施し、翌日の試合本番は皐月の不戦勝となるが、名頃に敗北を喫して殺害してしまったショックと罪悪感から、皐月は2年後に病死を遂げる。
この真相を話し終えた阿知波は、皐月堂に仕掛けた爆弾を起爆しようとするが、紅葉は「試合当日には名頃は負けるつもりだったのでは」「名頃は初恋の相手である皐月にただ褒められたかっただけだった」と話し、それを聞いた阿知波は自分の愚かさに腰を抜かしながら起爆装置を床に落とす。
その後、今にも崩れそうになっている皐月堂から避難しようと試みるが、平次と和葉を残してエレベーターが落ちてしまう。
エレベーターはコナンの伸縮サスペンダーでどうにか止まり、平次は和葉をバイクの後ろに乗せ、先ほど拾った爆弾の起爆装置とその爆風を利用して皐月堂から離れた滝壺まで飛び移る。
後日、紅葉には負けてしまったものの、自身の得意札である『しのぶれど』は取れたことを、和葉はホテルのエントランスで蘭に報告する。
そこへ、平次に告白するために入って来た紅葉は、幼い頃「嫁に取ってやる」と平次に言われたと主張するが、当時を思い出した平次は「(札を)強めに取ってやる」と言ったのだと主張し、紅葉がブライダルカー仕様の車で去っていくところで終幕を迎える。

