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さようなら、マホガニーの秋

一日目。

彼女からそのことを告げられたのは木の葉がほとんど落ちてしまった秋の終わりだった。

バッテリーを変えることになった。

いつもの調子で彼女はそう呟いた。まるで天気の話でもするかのように、他人事のような。えも言われぬ感情に私は襲われた。その時の私は正直に言って、バッテリーの交換が何を示すのか分かっていなかった。無論今でも理解しているわけではないが。

3日後ね。

タイムリミットは3日らしい。私は彼女に習って他人事のようにそう思った。

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