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ホンマでっか!?TVの池田さん著書の「SDGsの大嘘」を読んだ

本屋で気になる本を発見!!

以前「ホンマでっか!?TV」に出演する武田先生が書いた本を読んだ時に「SDGsの本当のねらいは、欧米社会の優位性を保とうというのがねらい。」という内容だったが、それを彷彿されるようなタイトル。

その本の著者は池田清彦さん。 ん、池田?

ホンマでっか!?TVに武田先生と出演しているもう一人のおじちゃんのほう? 
確認したらやはりそうでした。

2人が同じことを書いているなら読んでみようと購入。

以下はネタバレになるかも。

そもそもSDGsとは、

持続可能な開発目標(じぞくかのうなかいはつもくひょう、英語: Sustainable Development Goals、略称: SDGs(エスディージーズ))は、2015年9月25日に国連総会で採択された、持続可能な開発のための17の国際目標である。その下に、169の達成基準と232の指標が決められている

wikipediaより

とあり、学校の教科書にも登場する。
1つ1つの目標は実現出来れば素晴らしいが、全てを実現することは難しい。むしろ実現すると世界は今よりもっと悪くなると池田さんは言っている。

ちなみに【SDGsの17の目標】とは

  1.貧困をなくそう
  2.飢餓をゼロに
  3.すべての人に健康と福祉を
  4.質の高い教育をみんなに
  5.ジェンダー平等を実現しよう
  6.安全な水とトイレを世界中に
  7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8.働きがいも経済成長も
  9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

の17の目標である。

池田先生がSDGsのいくつか矛盾点を指摘しているが、印象に残っているのは「2.飢餓をゼロに」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」の3つの両立は難しいということ。

世界の人口79億分の穀物は足りているが、飼育されている家畜(牛、豚、鶏など)の飼料を合わせると穀物は不足しているらしい。
また魚の漁獲量も増加している。マグロやクジラには漁獲してよい量などのルールがあるが、全ての魚にあるわけではないので、このままでは取れなくなり争奪戦なるらしい。
なので先の3つの目標の両立は難しいそうです。

そもそも、このSDGsは資源の乏しい欧州が優位性を保つために始めたものらしい。
例えば「  7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」という目標は、火力発電に使用する石油、石炭などは、燃焼させた時にCO2が出るのでやめて太陽光発電や風力発電に切り替えようという目標です。欧州は石油、石炭が採れないのでそんなことを言って自分達のやっている太陽光発電、風力発電に変えさせようとしている。
という感じで資源のある国より優位性を保つためにこの目標はあるらしい。

SDGsはどこかの国、企業が得するためにあるって話です。

そんなSDGsの日本の最善策は「余計なことは何もしない」らしい。地域内で完結するような取り組みや地に足のついた目標をするだけでいいそうです。日本の里山や水稲栽培、江戸時代にあった肥溜めはSDGsとも書かれてます。

なぜか気になる人は読んで見てください。

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