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食欲がすごい!

うちに来る前の話。
どんな環境だったのか詳しくわからないですが
食べ物に対する執着がスゴイ!
ペットショップの人の話だと
親のごはんを食べようとして噛まれたそうです。そのキズが顔の眉間近くにうっすら残っています。

うちに来たころはすでに15歳の老犬ミニチュアダックスがいました。
この子は少し贅沢でカリカリだけだと食べなかったり、食べ残しもありました。
誰かに取られるわけでもなく、食べたいときに請求すれば食べられるのでガツガツしていませんでした。

若いチワックスが来て最初のごはんのとき、
ミニチュアダックスとチワックスとそれぞれごはんをあげました。順番は年長さんのミニチュアダックスからです。
ミニチュアダックスがお手おかわり待てをして
ヨシッの合図で食べ始めました。
次にチワックスの番です。
早く早くとソワソワしながら
チワックスもお手おかわり待てをして
ヨシッの合図と同時に食べ始めました!
ガツガツと食べ始めたと思ったら
あっという間に食べ終わり、
ミニチュアダックスのところへ!
ミニチュアダックスが食べているのにもかかわらず、まだ残っているのを確認すると
顔を突っ込んで食べ始めました!
ミニチュアダックスは何が起きたのか分からず食べるのをやめ、チワックスが食べ終わるまで呆然と見つめていました。

ミニチュアダックスは半分も食べていないところで残りをすべて食べられてしまいました。
食にガッツかないミニチュアダックスはチワックスを怒ることもなく、チワックスも競争に勝って得た食事に満足している様子。

僕らもあっという間の出来事に止めることもできず、眉間のキズは数々の競争に勝ち抜いてきた勲章だと感じました。

それからは、毎回、ミニチュアダックスが食べ終わるまで横取りしないように見張り続けました。
それでもミニチュアダックスが食べ終わると毎回すぐに駆け寄って食べ残したものを綺麗に食べ尽くします。一粒も逃さないように。

15歳の老犬ミニチュアダックスに異変が起きました!
競争心が芽生えたのか、ごはんを残さず食べるようになりました!
食べるスピードもだんだん早くなっていき、まるでチワックスには譲らないと言わんばかりに食べました!

若いチワックスが老犬ミニチュアダックスに活力を与えてくれました!!!
日に日に老いていくばかりのミニチュアダックス、ごはんも残しがち、おもちゃで遊ぶことも少なくなっていき、寝てることが多くなっていたのに、チワックスが来てから最初は見てるだけのミニチュアダックスが競うようになりました!

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