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4回目のメキシコキャンプ③やっと楽しいキャンプに戻ったよ。

大けがのため海遊び禁止でつまんないなーを連発していたくま。やっと獣医さんから海に入ってもいいよの許可がおりました。これとともに私たちも安心して心からキャンプを楽しむことができるようになったのでした。

12日ぶりに海に戻ったくまの喜びようは大変でした。こんなに喜んだくまを見たのは久しぶりだったと思います。大きな笑顔で海に入ったり出たりを繰り返しビーチでゴロゴロ砂まみれ。ぺぴと一緒にボール追いかけてとずっと遊び続けていました。

やっとキター!
砂まみれになるのだ。ぶるぶるぶる。
うれしいよお。

キャンプのアップグレード


くまの療養中に車で2時間ほどのところにあるカボサンルカス(Cabo San Lucas)という大きな街に行ってきました。くま2回目のメキシコ旅行でもきたことがある街です。

グアテマラ出身の友達が一緒だったので観光客向けではなく英語が通じないローカルなお店に行くことができました。やはりスペイン語が話せるいいなあと本気で思いました。

メキシコのおかあさんが一人で切り盛りしているお店。
お昼ご飯。

夜はカボからラバンタナに帰る途中の国道沿いのお店で夕飯。観光客ゼロのとてもローカルなお店で、スペイン語しか聞こえてきません。友達におまかせで頼んでもらった夕飯は本当においしかったです。

超ローカル。
名前は不明だけどむちゃくちゃおいしかった。

カボサンルカスへ行ったのはタープテントを買うためでした。カボにコスコ(Costco)があって、そこでテントが買えるとキャンプのご近所さんに教えてもらったのです。タープテントを使っている人がたくさんいて、うちも欲しいなあと思っていたところでした。

タープテントを設置して増築完了!

これで一気にキャンプ生活の質が上がりました。なにせそれまで屋外だったリビングルームとキッチンが室内になったのです。

室内キッチンになりました。
砂を掘って石をいれてシンクも作りました。これでお皿が洗えるし顔も洗える。
窓までついているので風は入るし室内も明るい。

仲間たちが集うのにも最高の場所になりました。タープテントの中に食べ物を置いて外で食べるブッフェ式のパーティは定番でした。

ブッフェパーティ
テントを後ろからみたところ
テント生活でもこんなに豪華なごはんが作れるのです。

入口を閉めてしまえばワンコたちもテント内をリードなしで自由に動けます。それまではリードをはずせるのはビーチと狭いバンの中だったのでワンコにとってもタープテントはキャンプ生活の質向上に役立ったと思います。

ぺぴの横でゴロゴロ。

くまのけがが治ってからやっとバケーションが始まった気分でした。長かった療養の日々が終わって、残りの滞在を思い切り楽しむことができました。

くまとぺぴが列になってテニスボールを追いかけてる(笑)。
やっと毎日海で遊べるよ。
ボール投げてよー

そして無事に2013年の新年を迎えました。2年連続メキシコでの年越しとなりました。くまのケガのために最初はどうなることかと思った旅、でも順調に回復しタープテントを購入したおかげで快適なキャンプ生活を楽しむことができた良い旅となりました。

2013年新年の記念撮影。

実はこの旅が私たちの最後のメキシコ旅行となってしまいました。大好きなメキシコですが、その後行けなくなってしまう事情ができたのです。

この旅のあと私たちは新しいキャンピングカー用のバンを購入します。ところが当時はバハカリフォルニア半島にはこのバンが使えるサルファーの濃度が低いディーゼル燃料 (Ultra Low Sulfur Diesel)がまだ普及していなかったのです。

新しいバンの販売ディーラーにはサルファー濃度が高い燃料を使ってもあとからクリーンアップすれば大丈夫と言われて購入を決めました。ところがサルファー濃度の高い燃料を使ったために後からトラブル続出している同じバンのオーナーたちの話をあちこちで耳にして、結局メキシコ行きは断念することになってしまったのです。(2022年現在はサルファー濃度の低いディーゼル燃料は普及しているようです)

メキシコに戻ってくることはできなかったけれど、くまの冒険はまだまだ続きます。

その前に次はスクラフィ兄ちゃんが主役になるサンカルロスという完全にリモートなメキシコの浜でのキャンプでのお話です。


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