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選挙はがきが届いた話

各地で統一地方選挙が行われています。私の住んでいる地域でも選挙があります。早めに投票しておきたい気持ちが強かったのと、当日行けなくなることを考えて、期日前投票をしてきました。誰に投票するかは決めていましたので、何のためらいもなく投票用紙に候補者の名前を書いて投票しました。

期日前投票をした次の日に、候補者の「選挙はがき」(正式には「選挙運動用通常葉書」らしいです)が届きました。しかも2通です。2人の候補者から「私に投票してください」とお願いされているようなものです。届いた時に思ったことはこれです。

え?なんで住所と名前が知られているの? 怖い…

なぜ候補者に住所や名前を伝えていなくても届くのかは知っていますが、実際にされると恐怖でしかないです。

2通のうち1通は推薦人の名前を書く欄があるにも関わらす名前がありませんでした。「誰もこの人を推さないの?」と思いました。仮に名前があったとしても、知っている人なら「へぇ、そうなんだね」、知らない人なら「誰なの?」と思うだけですけどね。

もう1通のはがきには推薦人の欄はなかったです。それでも誰から送られたかが分かりましたので、こっちのはがきが届いたことには違和感はなかったです。直接でないにしろ、つながりはあります。きっとはがきは届くのだろうと予想していました。

なぜ候補者は選挙はがきを送れるのか?
一番の理由は選挙名簿を開示してもらっているからであると考えます。

市役所等にある選挙管理委員会に行って、選挙名簿の開示請求をすれば見ることができます。手続きをしたことがないので何とも言えませんが、簡単にたくさんの個人情報を得ることができるのです。紙に写すことも可能です。住所と名前だけだとまだいいのですが(見られたいないのですがね)、他にも住民票に登録されている情報が誰か分からない人に見られると考えると怖いねぇ…

紙に写すにしても、鉛筆などで書く以外の方法は認められていませんし、この情報の使える用途も限定されています。選挙活動には利用できますが、そのほかのことでは使えないルールになっています。開示した人の倫理が問われています。選挙管理委員会の皆さんへ、住所見せないでほしいなぁ。個人情報ダダ漏れ案件ですよ。

見にくいかもしれませんが、私がここで話した根拠となるデータのリンクを貼っておきます。

選挙はがきが送れる枚数の上限は決まっています。候補者陣営が選挙人名簿から誰にするかを選んで送っていることでしょう。今回はどちらも県議員候補からのはがきでしたので、各陣営から最大8000枚は送られていることになるはずです。選挙権のある人の割合から考えると意外と少ない印象でした。何を基準に送っているのか、候補者陣営の本音が知りたいです。

送ってきた候補者2人へのコメントを残します。

投票はすでに終わりました! 今更送られても困ります!

以上です。

選挙のある地域の皆さんへ、(白紙投票、架空人物を書くでもいいので)投票に行くことをお勧めします。自分の意思を表明するためです。

投票用紙は折りたたんでもすぐ開くらしいです。一回折って手を離すと、パカァと開きました。面白かったです。投票所は撮影ができないので、どのように紙が広がるかを撮影できません。実際に行ってやってみてください。投票先は○○党の人にしました。

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