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《創世記 第六日②》この大地で命を授かる|裏の畑美術部

9月20日。

月に一回のシュタイナーの絵の教室『裏の畑』では、水彩では3月より創世記のテーマにとり組んでいます。この日は第六日目の後半を描きました。
第六日目の前半はこちら。

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第六日の前半では、命が「熱」によって形になっていく様を味わいました。後半は、生み出された命がしっかりと大地に降り立つところが描かれました。

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最後の絵の真ん中に置いた「赤」がどんどんと人の形になっていく。大地に現れるその形は、今のその人の状態をそのまま表している。体が大人の形体にグッと近づく9歳の子供が描くと、今まさにこれから大地(地上)と深く関わろうとする様子や戸惑いなどが描かれ、その絵もだんだん大人になるにつれ変わってくるのだとか。わたしも娘が9歳になったら一緒に描いてみたくなりました。

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わたしは初め宙に浮かぶ胎児のような形を描いた。そして、大地に降り立つことを意識した時に、自然と赤ん坊を抱き抱える女性の姿が見えてきた。少し前に青森の小牧野遺跡のミュージアムショップで出会った、子供を抱く母親の土偶の姿が思い出された。

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本当だ。今のわたしの状態がそのまま現れている。自分で書くのはちょっぴり恥ずかしいけれど・・わたしは今、生み出された命を守り育てているお母さん、真っ最中なのですね。まだ地に足の付かぬ子どもの手足となって、彼らが着地するその時を見守っている真っ只中にいる。


後半はフォルメンです。

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今日は、丁寧に円を描いたら、弧を10等分。

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スケッチブックの上には胡桃を。その下に線を引く。

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そして、4の倍数(4・8・12・・)で線を結んでいくと、あら不思議。真ん中に五芒星が浮かび上がった。次に6の倍数(6・12・18・・)で線を結ぶとこれまた不思議。逆五芒星が現れた。シュタイナー教育ではこうやって掛け算を覚えるんですって。素敵。数って本当に美しい魔法のようです。

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