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「月の立つ林で」とユウちゃん

昨日、2月の休日では一番暖かそうで、山に上ろうかと思ったら、
孫弟が風邪気味ということで、子守り(籠り)日に。

「月の立つ林で」について

そこで読書日とすることにし、借りていたこの本を。
これがまぁ、めっちゃ泣かせるわけです。

お月様は大昔からのエンタメだけど消費されないから、誰かと共に見た月の記憶や、月を見ながら思った人のことは、自分の中に美しく定着できるのかな。そんなこと思いました。

ユウちゃんについて

読書の合間とかに、山や遊びの計画をふっと思いついたりすると検索したりするのですが、そういう時とかに、本当に最近よく思い出すのが、小学生だった頃。

その当時は、大人になったら今のことって何も覚えてないのかなぁと心配していたものですが(周りの大人が、よく忘れたとか言ってたから?)
案外覚えてるよと、昔の自分に安心させてやりたい。

階段、木の枝、記憶を引き出すものは日常に

ユウちゃんとは小学校入学時に知り合って、5年生終わりに引っ越して行っちゃったから、物心ついて大好きな友だちとハッキリ思ってからだと、たかだか3年ほどの付き合いでした。

今思えば短いけど、幼い頃の月日は濃かった。

ユウちゃんのお父さんのこともすごく好きで、よく遊んでもらいました。
お泊りもしょっちゅうしてて、普通の朝食も特別に楽しかったり。

そういえばユウちゃんちには黒猫いたよ

休みの日、本当に色々、ユウちゃんの家族かのように一緒に遊びに行った。
日頃は大阪まで1時間とかかかって通勤してて疲れてただろうのに、子どもが小学生の時期の貴重さを、お父さんは満喫してたのかな。

椿。すごい数のつぼみ

今、孫たちと、家族と、または1人で、どこに遊びに行こうかと思う時、かなりの確率でユウちゃんと行った諸々を思い出します。

今頃になってやっとです。
子ども3人いても、子育て中そんな余裕が無かったのか。

その頃は遊びに行くのも、ちょっと離れた場所の遊べるホテルに泊まって、友だちにお土産配って、とか、先に誰かにもらってるからお返ししなきゃとか。楽しもうっていう動機が少しずれてたかもと。

時代の勢いみたいなのもあったから、それはそれなんだけど、
後悔とかでもなく、今がそういう流れなのでしょう。

ユウちゃんちのお出かけは、須磨浦公園とか相楽園とか市内のお気に入りの名所をリピートする感じでした。
毎年とか、違う季節にとか、知ってる場所に行くのは楽しかった。

さらに今、孫弟と「1月1山プロジェクト」を始めて、思い出すのが格段に増えたと思うのです。昔ユウちゃん家族と近くの山によく上ったから。

当時ヤマップなど無く、実際上ってみて、また行こうって感じだったと思います。名前も分からず標高で呼んでた。「312Mの山」とか。

上って、まわり見下ろして、チョコレートとか食べて帰るだけ。
それがこんなにも清々しく楽しい気分で思い出せる。
ずっと長い間忘れていたのに、記憶は不思議だ。そして素晴らしい。

別にそれを狙いはしないけど、楽しいことをもっとしよう。
あらためてそう思います。

ありがとうございました!



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