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\祝/第17回キッズデザイン賞を受賞!ー受賞崎品3点をご紹介します!ー

こんにちは!LIXIL住宅研究所 note編集部です。
突然ですが、皆さん「キッズデザイン賞」って知っていますか?
キッズデザイン賞は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会(本部:東京都港区)が主催し、「子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度」です。

今回は、先月発表された第17回キッズデザイン賞おいて、私たちLIXIL住宅研究所の3つの取り組みが「キッズデザイン賞」を受賞しましたので、ご紹介させていただきます。ちなみに、当社はキッズデザイン賞をこれまで10年以上連続して受賞しているのです!皆さんご存じでしたか?


キッズデザイン賞とは??

まず、キッズデザイン賞について簡単にご説明します。
キッズデザイン賞のホームページでは、以下のように説明されています。

キッズデザイン賞とは・・・子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。
キッズデザイン賞は、多様なステークホルダーとともに子どもの未来が持続的で明るいものであるように、「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。
ここでいうデザインは、「意匠」などの狭義のデザインだけではなく、「制度」「取り組み」などの広義のデザインまで含めたものが評価の対象になります。
また、子ども用はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子ども子育てに配慮されたものであればすべてが対象となります。
キッズデザイン賞を受賞した作品には「キッズデザインマーク」をつけることが認められ、販売促進活動や広報活動などで、その成果を広く社会にアピールすることができます。
※キッズデザイン賞での「子ども」の対象は、0~15歳までを指します。

キッズデザイン協議会・キッズデザイン賞HPより

ということです。
ちなみに、キッズデザイン賞を運営するキッズデザイン協議会では、キッズデザインを以下の通り定義しています。
「キッズデザインは、次世代を担う子どもたちの健やかな成長発達につながる社会環境の創出のために、デザインのチカラを役立てようとする考え方であり、活動であり、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の3つのデザインミッションのもと、成り立っているモノです。」
(キッズデザイン3つのデザインミッションの図挿入)

次世代を担う子どもたちのため、安全・安心の向上、健やかな成長発達につながる社会環境を創るために有効であると認められた製品やサービス、空間、活動、研究などがキッズデザイン賞を受賞できるわけです。

子ども目線の住まいはみんなにやさしい住まい

そもそも、当社はなぜ「キッズデザイン賞」の受賞を目指すのか?それは私たちが提供する商品・サービスである「住まい」がキッズデザインの考え方に合致するからです。

皆さん、家を建てる、買うとなる時はいつですか?多くの人は結婚して、子どもが生まれて、といったライフステージの変化のタイミングで考えると思います。「(将来生まれてくる)子どものために広い家に住みたい」ということは、その家で子どもを育てていく、ということですよね。

そんなお客様に対し、私たちLIXIL住宅研究所は、2008年4月に社内シンクタンク「キッズデザイン研究所」を創設。子どもを取り巻く住環境・家庭環境に関わる様々な課題に対し、研究・開発に取り組み、全ての世代の人だけでなく、社会が抱える課題を住まいで解決することを目指して取り組んでいます。

特に当社が提供する住宅ブランドの一つ「アイフルホーム」は、キッズデザイン協議会が定めるキッズデザインの考え方をベースに『アイフルホームのキッズデザイン=こどもにやさしい は みんなにやさしい』を基本理念に、子ども目線・子ども基準で家づくりに取り組んでいます。

子ども目線はなんで子どもだけでなく、大人や高齢者など、みんなにやさしいのか??
大人なら何でもないようなことが、子どもにとっては危険になる、そんなことがあるからです。例えば、何でもないようなものに子どもがぶつかったのを見たことはありませんか?
そんな時大人は思わず「よく見なさい!」と𠮟ります。でも大人の視野は垂直方向で約120度なのに対し、6歳児では70度、水平方向では大人なら約150度も見えますが、6歳児は約90度しか見えないと言われています。子どもの視野は大人の半分くらいしかないのです。これでは大人と同じ感覚で叱られても、子どもにはどうしたらよいかわかりませんよね。

また、危険を予測する力(経験や知識)も大人と比べて子どもでは全く違います。家や道路、公園で子どもの目の高さになってみてください。それだけで世界がずいぶんと違って見えます。さらに視野を半分に狭めてみると、子どもが世の中をどのように見ているか、ちょっとだけわかると思います。
“子どもの目線”とは「子どもの気持ちになる」ことでもありますが、それ以前に子どもの目の高さや視野、子どもにはまだできないことを含めて考える、ということなのです。

ちなみに、アイフルホームのキッズデザインは「キッズセーフティ」「絆設計」「家事デザイン」「子育ち提案」の4つのテーマを掲げています。これらについては別のnote投稿で紹介していますので、そちらを参考にしていただければと思います。
子育てに役立つ家づくりのコツ -家の中は危険がいっぱい?!-(キッズセーフティ)
子育てに役立つ家づくりのコツ ―家族と過ごす時間と一人の時間―(絆設計)
➡これで解決!ママ・パパ仲良くできる家事分担 ~子育てに家族に役立つ家づくりのコツ~(家事デザイン)
【知ってた?】「子育て」ではなく「子育ち」とは?~子育てに役立つ家づくりのコツ~

ということで、アイフルホームは「子育てしやすい家」をコンセプトに住まいを提供しているのでキッズデザインの考え方に共感できるのです。加えて、より多くの人にキッズデザインの考えを知っていただくお手伝いができれば、と思い、取り組んでいます!

