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1984年の洋楽ヒットソング

 前年のマイケル・ジャクソンの大ヒットがまだ続いていた年です。スリラーのMVは、83年12月に発表されたので、あのダンスを一番見たのはこの年だったのだと思います。あれは一種の社会現象にもなりましたね。わたしは、この年10月、会社の運動会で、あの踊りを踊らされて、ずいぶん練習した覚えがあります(昭和だな〜w)

1984年(昭和59年)の出来事

  • 1月 Apple ComputerがMacintoshを発表

  • 1月 日経平均株価が初めて10000円を突破

  • 1月 週刊文春でロス疑惑「疑惑の銃弾」の連載がスタート

  • 2月 植村直己がアラスカマッキンリー山単独登頂成功後に下山途中で遭難

  • 3月 グリコ・森永事件発生 グリコ社長が誘拐される

  • 6月 三菱自動車ミラージュCMでOAされたエリマキトカゲがブームに

  • 10月 コアラが初めて日本の動物園に登場

  • 10月 インド首相ガンジーが暗殺される

  • 11月 講談社が写真週刊誌フライデー創刊 新潮社のFOCUSとFF戦争に

  • 12月 トルコ人留学生の訴えが元でトルコ風呂がソープランドと名称変更

  • 12月 英中が香港返還合意文書に調印 1997年返還が決定

1984年の洋楽ヒット曲

 84年、まだまだヒットしていたマイケル・ジャクソンと一緒に大ブレイクしたのが、イギリス出身のワム!でしたね。

Wake Me Up Before You Go-Go(邦題:ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ) / Wham!

Careless Whisper / Wham!

Last Christmas / Wham!

このときのワム!の勢いはすごかったです。Wake Me Up Before You Go-GoとCareless Whisperは、全米、全英どちらも1位を獲得。Last Christmasは、全英1位、全米25位の大ヒットでしたね。この頃、なんかチャライガキが歌ってるなあと思ってましたが(すいません…)、その後ソロになってからジョージ・マイケルの凄みはずいぶん感じました(^^;) ちなみに、Careless Whisperは、Wham!の公式YouTubeチャンネルになくて、ジョージ・マイケルのクレジットの動画しかないのは、何かの権利関係なのでしょうかね?

I Just Call To Say I Love You(邦題:心の愛) / Stevie Wonder

もはやほっとするバラードシンガーみたいになったスティービー・ワンダーですが、名曲ですね。

Do They Know It's Christmas / Band Aid

この曲から、翌85年のライブエイドにつながっていくんですよね。当たり前のようにフィル・コリンズがドラム叩いてます。

Sad Songs (Say So Much) / Elton John

前年の久しぶりのヒットに続いて、この年もエルトン節を聞かせてくれました。エルトン・ジョンが復活したら、この頃からビリー・ジョエルをあまり見なくなったような気がしますが、ピアノマンの席は1つしか無いのでしょうか….

When Doves Cry(邦題:ビートに抱かれて) / Prince & The Revolution

プリンスがヒットチャートに初めて登場したのがこの年だったと思います。実は、わたしには、昔からフランク・ザッパという苦手科目がございまして、このとき、どうしてか彼に対しても、同じような印象をもってしまい、なんか苦手だったのです(^^;) 後から思うと、ヒットチャートに全く理解できない曲が増えてくる最初の体験だったのではないかと…。ちなみに、 Purple Rain もこの年のヒットでして、日本ではこちらの方を多く聞いたような気がするのですが、アメリカでは When Doves Cry の方がヒットしたみたいですね。

What's Love Got To Do With It(邦題:愛の魔力) / Tina Turner

ティナ・ターナーというと、85年のライブエイドで、歌ってる最中にミック・ジャガーにスカートを剥ぎ取られるという名シーンがありましたが、わたしが彼女について知ってる情報はそれくらいしか…(^^)。

Karma Chameleon(邦題:カーマは気まぐれ) / Culture Club

この風体の人が、「カ〜マ、カマ、カマ」と歌うのが、日本ではちょっと別のインパクトをもたらしたのは間違いないでしょうね、知らんけど(笑) でも、世界的ヒットですよ。

Footloose / Kenny Loggins

映画フラッシュダンスのサントラが大ヒットしたためか、この年もサントラ系のヒットが結構あったのですね。これも同名映画のテーマ曲です。

Agains All Odds / Phil Collins

こちら、フィル・コリンズ初の全米No.1ソングですが、これも同名映画(邦題:カリブの熱い夜)の主題歌でしたね。でも、よくこんなチープなMVで全米1位行きましたよね(^^;)

Ghostbusters / Ray Parker Jr.

