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乃木坂46の卒コンを考える。

3期生山下美月さんの卒業コンサート詳細が発表されました。
 日程:2024年5月11日・12日
 会場:東京ドーム
 料金:12,000円(のぎ動画プレミアムシート・アリーナ指定18,000円)
……いや、これは、どうなんでしょう、妥当なの…か?

今の日本は、いろいろなモノの価格が高騰しています。食料品や公共料金をはじめ、本当にありとあらゆるモノの価格が上がってます。その理由として、円安とか世界的な物価上昇とともに、元々日本の価格相場(賃金を含め)が安すぎたからという面はあります。ようやく世界標準に追いついてきただけ、とも言えます。
しかし、それにしてもですよ、12,000円ってどうなんでしょう?! 高過ぎじゃない?! 生駒里奈の卒コンは8,800円、西野七瀬は9,800円、齋藤飛鳥は10,800円。3月にあった12thバスラも10,800円でした。
キャパ的にも、東京ドーム2daysっつーのは…。齋藤飛鳥が同じ東京ドーム2days。2020年に予定されていた白石麻衣の幻の卒コンですら東京ドーム3daysでした。
乃木坂への貢献度や人気、グループ自体の勢いなどもあわせて考えると、運営、若干勇み足じゃないかと思うんですけど…どうなんでしょうか。
チケット自体は完売すると思いますよ? 東京ドーム2daysを完売にするくらいの力は今の乃木坂にもあります。ただこの価格設定をみると、運営はターゲットをどこに据えてんだ? というか、何を見てるんだ? と思わずにはいられません。私が山下にそれほどハマッてないからそう感じるだけで、一般的には妥当なんだろうか。

乃木坂の卒コンと運営といえば忘れられないのが、生駒里奈の卒コンです。
2018年1月31日に卒業発表があり、4月22日に卒コンの運びとなったのですが、問題は会場です。キャパ12000人の日本武道館1dayだったのです。いやいや、どう考えても少ないでしょう~。案の定、チケットは倍率30倍の超プラチナ。急遽全国各地の映画館で乃木坂初のライブビューイングを行うことになりました(それでも6万席追加だけ)が50分で完売。ライブビューイングジャパン調べでは、当時史上最速のスピード完売だったそうです。普段はライブ当選を諦めている私でさえ、生駒ちゃんの卒コンは何とか行きたいと画策しましたが、ライブビューイング含め惨敗したものです。
どうしてそんな小さいハコでやることになったのかについては、単純に会場を抑えられなかったからと言われていますが、もう一つまことしやかに言われている説があります。それは握手会や写真集の売り上げを見た運営が、生駒ちゃんにはさほど集客力がないと判断して日本武道館にしたという説です。当時の生駒ちゃんの境遇を考えると、なくもない話しだなと思います。そもそも2018年~2021年くらいの乃木坂1・2期生の卒業は、時期や順番をかなり練って行われた印象があります。その皮切りともいえる生駒ちゃんの卒コン会場を「急で抑えられなかった」って、無理があるでしょう。あまりの扱いに、なんかスキャンダルでも起こして報道前に辞めなきゃなのか?と訝しんだくらいです。
つまり何が言いたいかというと、運営はミーグリ(握手会)や写真集等の売り上げを重視しすぎない方がいいのではないかということです。
1つの明確な指標ではありますが、それだけを判断材料にしてしまうと世間とのズレがでてしまいます。アイドルに疑似彼女を求める層は多数派ではあっても、全てではない。疑似彼女を求めていない一般層に刺さったからAKBは国民的アイドルになったし、欅坂はカリスマになったんだと思います。まあ「これが乃木坂の売り方であり、実際それで成功したんじゃ!」と言われれば、確かにその通りです。ただ「ズレ」は人を冷めさせます。最初は小さかった違和感が、やがて最終意思決定につながるのは芸能に限った事ではありません。運営はよくよく考えてほしいと思います。
とはいえ、山下がここ数年の乃木坂においてエースだったことは事実。その最後が相応しいものになることを心よりお祈り申し上げます。

山下の真骨頂。

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