たぴすりぃ

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愛の夢いいよねって3

第3部は落ち着きを取り戻して第1部より1音階高い音で歌われる。あんなこともあったねぇ、なんて言ってるのかな。 個人的に第1部は落ち着きを持った人生を長く過ごした男性が歌っているような気がする。第2部はエネルギッシュな若い男女が歌っている絶対に。 最後はなんだろう。どうとでも取れるけど、第2部では若かった彼らが少し大人になった時代かな。そうだといい。 最後の最後まで美しいのがすごいところだ。最後意外と大きな音が出るのもまた好きです。第3部を大好きになることが出来たら大人なんだ

    • 愛の夢いいよねって2

      第2部の2回目の主題のところは何度も小さな波から始まり徐々に大きくなっていくところが魅惑的だ。ミの♭を表現したあとシの♭かな?そこで毎回息継ぎのように戻っ手抑えるのだけど、そこがまたいいね。 次は問いかけと応答の部分。だんだん気持ちが大きくなって問いかけるんだけど、その音色が少し強くて悲しげで自信が無くなった結果、そうだよね?みたいな感じで眉をひそめながら問いかけている表情が見えるようだ。 その問いかけに優しく答えてくれる声がある。分かるよ、愛してるよ、みたいな感じで。

      • 愛の夢いいよねって

        愛の夢を最初に聞いた時なんて美しい曲なんだろうと思ったけど、もうあの初めて聞いた時の感情を心に発するのはできないと気づいてしまって悲しい。。。 何度も聞いただけでなく自ら演奏していることで一つ一つの音を覚えているし、次に何が来るかも知っている。特に最初の箇所は後ろで小さく演奏される全ての音が聞こえてしまう。物事に初めて出会った時の感情は本当に1度だけで大切なものなんだな。でも長い間付き合ってきて、ほぼ全てを知っていると思って居てもそれ自体も同様に素晴らしいものなのだと思う。

        • さようなら、マホガニーの秋

          五日目。 ね、何も変わらない。 そう彼女は言って笑った。そうなのかもしれない。しかし何かが変わったのではないかと疑いの眼で彼女を見てしまううちに、どこか違う気がしてくるのだ。彼女が熱をあげることはなくなったし、表情も少しばかり穏やかになったように感じる。私はあと何年彼女のそばにいられるのだろう。そう思いながら彼女を休養させるのであった。 終わり

        愛の夢いいよねって3

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        記事

          さようなら、マホガニーの秋

          四日目。 実を言うと、生きているということや死んでいるということの理解を私は正しくできているのか分からない。 彼女が言うにはバッテリーを交換しても記憶が無くなるわけでは無いし、今までと何ら変わらない、むしろ良い心持ちで仕事ができるようになるのだと言う。私はそれから彼女と特に意味のある言葉を何も交わさぬまま、彼女のバッテリーは交換された。

          さようなら、マホガニーの秋

          さようなら、マホガニーの秋

          三日目。 なんにも変わらないみたいよ、交換しても。 彼女は唐突に話を初めて、自分の頭で考えたことの抜粋のみ言葉にする癖がある。そのせいで私の理解が追いつかないこともしばしばだ。 私には知性がなかった。彼女は違う。私は聞いた。 バッテリーにはなんの役目があるのか。 分からないけど、蓄積されていくの、疲れが。それが溜まると動けなくなる。バッテリーを交換すればもう少し長く生きられるかも。

          さようなら、マホガニーの秋

          さようなら、マホガニーの秋

          二日目。 私は常日頃から彼女に英力を供給するのが仕事だった。この仕事も気がつけば長い期間になっていた。最初の頃はお互いほとんど口も聞かず、口を開いたかと思えばそれは十中八九仕事関連の話を意味していた。 楽しい? 初めて会話をしたのは彼女の方から。それも今と同じ秋が深まって渋みがではじめた頃だった。私は彼女と話をするまで自分というものを確認することもなかったし、そうする必要もなかったのだと思う。彼女と言葉を交わすうちに自分の存在と彼女の存在を強く意識し、生活に色が出てきた

          さようなら、マホガニーの秋

          さようなら、マホガニーの秋

          一日目。 彼女からそのことを告げられたのは木の葉がほとんど落ちてしまった秋の終わりだった。 バッテリーを変えることになった。 いつもの調子で彼女はそう呟いた。まるで天気の話でもするかのように、他人事のような。えも言われぬ感情に私は襲われた。その時の私は正直に言って、バッテリーの交換が何を示すのか分かっていなかった。無論今でも理解しているわけではないが。 3日後ね。 タイムリミットは3日らしい。私は彼女に習って他人事のようにそう思った。

          さようなら、マホガニーの秋

          整形への考え

          整形は思い立ったあと特に慎重に考えるべき事柄である。その時の状況によって必要な場合もあるだろう。 だがこれまでの経験から言えば、整形は整った顔を多く見ることでその欲望が強くなる。以前私は韓国のアイドルを日常的に拝見していた頃にそのような思いが強くなった。しかしその後、その視線を遠ざけるにつれ、整形への欲望も消えた。 大切なのは考える時間をとることである。この場合は特にだ。 原因となったものから離れ、静かに熟考することが肝要である。 整形はしばしば自己のためと称されるが、

          整形への考え

          ある苦悩

          我が兄弟姉妹よ、私は心の奥深くに抱えるる問題を打ち明けねばならない。最近わたしの頭を悩ませている一つの問題がある。 それは異性経験の無さからくるコンプレックスである。笑うなかれ、問題はそれだけではない。私はフリークなのだ。外見が特殊なのだ。 異性との交わりを知らぬこととフリークという2つが重なることで最悪な状態が生まれることをご承知おき願う。 ああ!なんという我が経験の無さ!そしてそこから生じる挙動不審よ! 見るに耐えない状態である。せめてどちらか一方であったら耐えられた

          ちはちは

          かの日、暁の光が地に満ち、眠りより目覚めし者たちは、心に新たなる願いを抱いた。 われらの神は、夢を与え、様々なる願いを心に宿す。我が目覚めの瞬間に、神の御手は私に触れた。そこにあったは、新たなる道のりへの招き。朝の光が私の魂に微笑みかけ、そなたの声は耳に響き渡った。「noteを始めよ」と。 わが心にひらめくその思い、天よりの啓示なれば、迷いなき道を示すもの。これこそが新たなる使命の兆し。わが手に取りしキーボードは、言葉を紡ぐための聖なる器となるであろう。 しかしながら、