地域枠を受けたければ、早くから動いてほしい3つのこと【地域枠推薦の対策その2】
前回の記事では、医学部地域枠を受けるメリットについて書きました。
地域枠にはメリットが沢山あるものの、デメリットも勿論あります。受験生の中でも賛否両論ある問題です。
地域枠についてどのように考えるかはあなた次第ですが、大事なのは「地域枠のシステムについてしっかりと理解する」ということです。
しっかりと理解できて尚且つ納得できたのであれば、推薦に向けての準備を始めましょう。
「自分はまだ高1だし…」
という方もいらっしゃるでしょうが、推薦は早く動き始めるに越したことはありません。
私も高1の頃から、地域枠を視野にいれていることを高校の先生に伝えていました。
地域枠を考えているのであれば、高3になるまでにやっていただきたいことは次の3つです。
①地域枠のシステムを確認する
自分の将来、周りの人にも関わるシステムです。十分に理解しておきましょう。
地域枠は、奨学金が絡んでくることもありますので、なるべく親と一緒に確認することをおすすめします。
②地域枠・高校の推薦基準を確認する
推薦を出してもらうには校内審査があり、特に医学部の推薦基準は、他学部に比べて厳しい基準が設けられていることもあります。
私が受けた大学の地域枠に出願するには、評定平均4.3以上が必要だったので、4.3以上を目指して学校の勉強をしていました。
また、校内推薦をもらえる基準として、欠席日数が年10日を越えてはいけなかったので、そこの部分も意識していました。
私のエピソードからも分かるように、推薦の準備は、早く始めるに越したことはありません。
③高校の先生に地域枠を受けることを伝えておく
私は高1のときから伝えていました。
早くから伝えるメリットは、高3までに学校の方でも推薦を出す準備が整えてもらえるため、いざ受験生になった時に、スムーズに推薦の話が進むことです。地域枠は、志望理由書や面接の準備が大変になってくるので、それ以外の話については、進められるときに進めておいた方が焦らずに済みます。
また、事前に伝えておいたことで、学校の方から地域医療セミナーを紹介していただけたことも大きかったです。
もちろん、医療セミナーは自分で調べて行くこともできますが、学校を通してもらうと、より早くから情報が入りますし、申し込みも簡単にできます。
要するに、「学校に事前に伝えておけば、推薦までの準備がスムーズに進む」ということです。
※(番外編)自分で、地域医療に従事されている医師の方に話を聞きに行く
医療セミナーに参加するのでも十分ですが、主体的に医療について調べた、という経験は、面接での大きなアピールポイントになります。
私は地域医療セミナーに参加したとき、自分の知識不足を思いしらされ、より中山間地域の医療について知るために、そこでの医療に貢献されている先生に連絡を取ってお話を伺いました。
大学にもよりますが、私は地域枠の面接で聞かれていることは「本当に医師不足の地域で働いてくれるのか?」ということだと思うのです。
地域医療への関心が嘘偽りないものかを見抜くために、面接が設けられていると感じました。
ここで、自ら医師不足の地域の先生にお話を聞きに行った、という経験は、本気で地域医療に貢献したいという根拠になります。
すなわち、本当に働いてくれるのか、という質問を最初から回避できるのです。
その余った時間で、自分がそれらの経験から学んだことを具体的に話せたり、アピールできたりします。
少なくとも高3の夏までには、主体的に地域医療について学んでみるのも良いかもしれません。
(ここでのエピソードについては、今度もう少し詳しく書こうと思います😊)
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