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十牛図の修了式|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓


2月13日・立春。
この日も、毎月恒例、季節の養生のお話から。
いよいよ暦の上では春が始まり、冬至の時期と比べると陽の力の働きを感じられるようになってきましたが、春の始まりといえど、立春の陽気はまだ生まれたてほやほや。中医学では春分までは陽気はもらさずに過ごすのが良いとされています。また、春は風が強くなるので風邪ふうじゃから身を守らなくてはなりません。

この日は、花粉症の養生についてのお話をしました。
花粉症になる人とならない人がいるのって、不思議ですよね。
実はこれ、花粉症になりやすい体質、というものがあります。

西洋医学的には花粉はアレルゲン(アレルギー反応を起こす原因)ですが、東洋医学ではちょっと面白い捉え方をします。人の体は冬の間に溜め込んだ老廃物、特に「水」や「冷え」をデトックスするために「花粉を使う」と考えるのです。

近所の公園に咲いていた梅。梅が咲くと立春がきたなと感じます

この日は、立春の時期にぴったりな気功をみんなで実践してみました。終わるとふわっと涙が出てきたり、鼻水が出てきたり、体の中のお水が動いていることをさっそく体感できました。春は気が滞りやすいですが、気が流れると雪解けのお水が流れるようにお水ものびのびと流れ出してくれますね。

食物ではあずきなどの水分代謝を促してくれる食べ物をとるのもおすすめです。さらに、よもぎやふきのとうなど苦味のある春の植物たちは体の老廃物も一緒に流してくれます。上手に取り入れたいですね。


そしてこの日、ささやかな「十牛図のワークの修了式」を行いました。十牛図のワークは昨年に終了したのですが、このグループでじっくりとかなり時間をかけてやって来たので、なんだかきちんとおしまいの会をしないと先に進めないなと思ったのでした。

(↓十牛図のワークまとめ記事。あらめてみてみるとこんなにやったんだ・・とびっくりします)


長きに渡り、本当にお疲れ様でした
そして、ありがとう
小さなミニミニ修了証書と、記念品は・・


この日のために制作したオリジナル十牛図マグカップです。
大切な牛さんと共に、それぞれが真実の道を健やかに歩んでいきますように。そんな願いと共に、一図一図、愛情を込めてイラストを描きました。さて、これでわたしも次に行けます^^


このメンバーで十牛図を学び、一緒にワークをした時間はわたしの宝物です。

みんな、本当にありがとう。

次回からは、SEE Learningという新しい学びに入ります。

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