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住宅フランチャイズチェーン(FC)とは?

こんにちは。LIXIL住宅研究所note編集部です。
皆さん、フランチャイズって知ってますか?そう、コンビニを代表とする事業形態(ビジネスモデル)の一つです。近年では、スポーツジム、飲食店、学習塾、リサイクルショップ、レンタル用品、クリーニング店など幅広い事業でFCが展開されています。
今回は、当社が取り組む「住宅フランチャイズチェーン」について皆さんにお伝えしていきたいと思います。

フランチャイズの意味と仕組み

そもそも「フランチャイズ」とは、本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟金(ロイヤリティ)を支払うことでブランドなどの商標の使用権や商品やサービスの販売権を得られるシステムです。加盟店は、本部が培ってきたブランド力や商品開発力などの経営のノウハウを活用できるため、個人で事業をはじめるよりも安心感があり、短期間で独立開業することができます。

FCシステムのイメージ

フランチャイズの市場

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会によるとFCの市場規模は、近年右肩上がりに伸びています。チェーン数は1300チェーン超、店舗数は25万4000店超もあるそうで、今や我々の生活には欠かせない存在となっています。
FCの代表的な業種はなんといっても「コンビニエンスストア」ですね。誰もが一度は利用したことがあるくらい、全国どこにでも展開しています。
それ以外にもスーパーマーケット、100円ショップ、ホームセンター、宅配販売、薬局、書籍販売、リユース店、スポーツ用品店、ホテル・レジャー施設、レンタカー、マッサージ、介護サービス、ペット関連サービス、冠婚葬祭業、保育所、運送業などもあるそうです。私たちの生活の各場面にFC事業は広がっているのです。皆さんご存じでしたか?

住宅フランチャイズチェーン(FC)ってなに?

各場面に広がっているFC事業の中に、「住宅」を扱うFCがあるのはご存じですか?住宅と言ったら、全国展開している大手ハウスメーカーを思い浮かべる方が多いと思います。一方、地元には代々続いてきた工務店もありますね。

住宅メーカーは、新しい設備機器の導入や新しい暮らし方の提案などの商品開発力、お客様を集めるイベントや仕掛けなどの宣伝力、ほかにも保証や資材供給などに強みがあります。一方、工務店は、豊富な施工実績や技術力、そして地元のことをよく知り、地元の特性を理解しているという強みがあります。住宅FCとは、この住宅メーカーの強みと工務店の強み、両方のメリットを併せてより良い住まいをお客様に提供する仕組みです。

なんで住宅FCなんてあるの?

なんで企業は、住宅などのFCで展開するのでしょう?儲かるのであれば自社でやればいいのでは、という疑問があると思います。企業がフランチャイズ展開をする理由は、「効率的に事業を大きくしたい」というのが目的だからです。

事業を拡大していくためには、住宅FCでいうと、自前で店舗拡大をしていこうとすれば、現地に土地を借りて、モデルハウスを建てて、人を雇って、広告を出して・・・と時間とお金がかかります。さらに住宅は既製品ではないので、現地の気候やニーズに合わせて用意する必要があります。これをFC展開することができれば、本部はつくり上げた商品・サービスのノウハウを現地の工務店に展開することで店舗展開のスピードを短縮することができます。逆に工務店は、本部が持つノウハウを活用することで、自社の課題(商品開発、集客、人材育成、資材供給、保証など)を補完することができます。個人的に住宅FCという仕組みは、住宅を購入したいお客様と住宅建築に取り組む工務店、さらに事業を展開したい企業の三方にメリットがある仕組みだと思います。

今回は、皆さんに「住宅事業」にも「FC」というものがあることを知っていただきたくて紹介させていただきました。

みんなにも読んでほしいですか?

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