この曲、もともと映画ゴーストバスターズの制作陣がヒューイー・ルイス&ザ・ニュースの、 I Want A New Drug という曲をテーマソングにしたいというオファーをしたのを断られて、ならばということで「似たような曲を」とレイ・パーカーJr.に依頼して作られたのだそうです。映画と一緒にこの曲も大ヒットしました。でも、依頼されたとはいえ、さすがにこれは… 当然、レイ・パーカーJr.はヒューイー・ルイスに盗作で訴えられて敗訴するわけですが….

All Night Long / Lionel Richie

Hello / Lionel Richie

この人もソロになって大成功しましたね。All Night LongはビルボードNo.1の大ヒットソング、Helloは映画のようなMVですが、これはサントラではないのです。

Jump / Van Halen

このギターはカッコよかったですねえ、ヴァンヘイレン。タッピング奏法を一躍広めたわけですが、彼が元祖というわけではないんですね。わたしは、ジェネシス時代のスティーブ・ハケットがやってたので知ってましたが、もっと昔からあったようですね。

Owner Of A Lonly Heat(邦題:ロンリーハート) / Yes

イエスの歴史上最初で最後の全米No.1ソング。まさかイエスがこんなヒットを飛ばすとは! ただ、以前からイエスを聞いていたわたしには、これはイエスに加入したバグルスコンビ(トレヴァー・ラビンとトレヴァー・ホーン)の仕事にしか思えなかったのですが…

Dancing In The Dark / Bruce Springsteen

アメリカでは大ヒットだったのですが、日本ではまだそこまでOAされてなかったような印象があります。日本で一躍名前が売れたのは、次の曲(Born In The U.S.A.)ではなかったかと。

Hold Me Now / Thompson Twins

この曲もよく聴きました。NHKのヤングミュージックショーで、彼らのライブを見た覚えがありまして、この曲以外も結構好きで、ちょっと後にベスト盤買ったりしたものでした。

Girls Just Want To Have Fun / Cyndi Lauper

Time After Time /  Cyndi Lauper

日本でも大ヒットしましたね。シンディ・ローパー。この一見素っ頓狂な人が、東日本大震災のとき、あれほど日本に寄り添う姿勢を見せてくれたのは感動でした。オリビア・ニュートン・ジョンの次に勲章あげなきゃいけないのはこの人なのでは?

Relax / Frankie Goes To Hollywood

なんか、当時すごく時代の最先端というか、ニューウェーブの旗手みたいな扱いを受けていたようなイメージ持ってたのですが、イエスのヒットも手がけた、元バグルズのトレヴァー・ホーンがプロデュースしたバンドだったんですね。どうりで、アルバム聴いたらちょっとプログレっぽかったわけだ! この曲は本当に大ヒットだったと思うのですが、メンバーの音楽センスもそれほどではなかったとか、ゲイを公言したりとか別の意味で目立つことも多く「トレヴァー・ホーンの操り人形」とまで言われたのだとか。

 この年の邦楽で一番売れたのは、わらべの「もしも明日が…。」なんです。こういうテレビ番組の企画から生まれたユニットの曲が一番売れるというのは、良くも悪くもまだまだテレビの影響力が相当にあった時代だったということでしょう。ちなみにベスト10には、安全地帯、松田聖子、チェッカーズ、中森明菜に芦屋雁之助とかが並んでいました。なんだかんだ言って、まだ演歌もけっこう生き残っていた時代ですね。アイドル方面もまだ相当売れていて、この年は中森明菜の勢いがすごかった年ですね。


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