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【23卒1年目社員】就活体験記 ―私が入社を決めた理由

こんにちは!LIXIL住宅研究所のnote編集部です。
今回は入社4ヶ月目の新卒1年目社員がこの記事を担当させていただきます!2023年4月に入社した私が、就活について学生時代思っていたこと・LIXIL住宅研究所に入社したときのことを振り返ります。

就活では個性や強み、他の人との違いを求められますが、当時の私は周囲と比較して、特別な強みを見つけられず悩んでいました。この記事は同じような悩みを持つ学生の皆さんにぜひ読んでいただきたいです。


自己紹介

まず簡単に、私の自己紹介を!
現在新卒1年目の22歳、4年制の工業大学出身です。ゼミでは現代都市について研究していました。学業をこなしながらバレーボールサークルに所属し、週一で体を動かしていました。アルバイトはアパレルショップや飲食店を約1年ごとに色々経験を積んできました。資格は普通自動車免許とインテリアコーディネーターを大学生で取得しました。

大学進学後はチームリーダーなどの役職は何も経験したことがありません。大学2年生のとき、コロナウイルスが流行し授業も自宅からになり、外出が制限されたことから、何も特別なことができない大学4年間でした。
改めて考えると特別なこともない普通の学生でした。

自身の就活を振り返る

高校生のとき、ものづくりやデザインの仕事に興味を持ち、建築を学べる大学に進学。大学1、2年生の時は設計するのが楽しく、自分でいうのもなんですが意欲的に課題に取り組む、いわゆる模範的な学生でした。このころの私は、設計課題での評価もよく、将来は大学院に進学し、設計事務所への就職を目標にしていました。

けれど大学3年生のとき、私は評価されるための建築を作っているのに対して、魅力ある設計をする周囲の友人は、自分の考えを込めた建築を作っていることに気づき、設計事務所に就職することの未来に不安を感じました。
改めて私はどんな設計をしたいかを考えたときに、『評価されるための建築』とは評価する人が「すごい!」とか「こんな家いいな。」と思ってもらう設計を自分はしているのではないかと思いました。

それから設計事務所で私がイメージしていた、自分のコンセプトから作る0→1の設計よりも、人の想いをカタチにするような住宅づくりの方が自分に向いてるのではないかと考えるようになりました。これが就活をはじめたきっかけです。

就活は、住宅業界をメインに様々な企業説明会に参加しました。面接ではどの会社でも、「なぜ住宅業界で働きたいのか?」を様々な角度から質問されます。けれど、その時の私はふわふわした返答しかできませんでした。

住宅は好き、家づくりに関わる仕事がしたい。
でも、住宅でなければいけない理由があるわけでもない。

というのが私のリアルな心情でした。

この時期の私は、就職に対する軸をはっきり持っておらず、面接のために業界分析・企業分析をして、そこに合う私をプレゼンする作業になってしまい、就活=“苦”でした。
( 今考えると、『評価されるための設計』をつくっていたときと変わらないですね…笑)

そんな私の就活が変化したのは、企業分析だけでなく自己分析にも重きを置くようになってからです。

当時悩んでいた個性の無さ

就活で自己分析に力を入れるようになってから悩むようになったのが、“個性の無さ”でした。冒頭でも書いたように、私は自分のことをどこにでもいる特徴のない普通の学生と感じていました。

はじめのころは自己PRなどを考えるとき、全国の学生が企業にエントリーシートを出すのだから、その中で選ばれたり、面接で覚えてもらえたりするために、「この企業ではどんな人が求められるのか?」を意識していました。本来、自己分析は企業選びのためにするものなのに、私の就活は面接対策用の自己分析をしていました。面接の場が“理想の自分”を語る場になっていました。
(今思うと、これも『評価されるために設計する』と同じですね…)

このときの就職活動は、素の自分とは違う自分でいることがしんどかったり、面接で深掘りの質問をされても言葉に詰まってしまうなど、うまくいきませんでした。

面接がうまくいかなくて悩んでいた時に友人と就活について話していたら友人が、「いっそのこと普段の姿見てくれれば個性伝わるのにね。」と言いました。このさりげない一言に私はハッとしました。幼いころからお互いを知っている友人だからこそ私の個性を理解していてくれている。就活というフィルターを通ることで、素の自分=個性であり、それを出せていなかったんだ、という気づきがありました。

ここから素の自分を理解するため、私は今までしていた印象に残るエピソードをまとめるといった自己分析の仕方をやめて、幼少期からのできごとを振り返ることにしました。

幼稚園でやんちゃして怪我したこと
小学生のとき、全校生徒の前で合唱のピアノ伴奏を初めてしたとき失敗したこと
といった些細なできごとを書き出して、自分年表を作成しました。

「こういう環境で、こういう風に育ったからこんな性格になって、高校時代は〇〇を、大学時代は△△をした。」
幼少期からのできごとをつなげて考えて自分を振り返っていくと、自分が大切にしてきた価値観、楽しい・辛いと感じることは何で、どんな環境に居心地の良さを感じるのかが分かってきました。

