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よく眠れた朝には 第3話

 とにかく、宿屋に10日ほど、泊まる旨を伝えて、部屋に案内してもらった。草鞋を脱いだら、足を洗う。それから、部屋に入るということだ。晩飯はお願いできるということなので、お願いすると、具の少ない味噌汁とたくあん2切れ、握り飯2個。まあ、こんなもんなんだろう。

 風呂は風呂屋に行けということで、風呂屋にいくと、混浴だ。石鹸もないので、汗を流して、汚れを落として終わり。オレは背が高いので、みんなの注目のまとだ。男だけならいいが、女からも見られるというのは、恥ずかしいものだ。でも、仕方ない。

 とにかく、さっぱりした。風呂屋では頭を洗わないようだ。それはどしたらいいのか、そのうち確認しよう。

 さっぱりしたところで、お茶を頂いていたら、話し掛けられた。
「お兄さん、見かけねえ顔だね。どこから来たんだ?」
 自分のことはどう答えたらいいんだろう。へたに答えたら捕まるってことになるのかもしれないな。
「オレも良くわからないんだ。どこかで、頭を打って昔のことが思いだせないんだ。」
「へえ、えらいこっちゃでんな。」
「だから、当分、この町でやっかいになるつもりだ。よろしくな。」
 この男、オレより若そうな感じだ。何してるんだろう?
「お兄さんは何してるんだい?」
「オレかい、オレは野菜を仕入れて売ってるんだよ。ところで名前はなんだい?それにかなりの大男だな。」
名前か。どうしようかな?慎二だから、慎ってことにしとこ。
「慎という名だ。よろしくな。」
「そうかい、慎さんか、こちらこそ、よろしく。」
「ところで、あんたは?」
「オレかい、オレは八百屋の辰ってんだ。」
「タツさんか。よろしくな。」

 オレはこの辰さんといろんな話をして、この時代のこと、この町のことなどの知識を得ることができた。

 オレたちの周りには、いつのまにか、たくさんの人がおった。オレたちの話は筒抜けってことだった。適当に横から口を挟まれたり、聞かれたり、結構仲良くなれたような気がした。

 宿に帰ると、もう日が傾き、部屋の中は真っ暗だ。この時代は日が暮れるとあとは寝るだけなんだろう。しっかり、寝床についた。といってもかけ布団はない。

 翌日、オレはこの町の探検に向かった。どれくらいの町なのかもわからないし、どんな店があるのかも知らない。どうやって暮らしていくのかも知らない。とにかく、散策だ。行く先ごとにオレを知っている人がいる。なんで?と思ったが、あの風呂での話で、みんなオレを知ったようだった。

 こんな小さな町なら、どんな話も筒抜けなんだろうな。それぐらいしか楽しみがないんだろう。まあ、オレにとってみれば、いちいち説明する手間が省けて丁度いい。

 オレみたいな得体の知れない者が、急にこの町に住みついても問題ないのかどうか、ちょっと気になるところだ。でも、それも町の人となかよくなれば、そんなに苦労せず住みつけることがわかった。適当に長屋を世話してもらえるみたいだし、なにかしら商売を始めたら、それなりにやっていけそうだ。まあ、いつ元の世界へ帰れるかわからないから、最悪ずっとこの世界で住み続けることになってしまっても、大丈夫なように考えないとだめだ。

 オレのことはこの町の人々に知れ渡っていたから、何をするにも快く対応してくれた。まんじゅう屋の前を通ると食っていけと言われる。そこで住むところを探していると言うと、長屋の空き部屋を紹介してくれる。何か商売したいというと、いろんな仕事を紹介してくれる。仲良くなれば、みんな優しい人たちだ。

 オレは宿屋を払い、長屋で暮らすことにした。同じ長屋の人たちが、入れ替わり立ち代わりやってくる。あれがないだろう、これがないだろうといろんなものを差し入れてくれる。本当にありがたい。元の世界より、住みやすいのかもしれないな。

 長屋は、今でいうなら三畳一間くらいで、畳じゃなくて板の間だ。隣りの物音なんか聞こえまくりだ。まさに壁に耳あり、障子に目ありってのは、このことなんだろうと思った。

 隣りの奥さんは、オレが独り者って聞くと嫁さんを世話しないといけないねって、どこかすっ飛んでった。そんなこと、気にしなくてもいいのに。まずは暮らしていくために、仕事を見つけないとだめだ。イノシシ狩りも考えたが、うまいこと捕まえられるかどうかなんてわからないし、へたすりゃ、ずっと飯にありつけないってことになりそうだと思った。でも、いい金になると思ったら、ちょっくら、狩りに行ってこようと思った。

