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まさかの遠藤航獲得!?早速デビュー!!~23-24プレミアリーグ第2節「リバプールvsボーンマス」~

カイセドだけでなくラビアの争奪戦にも敗れたリバプールだが、ロマーノから衝撃のニュースが飛び込んでくる!
「Wataru Endo to Liverpool,here we go!」
ブンデスの実績こそあれ、まさか30歳の日本人選手に六度の欧州王者に輝いたイングランドの名門がオファーするとは思わず、偽垢じゃないよね?とプロフィールをぽちっとした方も多かったのでは?
日本時間17日の早朝に報道があり、18日の20時30分には公式発表がなされるというスピード決着。
土曜日に行われるホーム開幕戦への登録も間に合い、マクアリスター、ソボスライと共に、日本代表主将もアンフィールドでの新戦力お披露目となった。
なお、ブンデスリーガのデュエルキングの獲得については賛否両論が飛び交い、少々Xが荒れたことを付け加えておく。

前節と全く同じスタメン
ソランケ頑張ってます!
遠藤の登録が間に合い早速ベンチ入り
バイチェティッチ復帰
チアゴまだあかんかったんすね…
ここにはないけどカーティスも負傷中(次節には復帰?)
逆転勝利!

試合雑感

開始早々ビルドアップの乱れから先制点を許す。
昨季も散々見られた形の"義務失点"、アンフィールドに暗雲が立ち込めるが、ディアスのアクロバティックなボレーで同点に追いつき、ソボスライがうまくもらったPKをエースサラーがGKに止められるものの弾いたところを押し込み前半の内に逆転。
58分にマクアリスターがまさかの一発退場。
ほろ苦いアンフィールドデビューとなる。
直後にタッチラインに遠藤の姿。
交代の準備の最中にソボスライのミドルのこぼれ球にジョタが詰めて3点目。
10人とはいえ少し余裕のできた状態で背番号3が新天地に登場。
日本代表主将は無難なプレーを見せ、チームは今季初勝利。

前節に続き素晴らしい活躍を見せ、もはやなくてはならない存在になりつつあるハンガリーの至宝ソボスライ。
今日でアンフィールドの観客の心をがっちりつかんだことだろう。

マクアリスターは不運だった。
少々厳しい判定で、リバプールは意義を申し立てたそうだが、覆らなければ3試合出場停止。
処分が軽減されることを願う。

2試合連続でゴールを決め、得点力も開花しつつあるディアス。
マネをほうふつとさせるアクロバティックなボレーはチームを救う同点弾。
後半に足を気にして交代、軽症であればいいのだが…

マクアリスター退場後、2点差が付いた場面で途中出場した遠藤。
タックルでボールを奪う場面や、ボールをもらいシンプルにショートパスで繋ぐプレーがみられ、突然の移籍と予想外の状況下による出番もベテランらしく落ち着いてこなしてくれた。
もちろんボールを奪われるシーンやピンチを招くシーンも散見されたのだが、加入後の練習はわずか1日。
彼ならすぐに適応してくれるだろう。

足を痛めて交代したトレントも気がかり。
大したことないという報道もあるが、次節の出場は如何に。

先制され、途中からは10人になるという難しい試合を制したリバプール。
次節は強敵ニューカッスルとのアウェイゲーム。
マクアリスター不在で誰がスタメンに名を連ねるのか興味深いが、遠藤には早速チャンスが巡ってきそう。
ニューカッスル、ヴィラと続く連戦は今季の試金石となるだろう。

遠藤航の加入について

噂も全くない状態で突然決まった遠藤加入。
カイセド、ラビアと獲得に失敗した後に、代わりが30歳の日本人選手?ということに驚きだけでなく疑問の声や、フロントに対する不満も多く聞こえる。
登録枠的にも残り2つしかない椅子のひとつを彼に与えるのはいかがなものなのかという意見も十分に頷けるところではある。
しかし、30歳の日本人、しかもプレミアリーグや欧州大会も未経験の選手を4年契約で、€20mも払って獲得したという事実は、それだけ彼をリバプールやクロップが評価しているという事だと思う。
移籍市場はまだ開いている中で、即戦力アンカーの獲得に動くべきだという声もあるが、恐らく今夏そのポジションを補強する可能性は極めて低いだろう。
かけた移籍金からしても、リバプールは日本代表主将を即戦力と捉えており、バイチェティッチやチアゴとの競争はあれど、レギュラークラスの戦力として期待しているはずである。
ブンデスリーガでの様々なスタッツや、権威あるキッカー紙の評価からうかがえるように、レッズの新たな背番号3はドイツ国内屈指の守備的MFである。
国内屈指の実力の持ち主なら何故上位クラブから今まで声がかからなかったのか、という疑問があるかもしれないが、彼は27歳でブンデスリーガ1部のピッチに初めて立った遅咲きの選手である。
若ければ若いほど評価される昨今の移籍市場の中では正当に評価されづらい選手の一人だったのだ。
その場しのぎの補強と揶揄する方もおられるかもしれないが、確かな実力と、シュツットガルトと日本代表でキャプテンを任される強いメンタリティーを兼ね備えたファイターは、きっとリバプールファンの心をつかみ、獲得に懐疑的だった人々を見返してくれることだろう。
何よりも、プレミアリーグでプレーするという長年の夢を30歳にして実現させた同じ日本人を誇りに思うし、それが我が愛するリバプールでというならなおさら最高ではないか!
今季は難しいシーズンになるかもしれないが、遠藤の活躍を期待し、精一杯応援していきたい。

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