主題歌

倉木麻衣「渡月橋 〜君 想ふ〜」
作詞 - 倉木麻衣 / 作曲・編曲 - 徳永暁人

❤💛22作目🧡❤️
名探偵コナン ゼロの執行人

❤️💚ストーリー🧡❤️

江戸川コナンたち少年探偵団は、阿笠博士が新たに開発した高性能ドローンの飛行テストに付き合うが、方向・速度・カメラを同時に操作する必要からリモコンの取り合いが始まったため、博士はリモコンを3つに分けようかと思案する。
一方、室内では灰原哀がテレビを視聴中で、5月1日に東京サミットが開催される東京湾の統合型リゾート施設「エッジ・オブ・オーシャン」の特集や、同じ日に任務を終えて火星から帰還する大型無人探査機「はくちょう」の話題を放送していた。
コナンも合流してテレビを見始めるが、エッジ・オブ・オーシャンにある国際会議場で大規模な爆発があり、現場を警備していた警察官が数名死傷したという臨時ニュースが流れる。
灰原はテレビで流れた現場の監視カメラの映像に、一瞬だけ安室透の姿があったとコナンに指摘する。
コナンはテロの可能性を考えるが、爆破が各国の要人たちが集うサミット当日ではないことに疑念を抱く。
警視庁で捜査会議が開かれ、爆発は施設地下で起こったガス爆発が原因であることや、現場のガス栓はネットを通じての遠隔操作が可能な最新型であることが判明し、現場の状況から当初は事故と思われた。
そこに警視庁公安部の風見裕也が現れ、事件現場の遺留品から採取された指紋が毛利小五郎のものと一致したことを報告し、一同は騒然となる。
後日、公安部による毛利探偵事務所の家宅捜索が行われ、資料やパソコンが押収されていく。
小五郎本人はもちろん、コナンや毛利蘭、鈴木園子が無実を主張するも、まったく相手にされない。
コナンは小五郎の潔白を証明すべく、現場に残されていた爆発物の調査を灰原と阿笠博士に依頼するなど独自に調査を開始し、高木刑事から当初は事故と見なされていたサミット会場の爆発が風見からの小五郎の指紋に関する報告を機に事件として扱われた経緯を聞く。
その翌日、押収された小五郎のパソコンから東京サミットの日程表や爆発現場の見取り図などの資料と、爆発現場のガス栓にアクセスした痕跡などの証拠が発見され、小五郎は公安から厳しく追及される。
小五郎は改めて容疑を否認して任意同行を拒否するが、その際に風見の手を振り払ったことで「公務執行妨害罪」で逮捕されてしまう。
コナンは公安の前に立ちはだかり、小五郎には動機がないことを主張するが、風見は小五郎を強制連行する。
公安の強引な捜査に憤りを募らせるコナンは、安室に小五郎逮捕の証拠は公安による捏造ではないかと問い詰める。
安室はその答えをはぐらかし、コナンに強い口調で反論して立ち去る。今回ばかりは安室が敵となるかもしれないことにコナンは息を呑む。
蘭に救援を懇願された妃英理は、身内の弁護はできないために代わりの弁護士を探すが、被疑者が小五郎であることが災いして見つからない。
国選弁護人に任せようと言う蘭の提案を、自分が口を出せないことを理由に英理は拒否する。
そこに、女性弁護士の橘境子が訪ねてきて、小五郎の弁護を申し出る。
公安事件を数多く担当してきたという境子に蘭は一時期待を抱くが、過去の裁判で全敗していることを聞いて不安に駆られる。
東京地検に送検されてしまった小五郎は、国際会議場爆破事件の担当となった公安部の日下部誠検事から取り調べを受けるが、ここでも容疑を全面否認する。
日下部は小五郎に動機がないことや証拠の資料を見て、警視庁公安部に追加調査を依頼するよう上司で統括検事の岩井紗世子に主張するが、岩井は小五郎の起訴を急がせるだけで応じないため、日下部は独断で警視庁公安部への追加調査を要求する。
追加調査を知った蘭や英理は期待するが、境子は小五郎が必ず起訴されると断言する。
コナンは、小五郎の起訴を望んでいるかのような境子の言葉に疑念を抱く。
翌日、コナンは目暮警部らから情報を得るために警視庁に向かうが、そこには安室や風見の姿もあり、安室の行動にコナンは疑念を深める。
一方、境子が検察の申請した証拠資料を英理のもとに持ち帰って一同に見せていたところ、裁判所から公判前整理手続の連絡が入る。
実は、岩井が独断で裁判の話を進めていたのだ。
東京サミット当日、コナンたちは公判前整理手続のために裁判所に向かうが、そこで今後の公判の日程も決まってしまう。
情報を得るべく、再度警視庁に向かったコナンの前にまたしても安室と風見が現れる。安室が去った後、コナンは安室が人殺しであることや、拘置所で取り調べた被疑者の男を自殺に追い込んだことがあることを風見から聞かされる。
その頃、警視庁の捜査会議ではIPアドレスを隠して複数のコンピュータを経由して標的に不正アクセスを行うソフト「Nor(ノーア)」が、現場のガス栓の遠隔操作に使用されていたことが判明した。
その直後、東京サミットのために厳戒態勢下にある都内の各所であらゆる電気製品が暴発・発火し、都内は大パニックに陥る。
コナンは事件の状況からIoTテロと考え、国際会議場の爆破も同じ手口で行われたと推理する。
パソコン音痴の小五郎には到底不可能なことであり、テロ発生時に身柄を拘束されていた小五郎は容疑が晴れるかと思われたが、境子は時間設定による遠隔実行は可能と断じる。