 隣りの世話好きな奥さんに袋を作ってもらい、ナイフや包丁を入れて、狩りに出てくるから、数日、家を空けると言って、出発した。

 半日ほど道沿いを歩いて、途中から道を外れ、夕方まで森の中を進んだ。ここらへんに罠を仕掛けるのだ。イノシシの通り道を探したが、よくわからない。でも、鹿がいたので、罠を仕掛けた。適当に穴を掘って、カムフラージュした。オレはその場を離れ、ゆっくり休むことにした。

 この世界に来て、屋外にお泊りすることにだいぶ慣れた。どういうわけだが、怪我することもないし、気が楽だ。翌日、罠を見回ったが、何も引っかかってなかった。もう少し、罠を作って待つことにした。2日目も何も掛からなかった。さすがに腹が減ってきた。おにぎりなんて、初日と2日目の朝までしかなかったし、そろそろ何か捕まえないとな。でも、掛かるかどうかは運に任せるしかない。

 3日目、なんと、鹿が罠に引っかかっていた。なんて、ラッキーなんだ。ところで鹿肉って食べれるだろうか。たぶん、大丈夫だと思う。だけど、結構な重量がある。適当に解体して、足を4本両肩に担いで帰ることにした。残りはとりあえず、木にぶら下げておいた。

 その日の夕方にはなんとか、町に帰ってこれた。足1本は長屋のみんなで食うことにした。料理は長屋の女衆にお任せだ。オレはオレで残りの3本を売りに行った。これまた、結構な金額で売れた。また、当分これで生活できる。まあ、仕事はこれでいいかもしれない。長屋の家賃払って、日々の食費や風呂屋など支払っても、3ヶ月くらいは充分みたいだ。まあ、1ヶ月に1回は狩に行けば、なんとかなるようだ。冬なんかはあまりいけないだろうしね。

 その日は肉三昧で、長屋のみんなでワイワイ楽しめた。案外、こんな暮らしも楽しいもんだ。町人だけなら楽しい生活も、お侍の連中がくるとそうはいかなくなる。やつらはすぐ人を切る。なんでもかんでも、無礼者だと言ってくる。どっちが無礼なんだ、ほんまに。みんなに聞くとお侍に逆らったらだめだという。殺されるのがおちだという。オレは絶対許せない。今は不死身だから、そのうち鼠小僧でもやってやろうと思った。

 ある時、オレの初めての友人、辰つぁんが、お侍に切られたという。大急ぎで見舞いにいくと、背中を切られて大怪我をしていた。なんてひどいことをするんだ。そのお侍の住まい聞いて、実際に行って場所を確認した。絶対、懲らしめてやろうと思った。オレは同じ長屋の文字のきれいな旦那に一筆書いてもらった。
「人を切るとこんな目に合うぞ。二度とするな。 鼠小僧」
「こんなんでいいんすか?」
「大丈夫ですよ。オレがやっつけてきますよ。」
「相手はお侍さんですよ。」
「同じ人間なのに、こんなひどい目に合うなんて許せないですよ。」

 その晩、オレは布巾で顔を隠し、そのお侍の家に忍びこんだ。そのお侍の寝ている部屋に入り、「天誅!」と言って、げんこつで殴ってやった。
「罪のない者を刀で切ると、必ず天誅でこうされるんだ。次から絶対にすんなよ。」そういって、オレは何度も殴ってやった。お侍の顔はかなり腫れあがっただろう。ざまーみろってんだ。

 次の日、辰つぁんを見舞っていると、突然、侍たちが入り込んできた。横になっている辰つぁんを引きずり出し、連れて行こうとする。
「何するんだ。まだ、動ける状態じゃないだろ。」
「ええい、うるさい。」
そういって、無理やり、辰つぁんを連れて行ってしまった。あとに数枚の紙が残された。それには、昨日の鼠小僧宛に名乗り出よと書いてあった。

 こいつら、当分動けないようにするしかないな。オレは完全に頭にきた。夕方、薄暗くなった時に、オレは手ぬぐいで顔を隠し、辰つぁんの連れて行かれた屋敷へ向かった。武器などない。素手でやっつけてやるんだ。

 オレは正面の門から、門番を倒し、突入した。そこには4人の侍が待っていた。それぞれは刀を抜いて切り掛かろうとした。

「やいやい、てめーら。手足数本折れても文句を言うなよ。オレを怒らしたんだからな。覚悟しろ。」
「おまえが鼠小僧か。今日を持ってお陀仏だ。覚悟するのはおまえの方だ。」
と言って、切り掛かってきた。当然、切れない。オレはそのまま刀を奪って、逆さに構え、峰打ちしまくった。結構、いい加減な剣さばきだが、適当に当たる。オレも本当なら何度も切られているんだが、全然、切れてない。

