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読了:サイレント・ヴォイス

ネバたれありますのでご注意ください。

2023.05.26

サイレント・ヴォイス
一昨年入院していた時に「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズを読み尽くしたけど改めて第1弾から読み直してみることに。それがこの「サイレント・ヴォイス」

第一話「Yesか脳か」
会社経営者の娘、3歳児が誘拐され、身代金2千万が供給された。

第二話「近くて遠いディスタンス」
被害者は武井朋彦無職。ギャンブルで身を持ち崩しパートで働く妻に生活を依存していた。殺害される数か月前に多額の生命保険がかけられ、その保険料が歯科医福永の口座から引き落とされていたこともあり、福永を被疑者として取り調べが始まった。

福永の医院の衛生士、木村歩美は暴力夫(梶原元就)から身を隠して働いていたが居場所が見つかり付きまとわれていた。愛人関係にあった歩美を護るため福永は梶原を武井として殺害することを決心した。

第三話「私はなんでも知っている」
占い師殺人
被疑者は小さな喫茶店で経営で占い師の手嶋奈緒美。被害者は妻が洗脳され多額の金銭を寄付している山本高臣。被害者の集めて奈緒美を糾弾しようとしていた。真犯人、奈緒美の占いによって孫の脳腫瘍が小さくなったという偶然を信じたいがための犯行。奈緒美はこの犯行によって、自分自身をも洗脳していた。

※小平氏女性教師強姦殺人事件:絵麻の恩師であり、また親友でもあった梶原裕子の真犯人をみつけるために刑事になった。15年経った今や唯一の専従捜査員となった小平山手署のベテラン刑事と山下と犯人を追っている。

第四話「綺麗な薔薇には棘だらけ」
結婚詐欺。被疑者谷田部香澄。キャバレーで働く自称ピアニストをめざす音大生多額の金銭をだまし取った挙句に殺害を4人繰り返した。絵麻の後輩西野から取り調べのやり方を聞き出し、抗うつ剤を使った「なだめすかし行動」を抑圧していた。心療内科医楠木ゆりかとのシリアルキラーコンビで、ゆりかがボスだった。

※小平氏女性教師強姦殺人事件:時効成立の日、2か月前の世田谷下馬の殺人現場に15年前の犯人のDNAと一致する毛髪がみつかる。

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