受賞作品の紹介

では、やっと本題にたどり着きましたが、今回私たちがキッズデザイン賞を受賞した商品・サービスについてご紹介したいと思います。

【受賞作品1】
アイフルホームの「FAVO#育てやすい。暮らしやすい。」
こちらはキッズデザイン賞の「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」において受賞しました。

「FAVO#育てやすい。暮らしやすい。」は、共働き世帯が増加傾向にある現代のライフスタイルに対応した、共働き子育て家族の暮らしを応援する住まいになっています。幼い子どもを育てながら働く一般女性を対象に組織化した「ママアンバサダー」の家事や育児の悩みや意見を参考に、様々な工夫を取り入れて、育てやすく暮らしやすい住まいを目指しました。

共働きママの意見を参考にした育てやすく、暮らしやすい提案の一部を紹介します。以下で紹介するのはご協力いただいたママアンバサダーが共感した間取りのポイント TOP3です!

① 主寝室や水廻りを1階に集約したことにより、子どもが小さいときは「1階のみで生活が完結できる間取り」
・寝室が1階にあると、寝かしつけにもすぐに行くことができ、子どもが小さいうちは、階段の上り下りをしなくてすむ生活が便利。
・お昼寝の場所にも使える。
・将来、子どもが独り立ちをしたら、夫婦二人で1階だけで生活ができるメリットも。

➁「着替える→荷物をとる→家を出る」の動線がスムーズにできる「おでかけスムーズ動線」
・おでかけはいつも時間がかかるので、動線がこれだけ完璧ならスムーズに出かけられそう!
・洗濯後の片付けも一箇所で完結するので散らかりにくい。
・子供自身が準備するものも分かりやすいので、自発的に取り組めそう。

③子どものおもちゃが片付けやすい「TV裏収納」
・見えない収納で、さらにしまいやすいのが魅力的!
・おもちゃの指定場所があることで、お片づけのルールを覚えられそう。
・お客さんが来た時も、雑にさっと隠せるので、これは便利!

【受賞作品2】
アイフルホームの「新・家づくり発想『Lodina』」
新築住宅における無駄を省いて合理化を追求し、プランや仕様だけでなく、優れたタイムパフォーマンスとコストパフォーマンスを実現した、新しいカタチの「定額制セミオーダー住宅」です。

特長は、
◆定額制の仕組みを取り入れた、高いコストパフォーマンス
同じ坪数であれば間取りを変更しても価格は同じという「定額制」の仕組みを取り入れたことにより、当社の自由設計商品と比較して、同じ坪数で約40万円のコストダウンを実現しました。また、太陽光発電や高い断熱性により光熱費削減も叶います

◆共働き子育て世帯に調査した子育てしやすいプラン
・キッチンにいてもリビングにいる子どもを見守れる「見守りキッチン」
・子どもと同じ目線で遊んだり、スキンシップがとれる「床座リビング」
・子どもの成長に合わせて部屋の大きさを変更できる「子ども部屋」

◆セミオーダー住宅による、高いタイムパフォーマンス
セミオーダー住宅の仕組みにより、決まった坪数、外観、設備、断熱仕様を選ぶだけな
ので、少ない打ち合わせで効率よく理想の住まいが実現できます。当社の自由設計の場
合と比較しておよそ半分の期間での家づくりが可能です。
の3つです。

物価やエネルギー価格の高騰は、住宅価格にも影響を及ぼしています。また子育て中の忙しい中でも自分らしい家づくりをあきらめたくない、と考える方向けに開発した商品です。


【受賞作品3】
LIXIL住宅研究所が研究開発した「除菌機能付き全館ダクトレス空調システム」(LIXIL住宅研究所が開発した商品「すごい家」搭載のシステム)
住宅の空気環境に着目し、換気・除菌・脱臭機能を強化した「全館ダクトレス空調システム」は、空気循環経路内に特許技術 光触媒担持チタンメッシュを採用した空気清浄装置を設置することで、ウイルス等による感染症リスクや臭いによるストレスを軽減し、住まう人の健康に寄与するシステムです。

特長は、
・1階と2階の階間空間を暖冷房するので、天井や床面からの輻射熱により、均一な室温になること
・各部屋への送風がダクトレスなので、工事を簡素化でき、メンテナンスの手間が少なくすむこと。
・各部屋のファンの風量を調整することで、 各部屋で温度調整が可能なこと
・空気循環経路内に光触媒の空気清浄装置を設置しているので、家中がキレイな空気になること
です。

このシステムについては、当社のモデルハウスを使って第三者機関による実物大実験実験を実施。その結果、
●換気性能としては、窓を開けずにいても、1時間内にCO2が ピーク時の半分以下になり、高い気密性と 空調換気システムで効率よく換気できることが確認できました。
●空間除菌については、1時間内にほぼすべて除去できる効果が確認できました。
●脱臭機能については、1時間内でほとんどの臭いが無くなることが確認できました。
という結果となり、しっかりとした換気・除菌・脱臭性能があることが第三者機関による調査で認められました。

尚、このシステムは、現時点では当社ブランドで発売する「すごい家」にのみ搭載されれています。

さいごに

今回は、キッズデザイン賞受賞作品についてご紹介させていただきました。賞をいただけたことは誠にうれしく思います!が、それはそれとして、私たちとしては私たちが考えるキッズデザインはとても良いものだと考えており、今後さらにキッズデザインの価値をより多くのお客様にお届けできるように努めていきたいと思います。

引き続き、キッズデザインを採り入れた商品やサービスを研究開発するとともに、多くの皆さんに使っていただき、より豊かな暮らしを実現していただくためのお手伝いができればと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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