「なぜ、切れない?」
「そんなばかな。」
オレは彼らを峰打ちで叩きのめし、それぞれの手足を足で踏みつけ、骨を折ってやった。
「町人をいじめるとこんなふうになるんだ。これから二度とするな。」
「弱い者いじめすると手足が使い物にならなくなるぞ。わかったか!」
オレは辰つぁんの捕まっている部屋を探し、雨戸にのせ、長屋に連れ戻った。

「慎さん、大丈夫け?」
「おう、大丈夫だ。辰つぁんもなんとか無事だよ。」
「恐れ入ったわ。そんなことして、あとで仕返しがこないか、心配じゃね~か?」
「大丈夫だと思うよ。手足、折ってきたから、当分、歩けんわ。」
「慎さん、強えんだな。」
「素手でイノシシ狩り、しとるからな。」
「えっ、素手で捕まえとるんか!そりゃ、たいしたもんじゃ。」

 お侍の刀も全部、折ってきたから、当分、大丈夫だろ。だが、鼠小僧の名前は、お侍の間ですぐに広まったようだった。切っても切れない鼠ということで、もっぱらの噂になっていた。それから不用意に町人を切ると、両手足を折られるということで、お侍は何も手出しをしなくなった。つまり、また、平穏な世の中になったということだ。

 これでなかなか過ごしやすくなった。オレが鼠小僧だと知っているのはほんの一握りだ。知っている連中は、オレが素手で動物を狩っていると思いこんでいた。だから、そんなに強いのだと。まったくもって都合のいい理屈だ。だから、だれもオレにケンカを仕掛けたりしない。オレも普段は温和だから、みんなと仲がいい。

 そういえば、今頃になって、ふとあることを思い出した。元の世界にいたころ、オレの意識に入ってきた女の人のことだ。あれは確か、江戸時代くらいの人だった。今、オレのいる世界と同じじゃないか。ということは、そのうち、彼女に出会うこともあり得るのだろうか?

 それに、タイムスリップすると、未来が変わるから何もしてはいけないとか言われるけど、すでに、オレはいろいろやっている気がする。まあ、さほど歴史には影響のない程度なのかもしれない。

 だけど、不思議なのは、なぜオレは怪我をしないのだろうか?まあ、あんまり、悩んでいても仕方がない。このまま元の世界に戻れる気もしないので、ここで楽しく暮らすことを考えて生きて行こうと思う。

 電化製品もないし、おいしい食事も食べれないけど、みんなと和気あいあい暮らせるのは、それはそれでいいもんだ。だが、オレが独り者なのがいけないみたいで、隣りの奥さんや若い娘さんたちに興味の的にされている。今の町の話題は、誰がオレと夫婦になるかということらしい。この時代の娘さんと結婚なんてありえないだろうに。

 月に一回、狩に行くと、冬の間は充分生計を立てれるようになっていた。オレは、冬になる前の最後の狩りに行って、いつものように罠を仕掛けていった。今回はいつもと違って、オレのことをじっと見つめる視線を感じていた。誰かわからない。でも、誰かがじっと見ている。オレはあえて無視して、黙々と罠を仕掛けていった。その視線はずっとオレを見つめていた。

 その日の夕方、火をおこし、持ってきた肉を焼き、川で取った魚を焼き、おにぎりを食べた。誰か分からないが、ずっとオレを見ている。
「見てないでこっちにきたらどうだ。一緒に飯を食べないか?」
オレはその視線の主に呼びかけた。その視線がビクっとしたのがわかった。

「何もしないから、こっちに来て一緒に食べないか?」
そう言ってもなかなか来ることはなかった。だが、腹を空かせているに違いない。
「早くこないとなくなるぞ。」
再度、呼びかけた。恐る恐る姿を現したのは、子供?だった。泥まみれでどんな顔をしているのかわからない。

「さあ、おいで。一緒に食べよう。」
オレはできる限り優しく言った・・・つもりだったが、その子はおびえていた。オレは握り飯を差し出した。なかなか取りにこない。オレはじっと待った。長いこと掛かってようやく、オレの手から握り飯を奪い取った。それを、その子は食べた。
「どうだ?美味いだろ?魚はどうだ?」
その子はまた近づいてきて、魚を取った。かなり、腹をすかしていたみたいだ。
「肉も食うか?」
その子はうなずいた。
「水も飲め。」
水も飲んだ。

「心配しなくていい。オレは何もしない。おまえをキズつけやしないし、売ったりもしない。教えてくれ。どこから来たんだ?」
その子はじっと黙っていた。そんなことより、黙々と食べていた。まあ、いいか。そのうち、何かしゃべってくれるだろう。
「明日、オレの手伝いをしてくれたら、また何か食わしてやる。どうする?やるか?」
その子はうなずいた。
「よし、じゃ今夜はオレのそばで寝ろ。」
ようやく、安心したのか、オレの横にきて、そのまま寝付いた。オレは毛皮をかぶせてやった。