自分らしさとは何か

自分年表をもとに自己分析を進めていくと、

・高校&大学進学時やアルバイト先など、新しい環境でも友達作るのが早かった
・アパレルショップでのアルバイトでは、クレーム対応などイレギュラーな場面が多かったが基本1人で対応できていた
・コロナ禍で外出できない環境だったけど、その時間を有効活用して資格に挑戦

一つ一つは大したエピソードでは無いなと思うことが、『環境や境遇の変化にストレスなく適応できる』ことが自分の武器だと気づくことができました。

LIXIL住宅研究所のエントリーシートでは、自己PR欄「あなたについて、一言で教えてください。」という問いに対して、

“好奇心旺盛なカメレオン人間”

と回答していました!新しい環境に物怖じしない性格と臨機応変に対応できる適応力をアピールしたかったからです。

新たな自己分析を始めてみて、強みに対する考え方が変わりました。
強いエピソードがあったり、他者と決定的に違うなにかがあったりとかではなく、「性格」「価値観」こそが自分らしさであり、その中に強みが隠れているのだと。私自身、自己分析を行う以前は、人とは違う強みがあるとは思っていませんでしたが、過去を振り返ることで適応力という自身の強みを見つけることができました。

自分らしさって作り上げる必要はない!
自分らしさってすごくなくていい!

当時お世話になっていた先輩に言われた言葉です。まさにその通りだと思います。私は自己分析を行うことで、面接で深堀りの質問をされることが怖くなくなりました。

また、作り上げた自分ではなく素直に話せるようになったことで、仮に選考で落ちてしまっても、「この企業は合わなかったのか、仕方ないな。」という気持ちの余裕も生まれました。企業側も作り上げた私ではなく、リアルな人物像が知りたかったのだと思います。

面接では嘘や誇張ではなく、できるだけありのままの自分でのぞむことがおすすめです。
これから就活にのぞむ学生の皆さんには、面接のために自分らしさを知るのではなく、自分に合う企業を知るために自分を知ろうとしてほしいです。

私がLIXIL住宅研究所に入社を決めた理由

タイトルに書いた「私が入社を決めた理由」に至るまで、だいぶ遠回りしました(笑)
私がLIXIL住宅研究所に入社を決めた理由は、社員全員が異なるキャリアを歩んでいるという点です。

LIXIL住宅研究所では選考前に、社員の方と話をする機会がありました。そのときの先輩社員の話は、建築を学んできたけれど入社後建築の知識を必要としない部署で働く人のエピソードや、ジョブローテーションの制度を活用し色々な部署を経験することで視野が広がる、といった内容で、自分でキャリアについて考えて行動していける環境だと感じました。

住宅業界は専門的な知識を求められるので、職種別採用の企業が多いと感じていました。業界内の他の企業と比較した際、LIXIL住宅研究所の総合職採用はキャリアの幅が広く、とても魅力的でした。
自分の強みは適応力だと考えていた私にはとても合っている会社だと思い、入社を決意しました。

実際入社して先輩社員と話していると、人によって経験してきた部署・仕事が様々で、「○○をしたくてこの部署を希望した。」という話をよく聞きます。決まったキャリアパスがなく選択肢の多さを実感します。

現時点での私自身の話をすると、対人関係で適応力が活きていると感じています。在宅ワークメインなので、最初のころは先輩社員とどう関係性を築いていくのか戸惑いました。当社ではブラザー・シスター制度といって、先輩がひとり私の教育担当としてついてくれる制度があるので、先輩から面識のない社員を紹介してもらうことで、次第に気軽に話せる人が増えてきました。

また、新入社員向けの部署紹介では全部署の方と直接話したり、慣れてきてからは自分からも積極的にオンラインで1on1ミーティングをしたり、出社時には一緒にランチをしたりして、気軽に相談できる関係性を作ることに注力しています。今後も継続して、先輩社員の方々とより良い関係性を築きながら、実務でも適応力を活かしていきたいです。

それに、福利厚生が充実していて、仕事だけじゃなく、プライベートな時間も大事にできるといった点も入社を決めた理由の一つです!
社会人になって今後何十年と働いていくことを想像したとき、仕事だけでなく趣味や自分の生活、将来的には家庭を持った時も、プライベートをおろそかにしたくないと思っていたので!

実際、フレックスタイム制度を活用して、満員電車を避けて出社したり、業務を早めに切り上げて先輩社員とご飯に行ったりしています!

さいごに

まだ入社して4ヶ月目、会社のことも仕事のこともまだまだ勉強中ですが、同期や先輩社員にも恵まれこの会社に入社して良かったなと思っています。
プライベートの時間も確保できる環境なので、自由にのびのびと仕事しています。「自由にってどういうこと?」と思われるかもしれませんが、現在の仕事の様子はまた後日別の記事で投稿させていただきます!

私個人の話でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
私は就活は苦労しましたが、自分と向き合う良いきっかけになりました。
就職活動中の皆さんも就職だけではない、有意義な就活ライフを過ごしてほしいです。陰ながら応援しています!!

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