しかし、この都内の同時多発IoTテロは序章にすぎず、犯人はさらなる大規模テロを目論んでいた。
その後、安室と合流したコナンは、NAZU不正アクセス事件で自殺を図った羽場の命日が1年前ということを知る。
犯人の真の目的が大型無人探査機「はくちょう」のカプセルを警視庁に落とす計画であると知ったコナンと安室は、東京地検へと向かい犯人と対峙する。
一連のテロの犯人の正体は日下部だった。
法律家への道を断たれた羽場は公安に協力する民間人「協力者」として日下部の下で働いており、2人は一心同体とも言える深い関係になっていたが、日下部が担当した「NAZU不正アクセス事件」の調査をしていた羽場を窃盗犯として逮捕し、自殺に追い込んだ公安警察への憎悪から今回の犯行を計画した。
彼は去年担当した「NAZU不正アクセス事件」の公判資料を参考にNorを使って不正アクセスを行ない、まずは公安警察しかいない時を狙って国際会議場を爆破した。
そして羽場の命日である5月1日は丁度「はくちょう」が地球に帰還する日であったため、同様の手口でNAZUに不正アクセスを行ない、「はくちょう」のカプセルを警視庁に落とし、公安警察の威信を完全に失墜させるのが目的であった。
しかし、安室が小五郎をテロの容疑者に仕立て上げたため、彼が犯人ではないと証明するためにIoTテロを実行。
また、NAZUで既に犯人を追跡するシステムが完成しているという誤算が生じ、捜査を攪乱させるべく、バグを作ったNorでアクセスして沙世子のスマホを発火させたのだ。
極力死者が出ないIoTテロという手段を選択し、それでも犠牲者が出る可能性については「正義のためには多少の犠牲は仕方ない」と言い放つも、コナンに「そんなの正義じゃない!」と非難された。
コナンに不正アクセスをして変更したコードの提供を迫られるも断固として黙秘していたが、ドローンを通じてコナンが見せたスマホのライブ映像に、死んだはずの羽場が警視庁の屋上に建っていた事で状況は一変。
実は羽場は生存しており、日下部は違法捜査に自らけじめを付ける事ができないと判断した公安により、自殺に見せかけて日下部と縁を切るように仕向けられていた。
日下部はその事実にショックを受けるも、羽場に「それが私の信じたあなたの正義なんですか?」と説得され、コードを伝える。
日下部は羽場の身の安全を危惧するも、実際の羽場の居場所は阿笠邸であり、警視庁の映像と合成したものであった。
羽場を映したドローンを操っていたのは少年探偵団の3人であり、彼らに本来の目的を隠して操作させていた。
日下部にコードを自白させた後、今度は「阿笠の荷物」と偽られた爆薬を搭載し、少年探偵団はカプセルを近くで撮影するつもりでドローンをカプセルまで飛ばす。
これにより、ドローンはカプセルと衝突して粉々になり、警視庁へのカプセル衝突は免れた。
その後、羽場から「私たちは今でも一心同体です」と告げられた日下部は安堵した様子で連行されていった。
しかし、「協力者」は羽場だけではなく、実は境子も風見の「協力者」だった事が判明。
境子は公安からの命令で羽場をマークしており、互いに想いを寄せていくようになったが、NAZU不正アクセス事件によりその関係は打ち砕かれ、公安に復讐する機会を伺っていた。
小五郎を有罪にしようとしている素振りを見せたのは、風見から小五郎の無罪の証明を依頼された事への反抗心のためだったが、小五郎を有罪にしようとした事をコナンに非難されると、自分の行いでテロの被害を拡大させてしまったことに慟哭する。
境子は風見から「協力者」からの解放と共に羽場がいる阿笠邸の住所のメモを手渡されるもその手を振り払い、自分の人生が公安に踊らされていた事に抗議しながら去っていき、今度こそ羽場との関係は終焉した。
だが危機は終わっておらず、カプセルの新たな落下予測地点が蘭達の避難先であるエッジ・オブ・オーシャンである事が判明。
情報の錯綜によりエッジ・オブ・オーシャンからの退避が不可能な状況に焦る安室にコナンは「ボクの協力者になってもらうよ」と言い放つ。
安室が愛車のRX-5を駆る中、コナンは安室に恋人がいるのか尋ねた所、安室は「僕の恋人はこの日本さ」と断言。
安室のRX-5はエッジ・オブ・オーシャンの工事中のビル内を疾走し、ビルから飛び出したところでコナンが車外に出て、キック力増強シューズで放ったボールをカプセルにぶつける。
これによりカプセル衝突は回避され、一連のテロ事件はようやく終息した。
コナンは小五郎を事件に巻き込んだ理由を問い詰める。
安室は、小五郎を事件に巻き込めばコナンは安室の協力者になり、本気の力を借りられるからと告げた。
後日、日下部の犯行動機は公安の思惑により「犯罪の手引書のような警察の捜査資料に感化された」という支離滅裂な内容に偽装されて公表されていた。
一方で自分達の操作したドローンが日本をテロの危機から救った事に全く気付いていない少年探偵団は阿笠に火星まで探索できるドローンの製作をねだり、コナンと灰原が「そりゃ無理だって…」と呆れる所で物語は終幕を迎える。

主題歌

「零 -ZERO-」
作詞・作曲・歌 - 福山雅治

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