 翌朝、オレは火をおこし、肉を焼いていた。その匂いに誘われたんだろう、その子も起き出した。
「肉をくったら、手伝ってくれよ。」
その子はうなずいた。二人で仲良く、肉を食ってから、罠を見回った。

 今回は、落とし穴にイノシシが落ちていた。ヤリで仕留めると、穴から引きずりだし、切分けた。その子にも肉を持たせ、町に帰ることにした。
「おまえ、オレの家で一緒に暮らすか?」
その子はうなずいた。でも、全然、しゃべってくれない。まあ、いいか。オレたちが町につくと、慎さんが子供を連れて帰ってきた!ということで結構な話題になった。

「慎さん、誰だい、その子は?」
「オレの狩りの手伝いをしてくれたんで、連れて帰ってきた。身よりのない子みたいだから、ほっとけなくてね。」
「慎さんらしいや。」
オレの家に連れてきたが、全然しゃべってくれない。仕方がないんで、隣りの世話好きの奥さんに風呂をお願いした。
「ちょっと、きれいに磨いてやってきてくれ。」
その子は、奥さんに連れられて風呂屋に行ったのだが、なかなか入らなかったらしい。その理由が分かって、とてもびっくりしたらしい。

 オレが子供だと思っていた子は、年頃の女だったのだ。泥だらけで分からなかったが、結構可愛らしい子だった。風呂屋で磨かれて帰ってきたら、観念したのか、ようやく話をしてくれた。

 泥だらけだったのは自分の身を守るため、オレのことはなんとなくいい人のように思えたから、ついてきたということだった。

 小さい頃に両親はお侍に殺されてしまって、それから一人で生きてきたということだった。しかし、年頃の女と分かったからには、オレのところで暮らす訳にいかないと思い、隣りの奥さんに相談したら、
「もういいから、夫婦になっちまいな。自分で連れてきた女だろ?」
「そういわれても、子供だと思ったから連れてきたんだし。」
「じゃ、本人の気持ちを聞いてみようじゃないか。」

 それもそうだなと思ったので、一応聞いてみることにしたら、即答で一緒に住みたいと言ってきた。まいったな。隣りの奥さんが
「あんた、慎さんと夫婦になってもいいというのかい?」
「はい。」
と、即答だった。まじか?ちょっと考えさせてくれということで、旦那をなくして一人暮らしの奥さんがいたので、今日はそこで泊めてもらえることになった。

 子供だと思って連れて帰ってきたら、年頃の女だったとは!オレは26歳で、この時代では男は何歳でも問題ないと言われてたけど、女はだいたい十代で結婚するらしかった。元の世界でも16歳から結婚できるという法律だし、問題ないのかもしれない。だが、オレはこの時代の女と結婚していいのだろうか?歴史がおかしくならんのかな?いろんなことを考えながら、その晩は眠りについた。

「さあ、さあ、どうするんだい?」
オレは朝からみんなに迫られていた。
「ちょっと待って下さいよ。結論を急ぐもんじゃないって。」
 みんなこんな話は大好きだから、仕事もせずに大勢集まっている。オレはいつの間にやら、悪人扱いだ。

「いったいどうするんだよ。あんたが連れて帰ってきたんだろ?狩りの時に一緒に寝たって聞いたよ。」
「それは子供だと思ったからだ。」
昼間、彼女を見ると、割とかわいいし、オレ好みだけど。
「じゃ、二人で話をさせてくれ。」
そういって、みんなを追い出した。とは言うもののどうしたもんだろうか?

「なあ、本当にオレと夫婦でいいんか?」
「はい、よろしくお願いします。」
「まじか!」
「オレと一緒に暮らすか?っておっしゃってましたね。」
確かにそう言った。でも、子供だと思ったからだ。でも、仕方がない、覚悟を決めることにした。彼女は17歳という。名はタエ。
「わかった。一緒に暮らそう!」
そう言ったとたん、みんなが雪崩れ込んできて祝福された。結局、最初から最後まで聞いていたんだな。本当に壁に耳ありだ。この時代、結婚の届出なんてない。みんなに祝ってもらって、はい、完了だった。簡単なもんだった。会って数日で、もうオレの嫁はん扱いだ。元の世界では、ありえへんだろ。17歳のJKだぞ。

 翌日から町のしきたりってほどじゃないけど、どこで何を売っているか?お風呂屋はもう知っているし、そのほか、必要なことや場所を教えがてらに、ついてまわった。みんなに冷やかされたよ。まいったわ。

 しかし、本当にこれでいいのだろうか?こうなってくると歴史の問題が非常に気になってくる。だって、未来のオレが過去の女の人と夫婦になるってことは、いったいどうなるんだ?もし、子供が生まれたらその子はどうなるんだ?オレが住んでいた未来にどんな影響があるのか?なんかとても心配になってきた。まるで、TVドラマでやっていた主人公のように。

(つづく)

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