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ぼくが懺悔部屋をひらいたワケ

第3回目のインタビューはキリスト教会の牧師さんも務める、ともみんにインタビューを行いました。
牧師さんとして「会いに行くキリスト教会」という、無料の慈善活動も行うともみんさん。今回はそんなともみんさんに、コミュニケーションにまつわるお話を伺いました。

ともみんさんってどんな人?

― さっそくですが、ともみんさんが『牧師さん』になったきっかけって何だったんですか?

大学1年生の時に、声をかけられて初めて教会に行ったのがキッカケです。当時、独り暮らしだった私には『タダ飯が食べられる』なんていうメリットもあったりしてキリスト教会に通うようになりました(笑)

高校生の頃に友人を亡くし、人生をどのように生きていくのかを模索していた当時の私には聖書の話も興味深く、とても心に響きました。
その後、

信仰をもって生きるということは、私だけではなく他の人にも役立つのではないか?

という思いに至って、大学卒業後は神学校の大学院に進学し教会の牧師になったんです。

― 牧師さんってどうやったらなれるんですか?

特に必要な資格は無いのですが、一般的には神学校を卒業したあとで関係の深い教会に牧師として受け入れてもらうか、何もないところで牧師として独立するか。就職か起業、そんなイメージです。
私の場合は、一度教会で牧師として勤めたあとでフリーランスとして独立したような感じです。

― 会いに行くキリスト教会ってすごく斬新な取り組みですよね?

普通に教会という組織で牧師として働くなかで、教会の古い習慣に葛藤を感じるようになりました。このまま教会で働くという事よりも、出会った人たちにもっと寄り添っていくという本質を大切にしたいという思いが強くなっていったんです。

その為にはただ教会で待っているだけではダメだなと思い、自分から会いにいくキリスト教会というスタイルを始めました。
会いに行く交通費も、お話しするのも無料の活動です。

 『会いに行く教会』の活動

― ともみんさんとのお話を希望する人たちは、どこを窓口にされるんですか?

SNS(FacebookTwitterホームページYoutube)を窓口にされる方が多いですね。その他には積極的に異業種交流会などのリアルな場にも足を運んで、少しずつ顔を売っています。最初はSNS上でのリアクションやリプから始まり、少しずつ関係が深まってきた時に、話したいというご依頼をいただくという感じです。

― 『会いに行く教会』ではどんなお話の内容が多いんでしょうか?

初めてのお話は、だいたい他愛もない雑談が多いんですよ。でもある時を境にして、悩み相談に内容がシフトしていきますね。

内容は本当に多岐にわたります。社会生活へなじめない孤独感、恋愛相談や不倫の懺悔、経営者の方の弱音、おばさま達の井戸端会議のお相手などなど、本当になんでもアリな感じです。笑

でも、中には僕自身もお話を聴いていて思わず、どうすることも出来ない…と感じてしまう本当に深刻なお悩みをお話いただくケースもありました。

― 本当に深刻とは、どんな内容なのでしょうか?

心の病、身体障害、親の自殺、家族からの裏切りなど、仮にお金があったとしても解決できないような悩みです。誰が悪いわけでもない中で、相談者の方たちは理不尽を一身に引き受けていました。

― そのような時はどのようにお話をされるんですか?

こういったお悩みをいただく以前は、『何か良い言葉をかけてあげたい』とか『何か助けてあげられる事はないか』と思って相談を受けていました。

でも、何かをしてあげることが不可能なくらいの状態の悩みに直面したときに、こんな若造の自分に何ができるのかと自問自答したんです。

唯一できた事といえばお話を聴く事だけだったわけですが、最後には相談者から『ありがとうございます』と喜んでいただけました。

ただひたすらに聴く。

その事をこんなに喜んでくれる人がいるんだと感じましたね。

Livelyとの出会い

― ともみんさんがLivelyをやるきっかけって何だったんですか?

代表のえりさんに出会ったのがきっかけです。
ちょうど牧師としてのオンライン相談が爆発的に伸び出した時と、Livelyのサービスのローンチはタイミングが重なっていたと思います。そんな事からも話を聴いて欲しいというニーズは間違いなくあると感じてました。

それに、Livelyのサービスは私の体験や理想と親和性がとてもあると感じたので、一緒にサービス作りをしていけるというのは率直に嬉しかったですね。

実際にLivelyをやってみて

― 実際、Liveyをやってみていかがでしたか?

Livelyでは、いつも同じユーザーさんにルームは利用して貰っています。その方は『会いに行く教会』のルートを使えば無料でお話できるにも関わらず、「無料では申し訳ない」と言って下さってルームをご利用いただいている感じです。

もともと、お金のために『会いに行く教会』をスタートしたわけではありませんでしたが、お金を払ってでも話したいと言って貰えた事がとても嬉しかったですね。お金をいただくに値する取り組みを、今まで積み上げて来れていたんだな~と。

― 無料でやっている『会いに行く教会』と有料の『Lively』ですが、両立するうえで難しさとかもあるんでしょうか?

実はめちゃくちゃ難しいんです。笑
お話を聴くという両方の活動コンセプトが似すぎているがゆえの難しさですね。笑

また、キリスト教会には『人の為にすることでは対価を得ない』という暗黙のルールもあったりして、正直に言えばご批判をいただいた事も有ります。

そんな中で有料でやることの意味を考えた時に、有料だからこそ安心して語っていただけるお話もあるのかなと思っています。ユーザーの方が遠慮せずにさらけ出したい部分をさらけ出せる

そういう意味ではLivelyだからこそ出会える人、Livelyでしか出会えない方たちがきっといっぱい居るんだと思っています。そんな方たちとの出会いに感謝し、人としての繋がりをこれから大切にしていきたいと思っています。

― Livelyで対価を得る事は『会いに行く教会』の活動に何か影響はありそうですか?

私はそれほどまだLivelyで実績があるわけでは有りません。
Livelyをやる前までは、牧師とは別の労働により得たお金を教会の活動資金の足しにしていました。ですが、こうしてLivelyで対価をいただけることでまた『会いに行く教会』の活動費用にあてることがことができます。

これからLivelyで実現したいこと

― ともみんさんは、これからLivelyでどんな事がしてみたいですか?

私は気の効いた面白いコメントも言えないし、直接的になにかお悩みを解決できるわけでもなく、本当にお話を聴くことしかできません。
そんな私ですが、願うのは泣くヒトと共に泣き、喜ぶヒトと共に喜ぶことです。

もし苦しんでいる人が居るのなら一緒に泣きたいですし、泣いた後はその方と一緒に喜びを分かち合って笑いたいと思います。
その方に寄り添い、ともに人生を伴走していけたら良いなと。

話を聴くことは本当に素晴らしいサービスだと思っています。
もっとこのサービスが普及していくように、ストアオーナーとしてもLivelyを支えていきたいなと思います。

最後に


Livelyは『コミュニケーションには価値がある』をVisionにかかげるオンラインコミュニケーションサービスです。人が心と心で交流をするからこそ生まれる温かさが今回のインタビューでも感じることができました。

Livelyはこんな素敵なともみんさんの牧師さんとしての活動も応援しつつ、これからも共に歩んでいきたい方のおひとりです。
そんなともみんさんのルームはコチラです。ぜひ遊びにいってみてください。


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