ホルモンに振り回される女の日記
今日は何かと憂鬱だった。
バイト先に電話をかけるというミッションを達成したところまでは良かった。
しかし私が登録上ミスをしてしまったらしく、決定していた単発バイトを3つもキャンセルしてしまう羽目になった。
〇〇してたつもりだったんですが、どうにかなりませんか?と尋ねても無理ですの一辺倒。
100%私が悪いのだが、それにしても言い方が刺々しく、朝からとても気分が落ちてしまった。
先延ばしにしていたツケが回ってきたのだ。
そう思い渋々気持ちを切り替えて、バイト先に向かった。
普段はゆるいバイトなのだが、何故か今日に限ってとてもハードだった。
引越し業者かと見紛う程に、荷物の搬入作業が次々とあり、終わる頃にはヘトヘトになった。
挙句、倉庫に移し替える際に埃まみれになってしまい、くしゃみと鼻水が止まらなくなった。
疲れた。
心も体もいつになく疲れてしまった。
いつもが平坦すぎるのかもしれないが、なんだか起こった出来事以上に疲弊している。
はっ、と思い携帯のヘルスケアアプリを開いた。
ビンゴ。
今日は丁度生理1週間前だった。
生理前と一言で言っても、個人によって症状は異なる。
私の場合、内蔵に重りをつけたように腰やお腹がだるくなり、他にも、食欲増進、眠気、イライラ、不安感などが主な症状だ。
月に1度1週間の付き合いだが、生理前の症状も併せると、およそ半月は体と心に振り回され調子が悪い。
生理歴10数年になるが、いつまで経っても慣れないし、いつまで経っても煩わしい。
PMSも月経困難症もピルでの治療が一般的だと思うが、通院費と合わせると金額が馬鹿にならない。
プラスでナプキンや、生理用ショーツ、生理の血が漏れた時の専用洗剤、デリケートゾーン専用ソープなど、生理の為に生涯どれだけお金をかけなければならないのだ。
考えただけで鬱々とした気分になる。
これも生理前だからなのか、こういう思考がいくらでも頭を巡り続け、更に憂鬱になるというループに陥る。
女性ホルモン、なんて厄介な存在なのだ。
いつまで振り回されることになるのだろう。
出来ることなら、早々にこの煩わしさから離脱したいものだと、生理が来る度に思う。
ただ少しだけ、なんだか調子が悪いな?と思った時に、全部そのせいにできるので、そこはちょっと楽かもしれない。
ともかく今は体と心を休める時期なのだと言い聞かせ、疲れ切って訳もなく涙が出てしまうのを全部生理前のせいにしよう。
ここまで読んで下さった皆さんも、程々に、何かのせいにしながら日々を過ごして欲しいと思う。
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