オリンピック、夢 〜登山とハイキング〜

テレビ画面に流れる、オリンピックの映像

柔道、スケボー、水泳、陸上、体操、新体操、

サッカー、バレー、バスケ、卓球、

サーフィン、馬術、カヌー等など、40種目以上

そのスポーツが好きで毎日練習し

夢を持って、仲間や指導者と共に

失敗しても怪我しても、また立ち上がり

悔しさをバネに夢を信じ繋いできた

努力が報われたその瞬間、

手にするのはメダルと喜び

称賛され有名になり承認欲求も満たされる

それは人生の良い経験、思い出となる


一方、夢や目標を持たず

ただ生きるだけではいけないのか

平凡に育ち、趣味を持ち、

学校へ行き友達と笑い合い、

好きな人と結ばれて結婚し

夢を持つ人を応援して、感動を少し共有する

大きな夢には大きな努力と挫折、苦しみ、

たくさんのエネルギーが必要で道は険しいが

誰もが叶えられ得る平凡な夢には

そのようなアップダウンのドラマはないが

楽しく楽に道のりを楽しめる


違いは達成感だろう

大きな夢は

高く険しい山へ登山するようなもので

試練が多く待ち受け

日々気力と体力を消耗しながらも

厳しい環境の中絶えず前進する


平凡な夢はハイキングのように

景色を楽しみ適度に身体を動かし

ゆっくりブラブラのんびり進む


このような選択は日常的にたくさんある

より高い目標を掲げて努力すべきか

現状に満足して日々を味わうか

それは子どもの習い事や進学、就職、

仕事へ取り組む姿勢にも現れる


人に負けたくない

人より努力し上を目指す人と、

人と競わない

自分のペースでのんびり行く人

どちらもその人の個性だから

どっちが上とか下というのは無い

優劣も無い

オリンピックも経済や社会活動も

人間が作った物

いろんな競技も採点も

人工的に創造された仕組み、ルール

いわば壮大な暇つぶしかもしれない


自分の人生をどう歩くか

何か足りないと思うなら、夢を持てば良い

高校球児のような青春と感動を味わいたいなら

夢を持って生きる


その一連の夢と努力と達成感のコントラストに

興味がなければ、イージーモードで生きても良い


死ぬ瞬間に、自分の人生を振り返って

あぁ、良い人生だった、

楽しかったと思えれば

満足して旅立つことができる


毎日様々な選択を繰り返し

自分の人生を彩っている

挑戦する人にしか見えない景色がある

味わえない深い感動がある、感謝がある

その人それぞれの器に合った夢を持てば良い







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